AKB48の旅

AKB48の旅

「アヤカニたーん」

2018年01月30日 | AKB
第2期生オーディション開催について

そこで思い出すのが、2015年のNGT48結成後間もない頃に新潟市との取り組みとして製作した「新潟暮らしプロモーションムービー(通称:アヤカニたーん)」です。奇しくも、今回のコラボの趣旨を予言的に映像化した作品になっています。

NGT48第1期生オーディション合格を機に、生まれ育った兵庫県から遠く離れた新潟市に移り住みことになった太野彩香(アヤカニ)が、不慣れな街での生活に戸惑いながらも仲間や街の人々との触れ合いを通し、やがて新天地に馴染みアイドルとしての第一歩を踏み出していく姿が、市民の皆様にはお馴染みの風景の中で描かれる作品です。

この作品を観て新潟市の魅力を知り、社会人としての転職の場として、また第二の人生を過ごす地として、新潟市を選んだ方もいらっしゃると伺っています(《新潟市移住・定住情報サイトHAPPYターン》にてご覧いただけます)。

今回のオーディションも「アヤカニたーん」と同じく、アイドルを目指す方だけではなくIターンを検討している幅広い方に向けて、新潟市をアピールしていくきっかけになれば幸いです。


迂闊にも今まで「アヤカニたーん」を知らなかった。NGT48第2期生オーディションのアナウンスから、ようやくにして視聴に辿り着いたという体たらく。今更ながらにNGT48の「地域密着・地元貢献」の本気度、などというと失礼にも程がある、当初から足が地に着いた取り組みに気づかされた。

いや、そうじゃない。これは決してNGT48だからというのではなくて、AKBムーブメントは初めっから言わば現場主義だった。秋葉原という時代流動性の高い立地での劇場からの出発だった。「会いに行けるアイドル」という直接的なリアリティ、握手会に代表される「接触」する立ち位置だった。様々な幻想を日常に接続する試みだった。だからこそ、そこに「あつみなの奇跡」が発動するとき、この現代日本においても「神」が現前することができた。当たり前のように変わることなく、日本は八百万の神々の国だった。

言い方を変えるなら、「地域密着」という理念先行ではなくて、幻想を繰り込んでの日常的な活動の延長上に現れる必然としての「地域密着」。とするなら、このNGT48の「戦略」は、少なくともこの日本においては、普遍性を獲得できる可能性が高い。STU48も同様の方向性であると思われるし、この動きは全国に広がって行けるだけのポテンシャルを秘めてることになる。

新潟市×NGT48太野彩香 アヤカニたーん 新潟暮らしPV

【新潟シティチャンネル】新潟市×NGT48太野彩香 メイキングアヤカニたーん