よろしいでしょうか、想像してみてください。
本多劇場です。「演劇の街」下北沢のシンボル的な存在の劇場です。
そして、今、この小屋では二人組みの男達が、二年ぶりの公演を、定番の真っ黒い舞台設定で行っています。
一つ目の演目が終わりました。
照明が落とされ薄暗くなった舞台で、二人仲良く唯一の小道具「箱」を動かしています。
そして、次の演目の立ち位置へ移動していきます。
一人は壁際に座り、一人は下手へ。
二つ目の演目が終わったようです。
照明が落とされると、二人手際よく「箱」の位置変えに取り掛かってます。
そして、今度は上手に箱を椅子代わりに座って待機です。
三つ目の演目が終わりました。
薄暗い舞台上では、一人の男が先ほどの演目の疲れか肩で息をしながら「箱」の片付けをしています。
もう一人が、それを確認して同じ肩で笑いながら、手伝ってます。
そして、次の演目ではどうやら、小道具はないようです。
一人の男が舞台正面に立って、照明がつくのを待ちます。
四つ目の演目が終わりました。
衣装の仕度に時間がかかると思いきや、短時間で二人が出てきました。
今度も小道具はありません。
リラックスして下手に座り込んでいる様子が伺えます。
五つ目の演目が終わりました。
照明は落とされていますが、話の続きを一人が演じてます。
一通り行った後、一旦姿を消し「箱」を持って再び舞台へ出てきました。
そして、積み重ねています。
と、そこへ何やら幅広の衣装をまとった一人が、ゆっくり登場です。
六つ目の演目が終わりました。
身軽な一人が「箱」の移動をしています。
なかなか姿を現さないもう一人のわけを、衣装を脱ぐ仕草で表現しています。
薄暗い中でも、十分伝わる、ほんの数秒の出来事です。
照明がつくまでのほんの数分間、観客は、興奮と哄笑の中で、次なる演目への想像と予感、そしていい意味での裏切りを期待する。
一つの出し物が終了しても、観客に終わりはない。
彼らの停止状態も、次に進む精神的切り替え状態も、小道具の準備も、全てが出し物なのだ。
そう、待ちに待った二人の公演。
瞬きするのも、惜しいくらいの。
さて、ここで問題です。
この二人は、誰でしょうか?
回答 RAHMENS(片桐仁・小林賢太郎)
本多劇場です。「演劇の街」下北沢のシンボル的な存在の劇場です。
そして、今、この小屋では二人組みの男達が、二年ぶりの公演を、定番の真っ黒い舞台設定で行っています。
一つ目の演目が終わりました。
照明が落とされ薄暗くなった舞台で、二人仲良く唯一の小道具「箱」を動かしています。
そして、次の演目の立ち位置へ移動していきます。
一人は壁際に座り、一人は下手へ。
二つ目の演目が終わったようです。
照明が落とされると、二人手際よく「箱」の位置変えに取り掛かってます。
そして、今度は上手に箱を椅子代わりに座って待機です。
三つ目の演目が終わりました。
薄暗い舞台上では、一人の男が先ほどの演目の疲れか肩で息をしながら「箱」の片付けをしています。
もう一人が、それを確認して同じ肩で笑いながら、手伝ってます。
そして、次の演目ではどうやら、小道具はないようです。
一人の男が舞台正面に立って、照明がつくのを待ちます。
四つ目の演目が終わりました。
衣装の仕度に時間がかかると思いきや、短時間で二人が出てきました。
今度も小道具はありません。
リラックスして下手に座り込んでいる様子が伺えます。
五つ目の演目が終わりました。
照明は落とされていますが、話の続きを一人が演じてます。
一通り行った後、一旦姿を消し「箱」を持って再び舞台へ出てきました。
そして、積み重ねています。
と、そこへ何やら幅広の衣装をまとった一人が、ゆっくり登場です。
六つ目の演目が終わりました。
身軽な一人が「箱」の移動をしています。
なかなか姿を現さないもう一人のわけを、衣装を脱ぐ仕草で表現しています。
薄暗い中でも、十分伝わる、ほんの数秒の出来事です。
照明がつくまでのほんの数分間、観客は、興奮と哄笑の中で、次なる演目への想像と予感、そしていい意味での裏切りを期待する。
一つの出し物が終了しても、観客に終わりはない。
彼らの停止状態も、次に進む精神的切り替え状態も、小道具の準備も、全てが出し物なのだ。
そう、待ちに待った二人の公演。
瞬きするのも、惜しいくらいの。
さて、ここで問題です。
この二人は、誰でしょうか?
回答 RAHMENS(片桐仁・小林賢太郎)