マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

TOWER・その7 Tower詩集より

2009-04-10 15:17:51 | ラーメンズ
「ボク、男には、興味ないんだよね」     
         と、京都タワーが言った。

              
          [01/04/2009Tower詩集]より ma-ちん




「ハイウェストな京都タワーが、好きなのよ 」

            と、ツルちゃんは言った。

「見りゃわかる」

            と、カメヒコは言った。

「タワーが好きじゃない人間は、好きこのんで塔のつなぎなんて着ない」


「これ、5段のティヤードスカートなんだけどな」
            
            と、ツルちゃんはつぶやいた。

「やれやれ」   
            と、カメヒコは思った。

      
          [01/04/2009Tower詩集]より yo-ちん



マシュマロは、この世で一番色白美人だと思い

お煎餅は、この世で一番小麦色の肌が似合うと思っている。

二つは、自分達の名前の響きには、興味がない。

        
          [01/04/2009Tower詩集]より ma-ちん




「ほんとは、空だって飛べるのにな・・」

崩れたシャンパンタワーの後片付けをしながら、箒は遠い目をした。

あやとりの箒は、その遠い目の中を、浮遊していた。


          [01/04/2009Tower詩集]より yo-ちん





「いくら、いい男のオレがお前を見つめているからっといって、毎回、赤くなる事、ないじゃないか。こっちが、照れるぜ」
 
 と、カメヒコは、東京タワーに言った。

          [01/04/2009Tower詩集」より ma-ちん



『長いモノには巻かれろ』と言われて育った卑屈なツルちゃんは

腑に落ちない思いで、長いモノを巻いた。

そして、彼は変わった。

「ボク、もう卑屈じゃないもん。」
      
          [01/04/2009Tower詩集」より yo-ちん
      




「はい、免許証出して。ノーヘル1点減点、二人乗りだから罰金5千円ね」


  ガマンチョメンガーでも、白バイには勝てない。


          [01/04/2009Tower]詩集より ma-ちん
     
      



箱は、カメヒコに抱っこしてもらって積まれるのをじっと待っている。 

「カメヒコ、大好き。」


ツルちゃんは、箱の上でよろけた。

「クリムゾンメサイアは、禁止なんだからぁ。」


「カメヒコー、ピアノ弾いて♪」

           ・・・箱の気持ち。

    
          [01/04/2009Tower詩集]より yo-ちん


「ワタシをわしづかみにしないで!」

「やさしいツルちゃんが好き。」

「ツルちゃん、タワー作って~」

          ・・・あやとりの気持ち。


※作者注:ツルちゃんが好きと思ってるけど、カメヒコに心をわしづかみにされちゃってるかも。

          [01/04/2009Tower詩集」より yo-ちん




人は誰しも、優柔不断な心の葛藤を克服する為の手段として、
スタバーに通いつめるのだ。   


えっっと・・、キャラメルマキアート、グランデ、熱め、フォームミルク高脂肪、フォームスチーム7対3、キャラメルダブル・・。

          [01/04/2009Tower詩集]より ma-ちん



紐が取れちゃった、くす玉の中身。

中の垂れ幕はなんて書いてあるのか?・・・割ってみよう。

ぱかーん!


『祝・スタバ・フル装備・制覇!』紙吹雪+紙テープ

そこに現れたる、フル装備のクリムゾンメサイアー。

カメヒコは、嬉しそうにお持ち帰りしたキャラメル・マキアートなんたらかんたら・・を渡した。

         [01/04/2009Tower詩集]より yo-ちん
  


「三分間しかもたないんでしょ。しかも点滅してるし、不安な音出てるし・・残念だけどご縁がなかったと言う事で」



カメヒコ「どうだった?・・お前の再就職にスタバ、最高の環境だと思ったのになあ。」

ウ-トラマン「・・・・」
  

          [01/04/2009Tower詩集]より ma-ちん



「いつもの奴ってなに? やって、やって。」 
          
  とカメヒコが言った。

ツルちゃんは、おもむろに、紙袋をかぶった。

「それ、ウートラマン?クリムゾン・メサイア?それともマスターセバルコス?」

「ラーメンマンと戦う・・・ウォーズマンだ!」

「げーー、ツルちゃん、紙袋もらったからって
  スタバでそんなことして遊んだらまずいよ。」


「わかったよぉ。じゃあ、今度はボクに、いつもの奴、やって。」 
         
 とツルちゃんが言った。


カメヒコは、言われるがまま、ツルちゃんのかゆいところを掻いてやった。

かりかり。


          [01/04/2009Tower]詩集より yo-ちん



東京タワーの見える部屋にて~ ]

ただいまー。お帰りー。

自分たちで両方言ってどうするんだ。

カメヒコ、名古屋県、楽しかったね。甘い手羽先も、ひつまぶしも美味しかったし。

うん、全体的にねー。 では、ひとまず、[Tower] 二段落に・・、

乾杯!

ほら見てツルちゃん。東京タワーのダイヤモンドヴェールの輝きを。

きれいだな。ボクたちのルームシェアも、早11年になるんだね。

そうか、スイート10ダイヤモンドを超えたんだな。

(ふたりは感慨にひたりながら飲み、夜は更けてゆく・・)




・・・さぁ、あと少しで日付変わって17日だね。カメヒコ、見ててごらん。

時報、ぽ・ぽ・ぽ・ぽー

(ツルちゃん、窓から、東京タワーに向かって、息を吹きかける)

ふっ・・!(タワーの赤いライト、0時消灯!) ーん。


ハッピーバースデー!賢太郎!

          [17/14/2009Tower詩集]より  yo-ちん





「うーーんとね、だから、オレが、今ここで、バク天左ひねり宙返りを成功させたと仮定してだなあ、はい、今決めましたっ!!で、お前の発する言葉は!!」

「おーーー」

「次いくぞ。えーーとねぇ。風が吹いた。もの凄く強い風がふいたんだよ。ほこりとか細かいゴミとか一杯、そのーーなんだ・・えっっっと・・・」

「巻き込んで」

「そうそう、巻き込んでだ。そして、そのゴミが、顔の一部のどっかに入った」

「目」

「そうそう、当り。じゃあ、次いくぞーー!!お前が、キーボード叩きながら、よく、箸使ってチップスター食うよな。どっかが汚れるのがイヤだからだよな」

「キーボード」

「違う、違う、モトの方だよ」

「指?」

「うーーーーーん、惜しい。その全体」

「手」

「そうそう、それに濁点付けて」

「手゛」

「おーーーい、いい感じ。では、最後です。今回のラーメンズ本公演タイトル日本語に直して言ってください」

「塔」


「はい。出揃いました。初めから続けてどうぞーーー」


「お・め・で・とう」

「賢太郎・・昨日のオレの気持ち」

「・・・・・遅っせえよ!!」


          [18/04/2009Tower]詩集より ma-ちん

  

~ [Tower]楽屋にて ~

K: 三!・・・三越のライオン。六!・・・バキュンバキューン、六本木の帝王、田中カクウェイ!

合わせてボク、三六歳!なーんてネタ、つまんないよなぁ~。

J: ねぇ、Kー、三越のライオン、南大門の像、どっちが怖い?

K: おまえのマーライオーレ。

J: ・・・。 じゃあ、この世の中で、何が1番怖い?スタバでの注文?

K: いや、己の才能、かな。

J: かっこいいーー。

K: (楽屋のそこらへん片付けながら)
   おまえ、さっきから、なにカリカリ書いてんだよ。

J: サインだよ。思いのほか物販の本が売れちゃってさぁ。また今日から大阪だしな。

K: 相変わらずだな。フリーメイソンの絵? 天使と悪魔か・・。
   天使のJちゃんだもんな~。

J: Kは、どうして戯曲集の宣伝やサインをしないの?

K: だって、ボクは悪魔の申し子だもん。 
   ふふふ、サイン禁止、写メ・メモ禁止、クリムゾンメサイア禁止!



ma-ちんとyo-ちん:アウトローで極端にひねくれた異分子の悪魔が好き。
             あ、才能があることも重要な条件。

サインもメモも画像もないのに、脳内で、こんなに一粒で2度美味しいどころか、
7度も8度も美味しく遊ばせてくれたラーメンズに感謝。

でも、これから、ちょっくら下北から二子玉方面にランニング行ってきまーす。




J: ・・・あのふたり、頭、冷やしに行ったの?

K: いや、頭に血が昇ってるらしい、タワーだけに。

J: で、これって詩集?

K: (うなずきながら) 塔!



K:Kamehiko J:Jsuruhiko


          [20/04/2009Tower]詩集より yo-ちん


  
コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする