はや六月、水無月です
いよいよ梅雨入りの模様です
トルコ桔梗でしょうか
紫がかったような淡いピンク
今度の仕立てもおもしろく
ポールのような花器に
針金で吊り下げ懸崖のような形に
なっています
ですから、
花自体も宙に浮いたような姿
右からのぞき込んでみました
こういう淡い色合いも
この時期にはいいようです
上から俯瞰した貌(かたち)です
ピンクという色は
言葉としてはピンク何とか、と
あまりいい意味では使われません
ところが
桃色となると
桃という字は古来より
魔よけの力があって
屋根瓦の鬼門とかに使われ
方除けの意味もあります
御所には鬼門にあたる場所でしょう
桃の林があります
「桃」 木偏に兆と書きます
兆という字は割れ目の意味があり
桃の実はすじが入っている
ところから名が付いたとあり
熟語としては
桃の節句とか
桃源郷などがあり
松阪桃李さんの名前の由来になった
「桃李不言下自成蹊」という
桃李もの言わざれどもした自ずから
けいをなす
よい花や実があるから
招かなくても人が来て
その下に自然と道ができる
ということで
徳行のある人は何も言わなくても
自然と人を心服させる
という意味です
そのように桃という漢字になると
色々深い意味があるようです
この花もおもしろい形で
左から見てもいい姿
そして何よりも花が浮かんだ姿
というのもまた趣があります。
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