本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

肥後のひな祭り

2016-03-01 20:47:00 | 住職の活動日記

熊本も寒暖の差が激しく、

お不動さまの28日はいい陽気

 

  

 

庭の梅も花は少ないものの

北側で寒い場所で開いています。

 

   

 

古木で10年ほど前に

やって来たのですが、

なかなか元気にならず、

カイガラムシもついて

歯ブラシで取ったものの、

何とか老体に鞭打って、

 

  

 

ちらほらと花を咲かせてくれます。

 

熊本では「肥後のひな祭り」と

銘打って、下通(しもとおり)では

 

    

 

たくさんのいろいろな形の

ひな飾りが飾ってあります。

 

   

 

一番大きな雛壇は真中の檀には

誰でもがお雛様の気分になれる

スペースが開けてあります。

 

ふと気がついたのですが

 

  

 

熊本は東京と同じで、

お内裏様が左、お雛様が右に

いらっしゃるようです。

関西では反対で右にお内裏様と

お飾りするようです。

 

   

 

竹をモチーフに桃や飾り餅で

飾られたお雛様も風情があります。

 

  

 

竹の中にはかぐや姫も、

 

   

 

春を感じさせる「おひな様」

見ているだけで気分も

明るくなるようです。

 

目を下にやると、

 

   

 

熊本のマンホールは

「ひごつばき」が有名なので、

花をモチーフにしたデザインです。

 

当院の近くに昔は

「肥後藩鉄砲所」という所があって、

今では、鉄砲を作ることなく

その技術を生かしてマンホールの

蓋を作っているようです。

 

これはディナーに出てきた

 

  

 

「すいぜんじ海苔」

水前寺公園にはきれいな水が

わき出ていて、そこで取れる

海苔なのです。

味は淡白で海苔というより

海藻に近いような、

まあ、海苔も海藻なのですが

あっさりした海苔を主張しない

そのような味なのです。

 

29日は一転

小雪のようなものが舞う

真冬の寒さに逆戻り、

 

  

 

アジサイの新芽も

震え上がっているようです。

 

   

 

もみじの古木も

竜のようなうねりを見せて

太い幹が伸びていますが

その芯の部分は腐ってアリの巣になり

皮一枚で成長を続けています。

日に日に変化し

四季の繰り返しの中で成長したり

やっといのちをつないだり、

新しい命を吹き出したりと、

わずかな庭なのですが

変化を見るのは楽しいものです。

 

  

 

帰ってみると近くの梅は

見事な満開で、香りを漂わせ

 

    

 

陽の光を浴びて

ほほえんでいるようにも感じられます。

 

弥生三月、

お寺は行事も重なり

矢のごとく過ぎていくようです。

 

 

 

 

 

 

    

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