AKB48の旅

AKB48の旅

「オリコンランキングは二重の意味でハッキングされた」

2018年01月25日 | AKB
「オリコン1位」はなぜ巨大な影響力を持つのか? 編集主幹が明かす

 「AKB商法」がオリコンランキングをハッキングしたと捉える見方は多い。

 ただ、それを単に握手会などの特典を目当てにしたファンの複数枚購入を煽ること、それによってセールス枚数を稼ぎ宣伝効果にすることだけだと捉えると、実はその指摘は半分しか当たっていない。特典商法は他のアイドルやアーティストもやっていることだ。

 むしろハッキングの本質は選抜総選挙にある。

 AKB48のみが「人間の対決」という仕組みをそのプラットフォームの中に内在している。人気の指標を、明確な基準によって集計された数字によってランキング化する。その独自のシステムを持っている。

 かつて小池聰行が絵ハガキを売りながら気付いた「人気を数値化する」システムは、少なくともAKB48においては年に一度のシングル選抜総選挙に代替されるようになっていた。

 人々の耳目を集めるランキング対決も、グループ内部で行われるようになっていた。

 しかも、その投票券を封入したシングルは毎年圧倒的な売り上げ枚数となり、2010年から2017年に至るまで7年連続でオリコン年間ランキングの1位を記録している。

 オリコンランキングは二重の意味でハッキングされたのである。


非常に示唆に富む秀逸な指摘。全面的に同意させていただきたい。

柴那典氏の署名記事。寡聞にして初見のお名前のような気がするけど、ちゃんとWikipediaとかもあるな。