AKB48の旅

AKB48の旅

「黄金世代」

2018年01月09日 | AKB
AKB48グループ過去最多40人が成人式 向井地・宮脇らが抱負「全盛期をもう一度!」

さらなる飛躍を誓った宮脇は「この40人は何世代?」という恒例の質問に「私たちは“黄金世代”です!」と力強く宣言。「そう呼ばれるように頑張りたい。AKB48の全盛期をもう一度、このメンバーで作っていきたい!」と目を輝かせると、メンバーたちも大きくうなずいていた。

宮脇さんの言葉通り、個々のメンバーの資質、能力を眺めるなら、確かに「黄金世代」なのかも知れない。個々人で見るなら、かつての神セブンの世代すらも凌駕してるかも知れない。

けれどもかつての神セブンには「ファーストジェネレーションの魔法」がかかっていた上に、「あつみなの奇跡」が結晶化の核となって、自己組織化共同体が形成され、1+1が2ではなくて3にも10にもなるという相転移が現前してた。神セブンを依り代としたAKBGは巨大な共同幻想、つまりは濱野氏の言うように正に「神」にすらなっていた。

そういう視点では、現状のAKBGからは構造が希薄化し、物語の生成力が失われて久しいとも言える。

秋元氏の持論とも言える、0から1を生み出すのではなくて、0.1を1に育てるというのがあるけど、あれは個人を含めた個別の事象、シンプルな構造論ということになる。けれどもAKBGの過去を振り返ってみるなら、何より決定的だったのは自己組織化という複雑系の構造化だった。

やはり「あつみなの奇跡」は一度きりのものだった、そういうことになるんだろうか。