本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

伏見区役所

2016-05-11 21:30:24 | 住職の活動日記

立派な建物になりました。

 

 

ただのRCではなく、

やはり伏見桃山城の城下町ですから

それなりの雰囲気を出しています。

 

 

ちょっと分かりにくいのですが

つきあたりの黒い建物

実は自転車置き場です。

RCなのですが壁を板壁風に

上には瓦が乗せてあります。

 

伏見の地は丘陵地帯で

お城に向かってなだらかな

坂になっています。

 

 

区役所の前の通りもそうです。

向かいのビルにファミリーマートが

あるのですが、

景観を考えてか看板がありません。

 

中も質素な作りのようで

 

 

階段にしても木の手すりにするとか

上手に和風の感じを出しています。

 

 

3階で出生届を出し、

というのも、出産した場所が

伏見区ということなのです。

 

産婦人科の地名が「二の丸町」

伏見区といってもいささか広くて

宇治川を渡った宇治よりのところ

昔、徳川家康が城を構えた所

そこに二ノ丸があったので

地名が残っているのです。

 

だから伏見城とは宇治川を挟んで

家康の居城があったということです。

 

区役所の中も吹き抜け

 

 

緑の空間を囲むような作り

 

 

一階部分には三十石船の模型が

展示してあります。

 

この区役所は丹波橋という

近鉄京都線と京阪電車が合流する

乗換えに便利な地でもあり

その西側に位置している

とても便利な場所です。

この付近の地名を見てみると

秀吉の伏見城を取り囲むように

大名方の屋敷跡あったところで

いまだに地名に大名の名前が

残っています。

 

 

城に向かっての傾斜地、

家はその坂に逆らわないように

建てられています。

 

 

ちょうど京阪電車がやって来ました。

京阪電車の線路は水平です。

坂があって水平があって

また坂があって水平になっている

そこらの造成工事も

秀吉の手によるものです。

 

 

白壁の中は「御香宮」です。

この伏見の城下町は坂の町

といってもいいのです。

 

秀吉は城を建てるだけでなく

伏見の地の大規模な土木工事を

成して一大城下町

日本の首都を造ったのです。

よく氾濫を起こしていた宇治川に

堤防を築き、

舟で大阪と往来できるように

港もつくったのです。

 

先日もNHKの「ブラタモリ」で

伏見が取り上げられていましたが

ちょっと調べて歩いてみると

なかなか興味深い場所が

たくさん残っています。

 

おもしろいことに

今回の次女の出産も

家康の居城があった二ノ丸で

そして、出生届が

秀吉の桃山城の城下町

伏見区役所ということでした。

 

 

 

 

 

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