お盆もいよいよおしまい、今日は送り盆ですね。
私の子供の頃は(実家の方では)、
13日の夕方に玄関先で迎え火を焚き、ご先祖さまの霊をお迎えします。
♪ 盆さま 盆さま この灯りできておくれぇ~ ♪ と、大きな声で歌いながら・・・
そして、送り盆の16日の夕方には送り火を焚いて、ご先祖さまの霊をあの世にお送りします。
♪ 盆さま 盆さま この灯りで行っておくれぇ~ 秋の彼岸にまた来ておくれぇ~ ♪
こちら安曇野では、13日の夕方に提灯を下げてお墓までお迎えに行き、16日の夕方にはお墓までお送りします。
同じ信州でも、その地域によって風習というものも違いますねぇ~
みなさんも、ご先祖様をお迎えして帰省した家族も加わり、昔話に花が咲いたことでしょうね。
…というわけで、今日のブログは昔懐かしい道具と収穫のお話。
あらっ、お盆とかご先祖様とかにはあんまり関係のないお話ですかねぇ~
近頃お花の話題ばかりだったので、たまには変わったお話でも…と思いまして・・・
よく考えてみたら、このお話もひとつ前の季節のお話でした。
またまた季節外れの話題で恐縮なのですが・・・またかぁ~と、呆れながらごらんください。
畑に実った小麦が、たくさん収穫できました。
作った小麦の種類は、しらねぇ~。
いえ、知らないんじゃなくって、小麦の種類が『しらね』なのです。
まず、畑に実った小麦をバインダーで刈り取ります。
(長雨で、刈り取りの時期になってもなかなか作業ができず困ってしまいました。)
そして刈り取った小麦は『ハゼ掛け』という方法で、自然乾燥させます。
(ここでも毎日降り続ける雨のため、自然乾燥がなかなかできません。)
次は小麦の脱穀です。
昔懐かしい『足踏み式脱穀機』で、一束ずつ小麦を穂から落とします。
(実は昨年この脱穀作業はコンバインを使ってやったのですが、秋になってハゼ掛け稲の脱穀をしたときに籾(もみ)の中に少量の小麦が混ざってしまうトラブルが発生。そこで今年はコンバインを使わずに、昔ながらの方法で脱穀をすることになりました。)
足踏み式脱穀機とは、
足踏みすることによって逆V字型の針金を埋め込んだ円筒形のこぎ胴を回転させ、小麦の穂から実をこそぎとる機械なのです。
先ずは、懐かしの足踏み式脱穀機からご紹介しましょう。
これが足踏み式脱穀機です・・・
『樋口式』という脱穀機のようですね・・・
こうして足で踏むことによって・・・
歯車が回りだし、こぎ胴を回転させ、小麦を脱穀します・・・
足で踏んでドラムを回転させながら、同時に手に持っている小麦の束を実が取れやすいように廻さなければいけません。
趣味の世界だから…と、旦那さま一人で楽しみながらこの足踏み作業をやりましたが、実のところはかなりの重労働だったようです。
それでは、旦那さまの脱穀作業中を覗いてみましょう。(これは7月23日の作業です…)
こぎ胴が止まっているので、逆V字型のこぎ歯が見えていますね・・・
さぁー、足踏みをしてこぎ胴を廻し、差し込んだ束の脱穀です・・・
「ギィ~コン、 ギィ~コン、 ギィ~コン、 ギーコン、 ギーコン…」
と、重そうな音から次第に軽快な音に変わって、懐かしい足踏み式脱穀機の始動開始です。
差し込まれた小麦の束からは、次々とバラバラと音をたてながら実が落ちていきます。
手に持った束を廻しながら、穂から小麦を落とします・・・
ちょっと派手な青緑色のシートは、脱穀中の小麦が飛び散るのを防ぐためのものです。
脱穀された小麦は三種類の『ふるい』を使って、3回に分けて大きなごみを取り除きます。
その後、手動式のゴミ取り装置『とうみ』でゴミを吹き飛ばして、きれいな小麦にします。
きれいになった小麦は、縁側に広げて雨の合間を見ながら三日間ほど天日乾燥させます。
(この頃になると毎日夕立がきて、てんやわんやでした。)
そして、最後に小石やゴミを拾って仕上げをし、ペール缶に収めて収穫完了となります。
これが今年収穫した小麦、『しらね』です・・・
こんなにたくさん収穫できました・・・
15kgの小麦が入ったペール缶が3個。今年は約45kgの収穫です。
この小麦たちは10kgずつに分けて製粉所で製粉してもらい、毎朝食べるベーグルへと変身します。
この量だと、9ヶ月分位の二人の朝食になるだろうと、旦那さまは言っておりますが・・・
ベーグルは、12日に一度位の割合で作って冷凍保存。もちろんこれは、旦那さまのお仕事です。
小麦は、時々手打ちうどんになったり、時にはピザパイにもなります。
たまにはじっくりと時間をかけて、石臼挽きのうどんもいいですね。
今日の、お・ま・け
久々におまけつきブログです。今日のおまけも、収穫のお話・・・
昨日、旦那さまが畑からスイカを収穫してきました。初スイカです!
なんとまぁ、大きなスイカだこと・・・超特大スイカです。
ちょっと「いびつ」の超特大スイカ・・・
(比較対象は、牛乳パックにお願いしました…)
うちの旦那さま、教科書(?)片手に今年初めてスイカ作りに挑戦です。
それによると、花が咲いてから約30日目で収穫可能だとか・・・
まだ日は少し残っているけれど、だいぶ大きくなってきたし待ちきれないから収穫してきたのだそうです。
それにしてもこんなに大きなスイカ。中身は大丈夫なのかしら・・・
ちょうど顔を出していた娘と私の見守る中、旦那さまによる『スイカ入刀』です。
「うわぁ~ やっぱりぃ~~~」
そうです。割ってみると予想通りに中は大きな空洞・・・
とても写真を撮ってお見せできるような状態ではありません。
でも、お味はというと・・・これが甘くて、とっても美味しいスイカでビックリ!
畑にはまだ3個の大きなスイカがあるのだとか。
さてさて、残りのスイカの中身はどうなっているのでしょうね。
(なんとなく予想はつきますけど…)
その前に、今日割った超特大スイカを早く食べてしまわないと・・・
今日もスイカ、明日もスイカ・・・当分の間、おやつはスイカになりそうだわぁ。
私の子供の頃は(実家の方では)、
13日の夕方に玄関先で迎え火を焚き、ご先祖さまの霊をお迎えします。
♪ 盆さま 盆さま この灯りできておくれぇ~ ♪ と、大きな声で歌いながら・・・
そして、送り盆の16日の夕方には送り火を焚いて、ご先祖さまの霊をあの世にお送りします。
♪ 盆さま 盆さま この灯りで行っておくれぇ~ 秋の彼岸にまた来ておくれぇ~ ♪
こちら安曇野では、13日の夕方に提灯を下げてお墓までお迎えに行き、16日の夕方にはお墓までお送りします。
同じ信州でも、その地域によって風習というものも違いますねぇ~
みなさんも、ご先祖様をお迎えして帰省した家族も加わり、昔話に花が咲いたことでしょうね。
…というわけで、今日のブログは昔懐かしい道具と収穫のお話。
あらっ、お盆とかご先祖様とかにはあんまり関係のないお話ですかねぇ~
近頃お花の話題ばかりだったので、たまには変わったお話でも…と思いまして・・・
よく考えてみたら、このお話もひとつ前の季節のお話でした。
またまた季節外れの話題で恐縮なのですが・・・またかぁ~と、呆れながらごらんください。
畑に実った小麦が、たくさん収穫できました。
作った小麦の種類は、しらねぇ~。
いえ、知らないんじゃなくって、小麦の種類が『しらね』なのです。
まず、畑に実った小麦をバインダーで刈り取ります。
(長雨で、刈り取りの時期になってもなかなか作業ができず困ってしまいました。)
そして刈り取った小麦は『ハゼ掛け』という方法で、自然乾燥させます。
(ここでも毎日降り続ける雨のため、自然乾燥がなかなかできません。)
次は小麦の脱穀です。
昔懐かしい『足踏み式脱穀機』で、一束ずつ小麦を穂から落とします。
(実は昨年この脱穀作業はコンバインを使ってやったのですが、秋になってハゼ掛け稲の脱穀をしたときに籾(もみ)の中に少量の小麦が混ざってしまうトラブルが発生。そこで今年はコンバインを使わずに、昔ながらの方法で脱穀をすることになりました。)
足踏み式脱穀機とは、
足踏みすることによって逆V字型の針金を埋め込んだ円筒形のこぎ胴を回転させ、小麦の穂から実をこそぎとる機械なのです。
先ずは、懐かしの足踏み式脱穀機からご紹介しましょう。
これが足踏み式脱穀機です・・・
『樋口式』という脱穀機のようですね・・・
こうして足で踏むことによって・・・
歯車が回りだし、こぎ胴を回転させ、小麦を脱穀します・・・
足で踏んでドラムを回転させながら、同時に手に持っている小麦の束を実が取れやすいように廻さなければいけません。
趣味の世界だから…と、旦那さま一人で楽しみながらこの足踏み作業をやりましたが、実のところはかなりの重労働だったようです。
それでは、旦那さまの脱穀作業中を覗いてみましょう。(これは7月23日の作業です…)
こぎ胴が止まっているので、逆V字型のこぎ歯が見えていますね・・・
さぁー、足踏みをしてこぎ胴を廻し、差し込んだ束の脱穀です・・・
「ギィ~コン、 ギィ~コン、 ギィ~コン、 ギーコン、 ギーコン…」
と、重そうな音から次第に軽快な音に変わって、懐かしい足踏み式脱穀機の始動開始です。
差し込まれた小麦の束からは、次々とバラバラと音をたてながら実が落ちていきます。
手に持った束を廻しながら、穂から小麦を落とします・・・
ちょっと派手な青緑色のシートは、脱穀中の小麦が飛び散るのを防ぐためのものです。
脱穀された小麦は三種類の『ふるい』を使って、3回に分けて大きなごみを取り除きます。
その後、手動式のゴミ取り装置『とうみ』でゴミを吹き飛ばして、きれいな小麦にします。
きれいになった小麦は、縁側に広げて雨の合間を見ながら三日間ほど天日乾燥させます。
(この頃になると毎日夕立がきて、てんやわんやでした。)
そして、最後に小石やゴミを拾って仕上げをし、ペール缶に収めて収穫完了となります。
これが今年収穫した小麦、『しらね』です・・・
こんなにたくさん収穫できました・・・
15kgの小麦が入ったペール缶が3個。今年は約45kgの収穫です。
この小麦たちは10kgずつに分けて製粉所で製粉してもらい、毎朝食べるベーグルへと変身します。
この量だと、9ヶ月分位の二人の朝食になるだろうと、旦那さまは言っておりますが・・・
ベーグルは、12日に一度位の割合で作って冷凍保存。もちろんこれは、旦那さまのお仕事です。
小麦は、時々手打ちうどんになったり、時にはピザパイにもなります。
たまにはじっくりと時間をかけて、石臼挽きのうどんもいいですね。
今日の、お・ま・け
久々におまけつきブログです。今日のおまけも、収穫のお話・・・
昨日、旦那さまが畑からスイカを収穫してきました。初スイカです!
なんとまぁ、大きなスイカだこと・・・超特大スイカです。
ちょっと「いびつ」の超特大スイカ・・・
(比較対象は、牛乳パックにお願いしました…)
うちの旦那さま、教科書(?)片手に今年初めてスイカ作りに挑戦です。
それによると、花が咲いてから約30日目で収穫可能だとか・・・
まだ日は少し残っているけれど、だいぶ大きくなってきたし待ちきれないから収穫してきたのだそうです。
それにしてもこんなに大きなスイカ。中身は大丈夫なのかしら・・・
ちょうど顔を出していた娘と私の見守る中、旦那さまによる『スイカ入刀』です。
「うわぁ~ やっぱりぃ~~~」
そうです。割ってみると予想通りに中は大きな空洞・・・
とても写真を撮ってお見せできるような状態ではありません。
でも、お味はというと・・・これが甘くて、とっても美味しいスイカでビックリ!
畑にはまだ3個の大きなスイカがあるのだとか。
さてさて、残りのスイカの中身はどうなっているのでしょうね。
(なんとなく予想はつきますけど…)
その前に、今日割った超特大スイカを早く食べてしまわないと・・・
今日もスイカ、明日もスイカ・・・当分の間、おやつはスイカになりそうだわぁ。
脱穀機がまだ使える状態であると言うことに、ビックリしました。
それに小麦を植えていらっしゃることにも驚きです。
「名前は、しらねぇ~ いや知らないのではなく、名前が(しらね)です」
と言うくだり、笑ってしまいました。
小麦を植えていたら、用途が沢山あり便利ですね。私も自家製の小麦で
パスタとか出来たらいいなあと、昔から思っています。
初めてお植えになったスイカ、大きく育ちましたね。美味しかったとのこと
おめでとうございます。後の3つのスイカも楽しみですね。
>脱穀機がまだ使える状態であると言うことに、ビックリしました。
これは昔から家にあったものではないのですよ。
数年前に不動産屋をしている従兄弟から主人が譲り受けたものです。
なんでも、どこかの古い家の土蔵を壊したときのものだとか・・・
このようなものが物置で眠っていても邪魔にしかならないけれど、
こうして活躍してくれると嬉しいものですね。
こういった昔のものって、意外としっかりできているのですねぇ~
ちゃんと役目を果たしているのを見て、私も驚きました。
>私も自家製の小麦でパスタとか出来たらいいなあと、昔から思っています。
パスタは、以前に製麺機を使って作ったことはあります。(主人が…)
でもね、自家製小麦粉ではなくて、ギュラムセモリナ粉を使ってですけど・・・
「製麺機でラーメンを作ったときよりはうまくできたぞぉ…」と、
主人が自慢げに申しております[E:happy01]
初めてのスイカは・・・
味はとってもよかったのですが、あまりにも大きくし過ぎちゃって、
真ん中が、大きな大きなとっても大きな空洞でしたぁ[E:coldsweats01]
包丁を入れたときに、あのピシッという快音が聞こえなかったから、
これはもしや…とイヤな予感がしたのですが・・・
案の定でしたぁ~
残りの3つも楽しみなんだけど、全部空洞だったらどうしましょう・・・
まぁね、失敗は成功のもと。来年はきっと上手に作ってくれるでしょう。
信州の私の家にもありましたよ。
家では、麦は作っていなかったので、
お米の籾用に、使っていました。
今実家では、お米も作っていないので、ありませんが、
今もっている家は少なくありませんか?
スイカ大きいですね。
中が空洞だったとは残念!
花が咲いて三十日、それより早めの収穫なのに、
実が入り過ぎですか。
後三つ、もっと早めに、収穫しなくてはなりませんね。
私も、音で聞き分けられないから、
まともに収穫出来た事は、無かったですねえ。
足踏み式脱穀機、懐かしいですよね-。
kamyさんの家にも昔はあったのですね。
私の実家でも使っていました。同じく、お米の籾用です。
今持っている家は、ほとんどないんでしょうね。
使うこともないですから・・・
もしあったとしても、お蔵の奥などに押し込んであるとか。
この脱穀機も、そのような状態だったものを譲ってもらったらしいです。
今使っているとすれば、何かのイベントなどでしょうかね。
昔の道具を子供達に教える…とか・・・
後は、趣味で昔ながらの道具で農作業をしているとか・・・
我が家のような使い方は、あまりないと思いますよ。
ご近所からは、『物好きだねぇ…』って、言われているかも[E:coldsweats01]
スイカ、大き過ぎますって!
>後三つ、もっと早めに、収穫しなくてはなりませんね。
そうなんですけど、まだ冷蔵庫の中には昨日切ったスイカがどっさり・・・
これを消費してからでないと、次が収穫できないのですよー。
トマトやキュウリは見た目で収穫時期がわかるからいいですけど、
スイカの収穫時期って、なかなか難しいものなのですね。
プロは、音で聞き分けているのでしょうか。
上手に作るのも難しいけど、収穫も難しい・・・
やはり、野菜作りは経験がものをいうってことですね!