本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

さくら祈願と震災復興梵鐘開眼

2017-04-03 17:23:09 | 住職の活動日記

昨日とは打って変わって

見事に晴れ上がった

汗ばむほどの陽気になりました。

 

 

昨日の阿蘇神社参拝

途中には霙も降る中

子供山伏さんたちは頑張りました。

今日は加藤神社参拝の後

菩提樹苑のさくらのトンネルを抜けて

式場へ参ります。

 

 

醍醐寺から管長様の名代として

宗会議員で不動院住職の大原弘敬師

より、醍醐のさくらの植樹式を

執り行っていただきました。

子供山伏のみんなもそれぞれに

土をかけ水をお供えして

さくらの成長と震災復興を

祈念いたしました。

 

つづいて、梵鐘開眼

 

 

二十世崇正住職により

願文が声高らかに読み上げられます

 

 

梵鐘の撞き初めです。

なんとも、厳かな響き

 

 

子供山伏のみんなもそれぞれに

紅白の綱を握って

住職に合わせて一緒に撞きます。

開眼の式典も無事に終わり

 

 

数輪咲いた醍醐の桜を愛でながら

しばし、お花見と宴も酣(たけなわ)

最後には全員でそれぞれに

願い事を書いたカードを

風船に結び

 

 

大空に向かって風船を飛ばしました

 

 

空高く舞い上がっていく風船

願い事を乗せて飛んで行きます。

 

今日は暑いほどの天気でしたが

昨日はとても厳しい天候で

子供たちにとっては

大変な修行となったことでしょう。

でも、

住職の来年も一緒にお参りしますか

の声に、

来年も行きます!!

と元気な声が返ってきました。

やはり、一つの大きな行(ぎょう)

をやり遂げたという達成感が

子供たちの自信になったのでしょう。

国造神社から阿蘇神社への道中は

本当に厳しかったようです。

子供たちにとっても

至れり尽くせりの世界より

厳しさが満足感を与えるのでしょう。

 

加藤神社の宮司様も

阿蘇神社の権禰宜様も

おっしゃっておられましたが

復興事業はこれからです。

この「さくら祈願」もこれから

小さな一歩かもしれませんが

この歩みが

大きな事業となっていくことを

切に願っています。

 

 

 

 

 

 

コメント
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