AKB48の旅

AKB48の旅

秋元康氏の凱歌

2018年01月05日 | AKB
レコ大で涙したAKB総監督の横山、18年に期待

今回、「坂道シリーズ」の乃木坂46、欅坂46の2組が、初めて優秀作品賞に選出され、秋元康氏プロデュースの3組が初めて出そろいました。乃木坂46は、「AKB48の公式ライバル」として結成され、AKBとは違った戦略で人気や実績を積み上げ、1つの結果を出しました。そんなグループの晴れ姿を目の前で見て、もちろん祝福の意味もあったと思いますが、悔しい気持ちがわき上がったのだと想像できました。

秋元氏のプロデュースするアイドルグループを仮に分類してみると、全国展開戦略を執ってるのが、(広義の)AKB48、乃木坂46、欅坂46ということになる。一方で、地域密着戦略を取ってるのが、NGT48、STU48ということになる。地域と全国の中間で、それぞれ個別の戦略を取ってるのが、(狭義の)AKB48、SKE48、NMB48、HKT48と考えられる。

レコ大の賞としての妥当性はさておくとして、「第59回輝く!日本レコード大賞」の優秀作品賞に、その正に全国展開戦略を取ってる3グループがことごとく選ばれ、なおかつ大賞に乃木坂46が選ばれたというのは、秋元氏のプロデューサーとしての完勝という見方が可能だろうと思う。

横山総監督が悔しがるのは当然としても、物事にはモメンタムというものがあるわけで、秋元氏プロデュースの3グループの中から受賞するとしたら、それは乃木坂46だったことは、誰の目にも明らかだったろう。賞としての戦いは、実質、秋元グループが取るかどうかにあったんじゃないか。