今日のお宅はマンション住まいの方、玄関はいると、
エレベーター前に 『 只今点検中 』 の札が貼ってあります。
『 エエッ~ 』 ( 考えても、歩いて上がるしかなかろう、自分に言い聞かせて )
( お宅は、よりによって9階です。)
一気に上がりました。でも、不思議と息が上がってないのです。
お経のブレスも普通どうりで来ました。 ( これもトレセンのおかげか? )
80歳を過ぎたご夫妻、何するにも大変そうです。
話の中で、たまたま熊本の地名の由来について、ということになりました。
途端に、
『 スイッチが入った 』 のですね。
目が輝きだして、雄弁にいろいろ教えていただきました。
80歳を過ぎても、向学心に燃えておられます。地名のことになると、
娘さんを引っ張り出し、現地へ見学にいかれるそうです。
奥様が 「 私と買い物に行くと、よろよろ歩くくせに、地名のことになると
とても元気になって、歩き出すんですよ! 」 とおっしゃっておられました。
東寺にいるときの勉強会で 『 仲野良俊 』 という先生がおみえになって、
見た限りは、なんかしょぼくれたお爺さんなんですね。それが、講義となると、
萎んでいた風船がパ~ンと膨れたような、とてもごついというか、威風堂々というか
お経の言葉を借りると
『 光顔蘶蘶 』 ( こうげんぎぎ )
{ 仏さまのお顔が光り輝いている }
まさに、そのようなお姿になられるのです。
これは誰でも、目的を持てば、顔は輝きだす、と思います。
村上和雄先生の言葉を借りれば、
「 感動が 眠れる遺伝子を オンにする 」 でしょう。
まさに、感動が人間の脳細胞を活性化させる、ということを感じました。
どんな小さなことでも、
感動! をもって見てゆきましょう。!