AKB48の旅

AKB48の旅

求道者

2017年12月08日 | AKB
NGT48 アイドルの「覚悟」と、センターとしての「プライド」と、グループの「未来」と


荻野 こんなにもセリフに、魂を注ぎ込んだのは初めてだったので、本当にあれは私の全てです。アイドルになりたいと思っている子はたくさんいると思いますが、でもアイドルになったから終わりではなく、なってからの方がすごく厳しくて難しいんだなという事を、私もNGT48に入って実感しました。競争の世界だし、何かちょっとでもスキャンダルとかあったとしたら、そこで終わりだと思っています。ファンの信頼を失う事をしたら、それ以上上がることは絶対にないと思うので。

本当にアイドルになったら、アイドルに人生を捧げる事になったら、周りの友達のように恋愛も普通にはできないし、友達と好きな時に遊ぶという事もできないし、それを覚悟した上で、アイドルというものをやらなければいけないと思っています。アイドルになりたい子はこのMVを観てもらって、中途半端な気持ちでは務まらないという事を少しでもわかってもらった上で、是非挑戦して欲しいです。

実際、MVが公開されてから、女の子からInstagramやTwitterへのメッセージがすごく多くて。「AKB48第3回ドラフト会議」の審査で落ちてしまった子から「もう諦めたようと思ったけど、これを観てもう一回目指そうと思いました」というメッセージが、大袈裟かもしれませんが100件くらい来ました。私はこのMVはもちろん、悔しい思い、苦しい思いをしている人、自分の中で葛藤を抱えている人に届けたいという思いがありますが、一番はアイドルを目指してる女の子達に伝えたいなと思っていたので、それが本当に伝わったんだなって思って、すごく嬉しかったです。


一般論としてのチャレンジという理解でも良いんだけど、これはやはり「一所懸命の思想」として見るのが、より相応しいんじゃないかと思うし、であればこその求道者としての生き様ということでもあるんだろう。正に理想化された「古き良き」日本人の在り方。