本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

 『 万灯会 送り火法要 』

2009-07-16 23:27:34 | 住職の活動日記
 不安定な天気も何とか落ち着き、

夕闇迫るころ、送り火の献灯に火が入りました。



    



 三々五々お参りの方々がおみえになってきます。



   



 『 銀太君 』 もお見えになる方々をお待ち受けです。

本堂内陣のご先祖さまの献灯に灯がともされ、

8時 『 半鐘 』 が三通三下のリズムで響き渡ります。


 ( 簡単な音楽法要の形をとります )

入堂の音楽 ( ツトムヤマシタさんのある部分を使っています )

にのって式衆が本堂に入ってきます。

 ご先祖さまの供養のお勤めも順々と進み、

最後は 『 献笛 』 尺八の演奏です。

琴古流の石川貞嘉先生による 『 袖香炉 』 という曲です。

故人を偲んでという曲なのです。

やはり今回は父の初盆ということもあったのでしょうか、

心の底に響いてくるものがありました。


 そして、退堂のときも音楽に乗って厳かに進むのです。


一転、堂内も明るくなり、

 母を先頭に 『 大師音頭 』 という盆踊りです。



    


 八十八にもなるのですが、ご覧のようにとても元気です。

( 私も毎年踊るのですが、なかなか覚えられません )

楽しく2回も踊りました。

 父もとても喜んでいる顔が浮かんでくるようでした。


 菩提樹苑・沙羅の苑からの手伝いもあり、

10時には片づけまで無事に終わることが出来ました。


   ありがとうございました 

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万灯会を迎えて

2009-07-16 18:57:42 | 住職の活動日記
 昼から 『 万灯会 』 の準備、

段取りよく進み、少し時間があったので、

池のフィルターでも新しいものに変えようと思い、

機械の入れ替えだけのつもりで、入れ替えたのですが、



    



 なんとフィルターの中はエビとか小さなうごめく生き物のアパート

だったのです。  それからが 大変    

小さな命の救出作戦です。

捨ててしまおうと思っていたフィルター、

そっと洗い、丁寧にエビとかエビの子どものような??

それから、小さなミミズかヒルかはわかりませんが、

なにせ、目で見えるものはすべて、一応救い出しました。

池に戻したのですが、

やけに金魚がバタついて騒いでいます。


  
   



 戻したつもりが、フィルターの中は安全な場所だったのが、

いきなり水の中では、金魚たちにとって格好の餌になったのかもしれません 

本当にゴメンナサイ、という子もいましたし、

上手に藻の中にもぐりこんでいった子もいました。


 今日も天気が不安定です  

突然のどしゃ降りで、雨にやられたのでしょうか

『 蝉君 』 も庭の片隅に倒れていました。



     



 せっかく出てきたのに、本当に短い命だったのでしょう。

母なる土の中の方が、安らかな時間だったのかもしれません?

生まれては死んでいく、

他の生き物たちは自分の命を他の生き物に捧げて、

そして、大きな命のサイクルの中に輝いているのです。


 もうすぐ、暗くなってきます。

 8時には 『 お灯明 』 に火が入り、

 『 万灯会 送り火法要 』 の始まりです。
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