本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

蓮を育てる パート2

2014-07-02 11:18:37 | 住職の活動日記

 先日、三室戸寺のハスの種を買ってきて、

やっとの思いで両端を切って、

水につけておきました。

ちょうど熊本に帰る前でしたので、

23日です。

28日帰ってみると、

小さな芽を出していました。  

しかし、

 

    

 

ここからが、難しい !!

芽から茎が伸びてきたのですが、

先っぽが枯れだしたのです。

 

    

 

もうひとつも同じような状態、

きれいな蓮の葉っぱにならないのです。

 

ネットで育て方を見ると、

葉っぱが出そろったら、

田んぼから頂いた泥に植えるとありますが、

そこまでは育たないようです。   

 

    

 

もう一つは芽も出ない種もあります。

 

    

 

蓮の花は仏教では象徴的に扱われます。

人間の心の奥深くにある、

菩提心(清らかなほとけの心) を

あらわしています。

あるけど、芽が出ない、芽が出ても育たない、

すべての人間に仏の種は宿っている、

内包している、孕んでいる、

と、お経には書いてあるのでが、

確かにある、けど

菩提芯が目を出すのは難中の難であると、

 

    

 

もう少し見守りましょう。

育つかもしれない  

 

 

     

 

片や、「となりのむかか」

無花果、独特の香りが漂っています。

もうはちきれんばかりです。

「いまがたべごろですよ !!」

言ってるかのようです。

 

    

 

熟して落ちてしまうかもしれません。

無花果、というぐらいですから

花は無くても実はなるのでしょう。

人知れず、実って落ちていく、

花もあるのです。

 

「一切衆生、悉有仏性」  とあります。

けど、芽が出て、花開くのは

「百千万劫難遭遇」 (ひゃくせんまんごうなんそうぐう)

ということなのですね。

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロビ君に頭脳が入る | トップ | 人間は問題にぶつかったら自... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

住職の活動日記」カテゴリの最新記事