松江城の堀は築城以来400年
今もって往時の姿をとどめている
珍しいものです。
この堀を遊覧船といっても
小さな16人ほど乗れる舟で
行き来うことができます。
舟に乗って進んで行くと、
舟から見る松江城の堀の姿は
また格別の味があり、
左側に広がるのは
武家屋敷、それに小泉八雲の旧居の
跡になります。
この船には面白い仕掛けがって
まず最初に、頭を下げる練習
前方にあるような低い橋をくぐる時は
舟に付いている屋根が折りたたまれて
その時私たちも
屋根と一緒に頭を下げなければ
なりません。
これも、この船の魅力の一つのようです。
橋によっては昔の風情を残す
ものも点在します。
両岸には色とりどりの花もあり
その時のままの自然の森が
鬱蒼と茂り、
いろいろな生き物たちにとっては
楽園なのかもしれません。
狩りの真っ最中のアオサギ、
大きく羽を広げて日向ぼっこ
をしている鵜、
おや、
珍しいものが
分かりにくいかもしれませんが
「エイ」が泳いできました。
聞いてみると
この堀は海水ということです。
ゲゲゲの鬼太郎で有名になった
境港市から海が注ぎ込み
中海を通り宍道湖へと
つながっているのです。
舟の上からも松江城を見ることができ
ここからの姿も美しいものです。
この船は一回券を買っておくと
何回でも乗ることができ
それぞれの降りたところで
街の風情を楽しむことができます。
こうやって、歩いて堀の周りを
巡るもよし、
こういう珍しい「肘付の松」という
松の木が肘をついたような姿
これも自然のなせる業なのでしょう。
出雲は出雲大社もあり
松江を中心とする城下町
その海運によって栄えた町でもあり
なかなか興味深い所のようです。
また、秋か冬にでも訪れたい
魅力のある町のようです。