本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

真言宗醍醐派全国宗務所長会議

2012-05-11 11:36:57 | 住職の活動日記

 京都は肌寒い天気、

10時より 「 全国宗務所長 」 会議が始まりました。



   



 まず、 「 ご法楽 」 管長様を導師に

全員で 「 般若心経 」 を唱えます。


そして、



   



仲田順和管長さまより 「 親諭 」 がお伝えられます。

管長さまは、赤い衣です。

「 緋の衣 」 といいます。

昔は、色は貴重でした。特に赤とか紫は取れにくかったのでしょう。

だから、色が一つの権威の象徴となっていました。





    



会議に入り、 「 壁瀬宗務総長 」 より、

本山としての施政方針が述べられ、

これからの宗教法人のあり方が詳しく説明されました。

ここが一番の問題です。

宗教に携わっているということで、

信仰という名のベールでは、

黙認されるということは、これからは許されないでしょう。

信仰ということの具体的実践は 

「 公と個人 」 の明らかな区分です。




    

( 左手が仲田部長・右手が壁瀬宗務総長です )



 総務部長の 「 仲田順英 」 からも、

公益法人といわれる宗教法人の、更なる公益性の明確化の

課題が説明されました。




     



 という話も真剣に聞きつつ、

目の前の 「 お茶菓子 」 も気になり、

ほんの少し、   

結構美味しい !!

 ( 会議のあと聞いてみると、

   醍醐寺オリジナルの 『 力餅 』 ということです。

   ニッキの味がほんのりと

   甘さも控えめというか、

   ついつい、食べてしまいました。)  


ということで、

あとは、教学部、財務部よりご報告があり、

ちょうどお昼となりました。





     




いつも、おうどんです。

お寺は 「 食平等布施差別 」 ( じきびょうどう ふせさべつ )

ということがあって、お昼は管長さんから職員にいたるまで

おなじ 「 うどん 」 です。

「 布施 」 は管長さんと小僧さんでは違いがあるということです。




    


 食事を頂いた 「 修証殿 」 のドアのとって、

醍醐寺の紋である 「 五七の桐 」 を上手にデザインしてあります。

豊臣秀吉と同じ家紋です。

 それだけでも、どことなしに風格を感じるものです。



午後からは質疑応答です。


 ( 本山と末寺では意識のずれがありますが、

   有意義な時間になればと思っています。 )










    


     


   

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