マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

TOWER・その6 

2009-04-09 13:59:47 | ラーメンズ
よろしいでしょうか、想像してみてください。

本多劇場です。「演劇の街」下北沢のシンボル的な存在の劇場です。

そして、今、この小屋では二人組みの男達が、二年ぶりの公演を、定番の真っ黒い舞台設定で行っています。



一つ目の演目が終わりました。

照明が落とされ薄暗くなった舞台で、二人仲良く唯一の小道具「箱」を動かしています。

そして、次の演目の立ち位置へ移動していきます。

一人は壁際に座り、一人は下手へ。


二つ目の演目が終わったようです。

照明が落とされると、二人手際よく「箱」の位置変えに取り掛かってます。

そして、今度は上手に箱を椅子代わりに座って待機です。


三つ目の演目が終わりました。

薄暗い舞台上では、一人の男が先ほどの演目の疲れか肩で息をしながら「箱」の片付けをしています。

もう一人が、それを確認して同じ肩で笑いながら、手伝ってます。

そして、次の演目ではどうやら、小道具はないようです。

一人の男が舞台正面に立って、照明がつくのを待ちます。


四つ目の演目が終わりました。

衣装の仕度に時間がかかると思いきや、短時間で二人が出てきました。

今度も小道具はありません。

リラックスして下手に座り込んでいる様子が伺えます。


五つ目の演目が終わりました。

照明は落とされていますが、話の続きを一人が演じてます。

一通り行った後、一旦姿を消し「箱」を持って再び舞台へ出てきました。

そして、積み重ねています。

と、そこへ何やら幅広の衣装をまとった一人が、ゆっくり登場です。


六つ目の演目が終わりました。

身軽な一人が「箱」の移動をしています。

なかなか姿を現さないもう一人のわけを、衣装を脱ぐ仕草で表現しています。

薄暗い中でも、十分伝わる、ほんの数秒の出来事です。





照明がつくまでのほんの数分間、観客は、興奮と哄笑の中で、次なる演目への想像と予感、そしていい意味での裏切りを期待する。

一つの出し物が終了しても、観客に終わりはない。

彼らの停止状態も、次に進む精神的切り替え状態も、小道具の準備も、全てが出し物なのだ。

そう、待ちに待った二人の公演。

瞬きするのも、惜しいくらいの。



さて、ここで問題です。

この二人は、誰でしょうか?

回答  RAHMENS(片桐仁・小林賢太郎)




コメント (1)
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