「 ちょうどいい ! 」
この言葉は好きな言葉です。
テレビCMで、あの外人さんの 「 ちょうどいい ! 」 という言葉もいいです。
ホンダの 「 フリード 」 というコマーシャルで、
『 京都篇 』 のくだりが好きなのですが、
最初に出てくる場面、白い台形の形に白い地球を転ばしながら、
ここは、東寺の境内だと思います。
南大門から入った空間の場所で、背景に五重塔が写っています。
あっという間なので、気づかないかもしれませんが、 …
しかし、あの外人さん誰だろうと思っていましたら、
なんと、ジョンレノンの息子さんで 『 ショーン・レノン 』 という方です。
ですから、オノ・ヨウコさんの子どもでもあります。
その名付け親は 「 エルトンジョン 」 ということです。
「 ちょどいい 」 英語でどういうのだろう ??
和英辞典では EXACTLY ( ぴったし )
PRECISELY ( きちんと )
どうもぴったりしませんが、
JUST RIGHT JUST SIZE JUST TIME
という方がまだしも、合ってるようです。
けれども、わたくし的には もっとひねって考えてみました。
京都の竜安寺の蹲 ( つくばい ) に、
こういうように、掘り込んだ石の置物があります。
四角い中に水を入れて、手洗いにしたものです。
ご存知のように、
『 唯 吾 足るを 知る 』
と読みます。
「 足るを知る 」
「 ちょうどいい 」 ということも、満ち足りていることを知ることです。
自分にとってはこのくらいでちょうどいいだろうと、と半分あきらめたような
感覚ではなく、
なんと自分にとってすべてのものが満ち溢れて与えられていることか !!
と、十分すぎるものを頂いているという感覚が、
『 ちょうどいい 』 という言葉だと思います。
だから、英語の 『 JASUT RIGHT 』 まさにその通り、
という方があてはまっているようです。
人間 自他差別心があるものですから、
どうしても他人と比べてしまい、
「 ちょうどいい 」 ということを考えられません。
しかし、更に深く考えてみると、
裸で生まれてきた自分が、今の自分を見ると
なんと、溢れんばかりのもが与えられているか、ということに
気がつくのではないでしょうか。
『 ちょうどいい !! 』
という感覚を大事にしたいものです。