電話が好きな母でした。
たぶん私よりも多くの方に電話をかけていたようです。
使い古された電話帳
それでも、いつもは電話帳を見なくても、
主な方は番号をスラスラと言えていました。
今は、この電話帳を頼りに主な方へ、手分けして
連絡をしています。
いつも、
「 行ってくるね !! 」
といって出かけ、
「 帰ったよ ! 」
と、いつの間にか帰ってきていました。
24日 突然 誰に挨拶するわけでもなく、
ひとり逝ってしまいました。
28日 いつものように台所に 「 お赤飯 」 を包みに来ていたのです。
ひたひた と その足音も廊下には聞こえてきません。
でも、ふとやってくるような感覚がします。
お勤めが終わると、皆さんと一緒に
「 ばけたらあかん 長生きしなはれや 」
の歌にあわせて、母の振り付けで踊っていたのですが
いまは、となりの部屋でお化粧も立派に整え
静かに眠っています。
今日の護摩もとなりの部屋からしっかり見守ってくれています。
しっかり勤めなくてはいけません。
まだまだ なにがなにやら 実感がないのです。
す~っと 出てきて手伝ってくれそうな気がしています。