1昨日の大雪の日、立川で開催中の木下大サーカスを見に行きました。
サークルの方が招待券があるから行きましょうと、5人で行くはずだったのですが当日は朝から雪。
夕方まで続き積雪するとの予報で、3人がドタキャンし結局2人で重装備して出かけることになりました。
多摩モノレール立飛駅で下車し、テントを探しながら歩いているうちにも雪は絶え間なく降り続きます。
会場に着いた時はスタッフさんたちが雪かきの最中でした。
「木下大サーカス」、懐かしい名前です。
自分が小さい頃、子どもたちが小さい頃見に行った記憶があります。
あれから、ん十年ぶりのサーカスです。
開場まで40分近く待ちました(何せ自由席ですから)。
私たちは3組目位で、次々に後ろに列ができていました。
着いた時はまだ閉まっていたおみやげショップもオープンして、団体の子どもたちなど人も増えてきました。
開演前の様子です。
私たちは3列目に席を取りましたが、前2列は保育園の子どもたちが行儀よく座っていました。
パフォーマーに「ガンバレ!」とか「アブナイ!」とか可愛い声で、身を乗り出して応援していました。
目の前に広がるのはきらびやかで驚嘆する異次元のようなパフォーマンス。
まるでラスベガスのショーに来たよう(1回しか行ったことないけれど)でした。
光と音楽が交錯し、生の迫力とスリルとスピードに圧倒されました。
ホワイトライオン5頭のショー、調教師一人のムチにライオンがおとなしく従います。
ライオンにも芸を仕込める、その驚きにも増して、その大きな姿と毛色の美しさに感動しました。
空中大車輪のコンビ、3人でやる命がけのオートバイショー、目隠ししての空中ブランコなど
ハラハラドキドキ、究極のエンターテインメントを楽しめました。
帰ってから調べたのですが、木下サーカスは120年もの歴史を持ち、約70人の演技集団と約30人の営業集団で構成され、演者のうち約20人は世界各国から集まった外国人アーティストだそうです。
日本人は社員ですが、外国人には公演ごとにギャラが支払われるだとか。
コロナ禍の中、5か月の営業停止をやむなくされても一人も解雇、退職者を出さず、給料も払っていた。
ここにも感動してしまいました。
「動物のエサ代にして」と貯金箱を持ってやってくるファンたち。
長引くコロナ危機の中、クラウドファンディングを実施したところ、全国からたちまち3000万円以上が集まったそうです。
サーカスを見るのに言葉も知識も必要ありません。
老若男女問わず、誰でも楽しめるサーカスの素晴らしさを再認識させられた雪の日でした。