本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

巡礼のもう一つの楽しみ !!

2012-04-03 21:17:13 | 住職の活動日記
 よく学び、よく遊べ   ではないのですが、

真剣にお参りすることと同時に、また真剣に遊ぶということも大事です。


 高野山・東寺と九州八十八ヵ所巡礼のお礼参りも無事済ませ、

明日は、当院の本山であります 「 醍醐寺 」 のお参り、

そして昼からは 「 朝護孫子寺 」 のお参りを残すのみということになります。

  

 ということで、夕ご飯は宴会ということになります。

料理に舌鼓を打ち、お酒も入り、話も弾み、

興に任せて、…  ぼちぼち かくし芸も飛び出してきます。




   




 「 岸壁の母 」  歌と即興の踊りまで飛び出し、語りの部分もうまいものです。

意外な方が歌われたり、踊りまで披露されるのには驚きです。




    



フラダンスも踊られ、

 これは、衣装から音楽まで準備万端に調えられて出場です。

大喝采をうけておられました。




    




ご夫婦のデュエットもあり、縁も酣に盛り上がりました。


最後は 「 天草ハイヤ 」 を全員で踊りました。

 ( 私も初めてながら、みようみまねで  … ? )




 こうやって、真剣に遊べるのも巡礼ならではの楽しみです。

今の時代、なかなかよう遊ばんのです。

仕事のときは遊びが気になり、遊びのときは仕事が気になります。

 昼間は経帷子を着てお袈裟を掛けて真剣にお参りする。

夜は夜で、歌踊りで自分を表現する、これもとても大事なことのように思います。

緩急つけたあり方ということが、今一番掛けていることではないでしょうか。


 本当に楽しいひと時をありがとうございました。











     
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東寺 蓮華門

2012-04-03 16:23:09 | 住職の活動日記
 朝8時、高野山を出発、

小雨の中を京都へ向けてバスは進んでいきます。

 熊本よりメールあり、

熊本は雨・風とても強く、荒れ模様ということです。


 東寺に着いてみると、雨もさほど強くはなく、小雨が降ったりやんだりというところです。

ちょうど、「 三弘法さん参り 」 のお勤めが始まるところです。

 京都では 「 三弘法参り 」 といって、東寺・仁和寺・神光院のお大師様を重いりします。

今日はその三つのよるものですお寺さんが一堂に会してのお参りです。

 その合間を縫うように、まず 「小子房 」 からのお参りです。

天皇陛下がお見えになったときの建物で、中の襖絵は 『 堂本印象 』 さんによるものです。

昨日お参りした、高野山の根本大塔の壁画も 同じ 『 堂本さん 』 の作です。

昭和9年、同じ頃に描かれたものです。




    



その、小子房と客殿の間にひっそりと立っている、この門が

『 蓮華門 』 という、東寺の門としては唯一国宝の門です。

最後に東寺を後にされた 「 弘法大師 」 この門より高野山へ向かわれます。

そのとき、不動明王がお見送りに見えられます。

その東寺を後にされる弘法大師の足元に蓮華の花が咲いたところから、

「 蓮華門 」 と名づけられ、その後開かずの門として今に至るまで開けられたことはありません。


 バスの中で、ふとそんなことを思っていました。

バスですと、東寺・高野山の間は約2時間半、

お大師様は歩いて、高野山へ向かわれたのです。


 その三弘法さんのお参りの間をぬうように諸堂参拝や特別に五重塔の内拝をさせていただき、

最後に 「 御影堂 」 で勤行を上げさせていただきました。

久しぶりのお大師様での心経一巻のお参りは感無量のものがありました。

以前、お参りしていたことが走馬灯のように思い出されました。


 このあとは、祇園を散策ということでしたが、

五条大橋を渡った頃から、一転にわかに掻き曇り、




    



不気味な雲が南のほうからやってきています。

と、いっている矢先、物凄い雨と風が吹き荒れ始めました。

まさに、春の嵐というような感じです。

これでは、外に出ただけでずぶぬれです。

通りの人たちを見ると、傘もさせない状態です。

 急遽、お買い物タイムは取りやめにして、車窓より平安神宮、青連院、知恩院さんを見て

ホテルに向かうことにします。


 今日のお宿は大津市にある琵琶湖温泉 「 湯元館 」 です。




     


部屋に着くと、豪華版のおやつが待っていてくれました。

お饅頭も蒸篭に入って温かく蒸してあります。

その横には、琵琶湖名産の 「 鮎の飴煮 」 「 えびのみりん煮 」 「 しじみの時雨煮 」 そして 「 しば漬け 」 です。

あまりいただきすぎると、夕ご飯が美味しくありません。

一口ずつ頂戴  美味  感謝 

温泉も豪華版でいろいろな湯船があります。

 これから、満願成就の御礼の宴会です。

 ( いろいろ趣向を凝らしておられる様子です。)

  ゆっくり楽しみます。












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