AKB48の旅

AKB48の旅

なんとなく周回遅れ感

2018年07月04日 | AKB
『AKB総選挙』“名言狙い”のスピーチにげんなり 面白いのは「下位から17位まで」

しかしそれもムリもないという気もする。ここ数年の総選挙を現場で見てる(去年除く)者としてずっと言い続けてますが、選抜総選挙ってぜったい「下位から17位までのほうが面白い」んですって。そこまでは16人単位で発表して並んでコメント。下に落ちて明らかに怒ってる子や、ワケわかんなくなってる子とか、やっとランクインして心から喜んでる子とか、それでスピーチも短めに切られるし、知らないメンバーでも見てると面白い。このテンポこそ選挙速報にふさわしい。

 しかし16位以上になると、スピーチに悪慣れしたメンバーが増えてきて、名言狙いみたいなことばっか言い出すからゲンナリするんだ。私がこれからのAKBを作ります! AKBを守ります! AKB人生を全力で生き抜きます! みたいな。空虚である。宮根としても「ほーすごいね」とかしか言いようもなかろう。


なんかツッコミを入れたいような、けれども、その通りでございますとしか言えないような、なんとも居心地がよろしくない記事。ならば絡むなよ、と思われるかも知れないけど、そこは言わずもがなの一言が言いたかっただけかも知れない。

「下位から17位までのほうが面白い」も「スピーチに悪慣れ」も、その通りではあるんだけど、それでもそれって「なんとなく周回遅れ感」とでも言い放ちたくなる。なにより今年の総選挙の白眉は、そんな表面的なトコにはなかった。日本文明の際だった特徴とも言える「空白の中心」、そして表面的には語られることのない散逸構造的なサブストーリーこそが、今年の総選挙の隠されたメッセージだったという私見は、既述の通り。