本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

紙くず

2013-02-16 22:53:15 | 住職の活動日記

 紙くず、として捨てられていた  が、

近年、資源として見直されてきました。

今日も熊本市のごみ減量推進課より

家庭ごみ・資源収集カレンダーの配布のお願い

が届きました。

 私も、貧乏性で 「 紙 」 も捨ててしまうのが勿体無く、

出来る限り分別して、紙をくずとしではなく

再生できるよう資源として取り扱っています。

 これも母の影響かもしれません。

母は婦人会として熊本でも一番先に紙を資源として扱う

分別収集に取り組んでいました。

 

 そういう思いでいたのですが、

どことなく貧乏くさいようでそっと分別をしていたのです。

ところが先日、

『 紙くず 』  という記事を発見しました。

「 ANA 」 さんの機内においてある雑誌です。

 

    

 

「 紙くず 」 という題です。

読めば、なるほど! と思うことばかりです。

こういう考え方、同感です。

 この方も、捨ててしまわずに何とかならないものか  …  と

考えた末、

 

    

 

家を造るときに、思い出のある紙をシュレッダーにかけ

保管しておいたそうです。

そして、家を建てるとき、その裁断した紙を

壁の漆喰に混ぜて使ったそうです。

 なるほど、こうやって生かす生かし方もあるのか

とてもいい考えです。  

 

   

 

その壁には、シュレッダーにかけた紙の破片で

「 ありがとう 」  という言葉とかが出てきて

それも思い出の一つと思います。

 「 活かせてよかった ! 」

とあります。

 『 捨てればごみ、生かせば資源 』

といわれても、

活かそうと思いつつ、溜め込んでしまって

とうとうゴミになってしまうことも多々あります。

 

 昔は、紙は貴重品でした。

日蓮上人、という方もお金がなくて困っていると

あちこちに手紙を送っておられますが、

その手紙に使ってある紙が

とても立派だったので、

こういう紙を使えるということは

そこそこの生活をされていたのではないかと、

紙を研究しておられる方がおっしゃっていました。

 

 よくお寺の古い掛け軸とかふすま屏風など

修理すると、その下張りに当時の手紙とか

生活がわかる証文とかが出てくるそうです。

それも丁寧にはがして表装しなおすと

その当時の生活が垣間見ることが出来る

ということです。

 紙は何度でも使い回しができたのです。

 

今の時代、次第にペーパーレスということになりつつあるようです。

が、いろいろな記憶媒体も、

便利なようでも、一つ間違うと

一瞬にして消えてしまうという

問題も抱えています。

 お互いの良さを取り入れながら

残しておくということもこれからの課題です。

 

 紙は大切な資源です。

熊本ではシュレッダーにかけた紙は

焼却ということになっています。

それも何とか資源として再生できるようになれば

と思っています。

 

 今回は 「 紙くず 」 ということが

雑誌の大切な記事として取り上げてあったことに

とても嬉しく思いました。

 

 

 

 

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