『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

ナターシャさんのバンドゥーラコンサート

2022-05-11 10:10:29 | 講演会・催し

ウクライナ支援のコンサートに所沢のミューズ小ホールへ行ってきました。


      



ウクライナ人のナターシャ・グジーさんのチャリティーコンサートを合唱団ききゅうが企画して実施したものです。
とても、とても素晴らしくて、感動しました!

初めて聴くバンドゥーラの響き、透き通るような歌声。
そして、民族衣装の刺繍が施されたブラウスと赤い巻きスカートに身をつつんだ佇まい。
横の席で見ましたが、美しい横顔と民族楽器の優雅なバンドゥーラとがマッチして、まるで西洋絵画から抜け出たような雰囲気でした。


      

ナターシャさんは6歳の時、チェルノブイリ原発事故で原発からわずか3.5キロのところで被曝したそうです。
父親が原発に勤務していたのです。
避難生活で各地を転々とし、キエフ市に移住しました。
ゆっくりと美しい日本語で話すナターシャさん。
「友だちの子どもに被曝の影響がでています。事故はまだ終わっていません」と。

子どもの頃からバンドゥーラの音色に魅せられ、8歳の頃から音楽学校の専門課程で学びました。
2000年から日本語学校で学びながら日本での音楽活動を開始。
コンサートやライブ活動加えて、学校での国際理解教室やテレビ・ラジオなど多方面で活躍中です。


ウクライナの歌、日本の歌、自作の歌。
小ホールですから、祈るように歌い、奏でる美しい音がストレートに観客の胸に響きます。

今のウクライナの現状のことは一切語らず、歌に込めている心情が痛いほど伝わってきました。
アンコールはタイトルは忘れましたが、ウクライナでは誰もが知っているという歌。
日本では「ふるさと」のような歌ですと、少し涙ぐみながら紹介しました。

その後に実際歌ってくれた「ふるさと」は感動ものでした。

語るには余りにもつらかったのでしょう。
プログラムにメッセージが載っていましたので、紹介しますね。

        







コメント
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