本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

意外なツーショット !!

2011-02-21 22:07:01 | 住職の活動日記
 ここのお宅のワンコ 「 マック君 」 です。

毎月、横でお経を聞いているせいでしょうか  ?  流れがわかるようで、

「 オンアボキャ … 」 の光明真言にさしかかると、

私の横にやってきて、きっちりお座りして待っていてくれてます。




 お宅の方とお話ししている最中も、私の横でお座りです。





     




 そこで、一緒にツーショットを撮りました。  



お寺に帰ってくると、 「 しん君 」 が待っていてくれていました。

「 しん君 」 はおとなしく、吠えたりもしませんので、

アヤちゃんの警戒心もとけたのでしょうか  ???




    




 微妙な距離感ながらも、ニアミス状態です。

でも、おたがいに吠えることもアヤちゃんのうなり声も聞こえませんでした。


 いままでで、一番のツーショットでしょう      


今後仲良くしてくれるといいのですが    よろしくね !!






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今週の言葉 2/21~2/27 「 人間の分限において …

2011-02-20 22:14:11 | 今週の言葉
   人間の分限において

        人間を超えた課題を背負う





 今週の言葉は少し難しいかもしれません。

たまには、噛みくだけないような文章に接するのも大事だと思うのです。


 思い出したことがあります。


三浦先生から、

  「 そのままでいいのですよ 」   といわれました。

( そうか、簡単だ、このままでいいのだ ! ) と内心思いました。

  「 このままでいいのですね ! 」


  「 いや、このままではいけない、

     そのままでいいのです 」

( わかったような  ??   わからないような )



 自分の “ 分限 ” ということは、わからないものです。

調子がいいときは何でも出来るように思うし、

ちょっとつまずくと、悲観して自分自身がいやになってしまいます。

自分の守備範囲がつかめません。


 安田先生は

  「 分限とは何かというと、あるがままでいいんだ。

    老人は老人、愚かな者は愚かなままで。  …

    そういう意味では人間にはなにも注文せんのです。

    〈 あるがまま 〉 の人間、そこに分限があるのです。

    人間の分限において人間を超えた課題を背負う。

    その課題を背負う場所が、人間の分限である。 

    そして、人間の課題を背負って立つと、使命が出てくる

    仕事が出てくる。」

とのべられています。


 よく講義の中で、

   「 ○○君はあれは、あのままでいいのだよ。」

 と、いわれるのですが、理解できませんでした。

 というのは、○○さんは私の目からは

( 講義のあいだは、居眠りはするし、結構自分勝手に好きなようにしている。 )

のようにしか、見えませんでした。


 先生の眼からすると、彼は彼なりに、自分の仕事を一生懸命している。

それは、それで充分だということなのです。


 だから、自分の 「 分 」 がわからないと、

人の言動が気になるものです。

自分の分限がわからないと、比べあいの世界になってしまいます。


 「 このままでいいのだ 」

と、言ってしまえば、自分 ( 自我 ) の肯定になってしまいます。

 「 そのままで 」 というと、

タンポポはタンポポのままで、チュウリップはチュウリップのままで、

それぞれが、一生懸命に花が咲いている姿なのです。


 この話は、職人さんとかはよくわかるのではないかと思いますが。

技を磨いている、ということは、それは自分の仕事かもしれませんが、

極めても極めても、これでいいという、到達点が見えない、という世界を

感じ取られるのではないでしょうか。

 「 課題 」 ということは到達点が見つからないから、課題だともいえます。

そこに課題を背負う、ということが出てくるのでしょう。

課題を背負って立つからこそ、そこに本当の仕事が見つかるし、

自分の使命ということも感じ取ることが出来るのでしょう。

自分の使命を感じ取る、自分の課題を背負って立つ、

そこらに人間の本当の生きがいがあるような気がするのですが  … ?


 仏教の道理ということはそのようなことを語っているように思うのですが

    …   …  ??



 ま=ま= おそくなりましたので










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今朝の 「 アヤちゃん 」

2011-02-20 21:48:47 | 住職の活動日記
 朝起きて台所へ来てみると、アヤちゃんはまだおねむの最中です。

お勤めが終わる頃、やおら、起き上がってきて、

一緒にご飯を食べ、すぐさま、自分のベッドへ、

また    です。


  
  
    




 朝ご飯食べて、また一寝入り、一番気持ちいい一時です。


  ( アヤちゃんの気持ちがよく分かります )




    




 「 眠くてもうたまりません !! 」

 「 朝日がまぶしくて ! 」


といわんばかりのようです。


 しかし、ま~  何とも幸せな姿です。




    



 気配を感じたのか、ちょっと顔を出してくれました。


その幸せな寝顔に、元気を頂き、お参りに出発です。

今日は人吉まで、叙勲のお祝いに参上します。



   …    …


 夜の今頃には、元気になって、私の足下で

しきりに、  「 にゃんとも 、 ニャンニャン 」  と訴えています。 


 どうも、「 抱っこ 」 のようです。

もうそこそこのお年なのですが、

いつまでも子どものように、一日一回は抱っこしないと、

気が収まらないようです。

 スキンシップは幾つになっても大事なのですよね !!








    
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雪の 『 清水寺 』

2011-02-19 22:13:05 | 住職の活動日記
 研修旅行の続きです。

14日 御所を見学した頃から、雲行きが怪しくなりました。

『 三十三間堂 』 をお参りして、外に出ると雪が降り始めました。




    



 ま~  これくらいではすぐ溶けるだろう  ?


久しぶりの三十三間堂です。

中はとてもよく整備されています。お掃除も行き届いて、

お坊さんも受付に座って、何かしら活気が感じられます。

それにしても、 「 ご祈願のろうそく 」 を国宝の前で灯してもいいのかな ?

と思ったのですが、信仰している姿なのでしょう。





    




 清水寺の山門そして、三重塔は雪が積もり始めています。




   




 山門の手前の 『 七味屋さん 』 で友人を訪ね、お買い物をして

ゆっくりゆっくり、石畳を上がり、階段を上りました。




    




 やっとの思いで、清水の舞台までたどり着きました。

「 舞台 」 は安全のためロープが張られ立ち入り禁止になっています。 

「 音羽の滝 」 へも、階段が雪で深くなり通行止めです。





    




 舞台から眺める、東山の雪景色、初めて見る、

「 東山魁夷 」 の絵のようでした。


    雪景色も  




    



 帰りは、手を取り合って、雪を踏みしめながら

清水寺を後にしました。





    




 参道にて、 「 八つ橋シュー 」 ( 新製品 ?? )

八つ橋の生地をシュークリームのようにして、中にクリームを詰めたものです。

とても    です。

八つ橋、生八つ橋、  …  もいいですが、

とても、クリームと八つ橋の相性もよかったようです。  


 清水寺から散策してホテルまで帰る予定でしたが、

この雪のため、  残念  バスにてホテルへ直行です。



 たくさんの思いでもありますが、

そろそろ、私の頭の中の方が薄くなってきそうです。


 もし、思い出せば何かの記事と一緒に    します。







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『 閻魔さま 』 にお会いしました。 !

2011-02-18 22:32:37 | 住職の活動日記
 研修旅行、初日

京都ホテルの 『 了以 』 というお店でお昼を頂きました。

ヘルシーな京野菜のお店です。



   



 これが食卓に出たわけではありません。

 カウンターにおいてあるディスプレーです。




   



 これがお昼のランチですが、見るからにヘルシーでしょう。




   



 お店を出たところには 『 桂小五郎 』 の銅像が  で~ん  と

鎮座ましましておられました。

 京都ならではですよね !!

いたるところに、歴史の面影が残っています。



 そして、  食後のご対面 ~  ん   、が

『 閻魔さま 』  です。





    




 なにしろ、でかい !!

その迫力には圧倒されます。

 ここは、千本えんま堂として知られる 「 引接寺 」 ( いんじょうじ )

さんです。

 ここのご住職とは古い知り合いで、東寺の方にも、よくお手伝いに

見えられていました。

 「 可愛い尼さん 」 でした  ? ( 過去形 )

はい!  お互いに年取りました  それなりに  


 「 閻魔さま 」 の右隣には  「 倶生神 」 ( くしょうじん )

という方がいらっしゃいます。




   



 どうも不気味な存在です。

私たちが生まれると同時に生まれられ、  それだけならいいのですが、

私たちの行動をすべて、手に持っておられる、紙に書きとどめていかれるのです。

善いことも、悪いことも、人を誤魔化したこともウソついたことも

すべて、記録していかれるのです。

 そして、亡くなると、閻魔さまにこの記録が報告されるのです。


「 倶に生まれる、そして息絶えるまで、常に自分のそばにいらっしゃる、


なんか不気味なような、

そして 「 人にも自分にも 」 ウソついたら、閻魔さまにした舌抜かれる。

そんな思いが心のどこかに  …  あったのです。


 みなさん特に、一生懸命お参りしておられるご様子でした。 ???





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『 蝋梅 』

2011-02-18 22:18:18 | 住職の活動日記
 おかしなものです ??

いつも眺めている風景なのに、ここに 『 蝋梅 』 が咲いていることさえ

気がつきませんでした。




     




 『 島崎観音廟 』 の前の車寄せのところにある、「 菩提樹 」 の

前に咲いていたのです。

 何十年もここに咲いていたのです。

気がつかなかったのは、私だけかもしれません。  





    




 「 梅 」 と名が付きますけど、普通いう梅とは趣を異にします。

蝋細工のような花なのでこう呼ぶのでしょうか  ??

 微かながら、香りも漂わせているようです。





     




 その近くには 「 梅の花 」 が、これから咲き出そうとしています。

例年に比べるとずいぶん遅いのではないでしょうか。


 これからが見頃を迎えます。


『 菩提樹苑 』  これから、あちこちで 「 梅の花 」 を楽しむことが出来ます。


  寒い中に凛として咲く 『 梅の花 』 

  桜の花とはまた違った装いです。 


   どうぞ    で~す。







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『 寝殿造り 』

2011-02-18 11:15:37 | 住職の活動日記
 研修旅行、初日は 「 寝殿造り 」 を見学しました。





        



 入り口の門からしてとても立派です。

遠目に見る、とても大きな寝殿造り、

「 左近の橘 」 は寒さを除けるために、ちょっとした家のような

建物に収まっていました。





     



 その正面の 『 寝殿造り 』  その奥には、





    



 『 高御座 』 ( たかみくら ) が微かに見えます。

お正月の 「 たけしの番組 」 でしたか、

密教を取り上げていました。

 興味深かったのは、天皇が即位するとき、この高御座の中で、

「 大日如来 」 の印を結び 「 大日如来の真言 」 を唱えるそうです。

    それは 『  』   です。




   



 とても美しい門です。


寝殿造りは屋根が 『 檜皮葺 』 という檜の皮を何層にも重ねて葺いていきます。





   



 外から見ると、とても厚く見えるのですが、屋根の部分は結構薄く葺くのです。

今回訪れた 『 東寺の御影堂 』 も檜皮葺ですが、

葺き替えてから、もうかれこれ三十年以上たっているでしょう。

やや 「竹釘 」 が目立ってきているようです。

 檜皮葺の職人さんは、たくさんの 「 竹釘 」 を口に含み、

まるで、金槌から自動的に出てくるような早さで、檜皮を留めて行かれます。





    




 寝殿造りの扉と 「 蔀戸 」 ( しとみど ) 奥に少し見えています。

時代によって、外側に開くものと内側に開くという違いがあります。

東寺の御影堂は正面は外に、お不動さまお祀りしてあるところは

内側に開きます。






    




 梅もちらほら咲き始めています。





    




 紅梅も時代を重ねたせいでしょうか見事な枝振りです。






     




 ここは 「 盂蘭盆会 」 とかの仏教行事をつとめる建物です。

天皇家といえども神仏両方でお参りされたのは興味深いものでした。






     




 寒さの中、時雨が今にも来そうな、そんな天気の中

約四十分ほど見学させていただきました。

 休憩所の薪ストーブでしばし暖を取りました。

炎の燃えるさまは見た目にも優しく暖かいものでした。



 京都研修旅行  続編あり   
















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「 さびしかった !!  にゃん 」

2011-02-17 21:51:57 | 住職の活動日記
 昨夜、無事に研修旅行から帰って参りました。


昨年頃より、

 「 来年は京都へ行くよ !! 」

と、いっていましたのに、たのしい  一時は あっという間です。


 帰ってくると、

「 アヤちゃん 」 「 花子 」  安心しきったように

やすらかな、寝息を立てていました。   




   



 いつの間にか、微妙か距離感も埋まっていたようです。 ?

  ( たまたまかもしれませんが )

やはり、家族全員揃った 「 声 」 を聞いているのは

安心できるのでしょう。


 おもしろい距離感ですね。




   




 私たちも、この寝姿に 「 ホット 」 したものを覚えます。

疲れさえも吹っ飛んでしまいます。


 不思議なあり方です。

なにもしない !  なにもできない !

しかし、そこにいるだけで、それで充分なのです。


赤ちゃんもそうですが、

「 寝てる 」 という姿は、それだけで大きな安心感をあたえます。


ややもすると、

 私たちは 「 できた 」 「 できない 」 という価値観で

ものごとや、人の優劣を付けてしまいます。


しかし、

 「 ある 」 ことの全行程に軸足があるという 「 価値観 」

を見いだすことが本当は大事なことなのでしょう。

寝てるだけの赤ちゃんの姿に接するとき、

私たちが、本来のあり方を問われているのかもしれません。


 ( 寝姿に安心感を覚えるというのはそういうことなのでしょう )






      2月も予定がびっしりです。


         





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奈良は晴れ !!

2011-02-16 16:03:17 | 住職の活動日記
 朝から冷えました。  天気は  

ところどころ雪が残ったり、池の氷は解けていないところもあります。





     




 猿沢の池に 「 興福寺 」 五重塔がきれいに写っています。






      
    




 「 鹿さん 」 もやってきました。


一同、感動の声を上げていたのですが、

あまりの多さに、私らがたじたじになってしまいました。




    




 途中のお餅屋さんでは、おいしそうなお餅が搗きあがっています。

木の臼で搗かれたお餅は   一味も違うのではないでしょうか。




     






 朝日を背にした 「 興福寺 五重塔 」 とても美しい !!

「 興福寺 」 …   どの  仏像  もとても素敵でした。 

お目当ての 「 阿修羅像 」 やはり、  

この時代の仏像は、どのお顔も愁いを帯びたような、

悲しみというか、人間の苦悩を一身に背負っておられるようです。



 やはり、実物の迫力というか、

写真を買おうと思ったのですが、実物に接した後では、

やはり、まったく違うものに思いました。


「 阿修羅像 」 に当てられた照明、その影がいくつもの線となって、

「 手 」 の影を落としているのが、不思議な美しさをかもし出しています。

本堂で拝む 「 阿修羅像 」   

博物館で見るのとはひと味も二味も違って見えました。  


 『 興福寺 』  壁代 ( かべしろ ) までも

「 鹿の図柄 」 なのには驚きです。




     



 また扉の鍵穴も興味をそそられました。

同じようでも、いろいろ工夫があり、それぞれのお寺で、

微妙に違うところもおもしろいもです。




     






 境内のあちこち、少し雪の残っているところも見かけます。


天気も良く、風は冷たいものの、奈良公園を通って、徒歩で

『 東大寺 』 へ向かいます。 







     
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『 醍醐寺五大力仁王会 』

2011-02-15 16:57:05 | 住職の活動日記
 2月15日は 『 お釈迦さま涅槃会 』 ですが、


ここ醍醐寺では 『 醍醐寺五大力仁王会 』 の前行が始まります。


 今日もこの法要にあわせて、行程を組みました。

1時には醍醐寺に到着、遅めのお昼を 『 雨月茶屋 』 で頂きます。

宝物館、三宝院庭園を拝観して、

3時からの法要に参列させていただきました。



   

    




 境内には 『 醍醐五大力 』 ののぼりがきれいに並びます。




 法要は 『 金堂 』 で執り行われます。
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