京都は肌寒い天気、
10時より 「 全国宗務所長 」 会議が始まりました。
まず、 「 ご法楽 」 管長様を導師に
全員で 「 般若心経 」 を唱えます。
そして、
仲田順和管長さまより 「 親諭 」 がお伝えられます。
管長さまは、赤い衣です。
「 緋の衣 」 といいます。
昔は、色は貴重でした。特に赤とか紫は取れにくかったのでしょう。
だから、色が一つの権威の象徴となっていました。
会議に入り、 「 壁瀬宗務総長 」 より、
本山としての施政方針が述べられ、
これからの宗教法人のあり方が詳しく説明されました。
ここが一番の問題です。
宗教に携わっているということで、
信仰という名のベールでは、
黙認されるということは、これからは許されないでしょう。
信仰ということの具体的実践は
「 公と個人 」 の明らかな区分です。
( 左手が仲田部長・右手が壁瀬宗務総長です )
総務部長の 「 仲田順英 」 からも、
公益法人といわれる宗教法人の、更なる公益性の明確化の
課題が説明されました。
という話も真剣に聞きつつ、
目の前の 「 お茶菓子 」 も気になり、
ほんの少し、
結構美味しい !!
( 会議のあと聞いてみると、
醍醐寺オリジナルの 『 力餅 』 ということです。
ニッキの味がほんのりと
甘さも控えめというか、
ついつい、食べてしまいました。)
ということで、
あとは、教学部、財務部よりご報告があり、
ちょうどお昼となりました。
いつも、おうどんです。
お寺は 「 食平等布施差別 」 ( じきびょうどう ふせさべつ )
ということがあって、お昼は管長さんから職員にいたるまで
おなじ 「 うどん 」 です。
「 布施 」 は管長さんと小僧さんでは違いがあるということです。
食事を頂いた 「 修証殿 」 のドアのとって、
醍醐寺の紋である 「 五七の桐 」 を上手にデザインしてあります。
豊臣秀吉と同じ家紋です。
それだけでも、どことなしに風格を感じるものです。
午後からは質疑応答です。
( 本山と末寺では意識のずれがありますが、
有意義な時間になればと思っています。 )