本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

『修行成満』 報告法要

2012-04-28 18:07:27 | 住職の活動日記
 今日のお不動さまは 『 行 』 を終えて、無事帰山した

新しい 「 ほとけさま 」 を迎えての、

お不動さまへの報告法要となりました。

 先日 4月7日 『 醍醐寺 』 をお参りしたおり、

宗良君の姿をごらんになた方々も多数お見えになりました。


 法螺貝も3丁、それだけでもすごい迫力です。




    




小山盟央君の法螺貝を先頭に 「 崇正 」 「 宗良 」 と法螺貝が続き、

  《 法螺を吹く人を 『 吸螺師 』 ( すいらし ) といいます。

    やはり、法螺師というと、ほらを吹く、間違えられるからでしょう。》

八代の 「 教覚院 」 さん 、

  《 この方は、公務員を定年されてそれからの修行でしたから、

    滝に打たれたりとかの厳しい修行ではなく、

    一年間かけて毎月醍醐寺へ通い、お参りの作法とかを学ぶのです。 》

兄の慧亮部長、わたくし護摩師との順番で入堂です。

6人のお坊さんですと、お経の声も見事にそろい、



    




護摩を焚く私も力がこもります。




    



 ここまでの写真は 「 今村智弘さん 」 に撮っていただきました。






    



 護摩祈祷も終わり、新しくお坊さんになられた方々を紹介し、

一言ずつ、自分の抱負を語っていただきました。



    



 今日の 「 お斎 」 は定番のお赤飯に 「 大根のゆず味噌 と 菜の花漬け 」 です。




    



 こんなに揃うことは初めてでしたので、

全員で記念写真です。



   



 お勤めと片付けも終わり、最後の 「 衣をたたむ 」 という

大事な仕事が残っています。

 今回は全員 「 綿の衣 」 です。

  ( この衣が原点です。)

着た感じは一番身体にしっくり来るのですが、いざ、たたむとなると、

とても難しいのです。

 たたんであった折れ目がわからなくなり、

新人さんには悪戦苦闘です。

 やっとたためたものの、まるで団子状態、そこで

たたみ方の指導です。

 衣を手に馴染ませるように、しわを伸ばしながら、

折り目を見つけて、一つ一つ丁寧にたたんでいきます。

そうすると、きちっとした四角形にたためるのです。

 これは、一番の基本で、お参りが終わるたび

必ずたたむという習慣をつけなければいけません。

 東寺の御影堂にいたときも、毎日数回たたむことは当たり前です。

お参りが終わって、衣文掛けにかけるのではなく、

そのたびにたたむという習慣を身に付けておくと、

衣を大切に扱うということが自然と身に付いてきます。


 このことが終わり、ご本尊さまへの、無事修行が終わったことの

ご報告ができた事と思います。


   これからの日々精進を祈っています。






 
コメント
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