喜多院法興寺

住職のひとりごと

生活保護打ち切りの53歳衰弱死、再受給問い合わせ後

2009-06-19 08:24:12 | Weblog
読売新聞
 {三重県桑名市で、生活保護を打ち切られた一人暮らしの男性(53)が今年4月に栄養失調で衰弱死していたことが17日、わかった。

 この日の同市議会一般質問で取り上げられ、市側は「今回のケースを重く受け止め、このようなことが二度と起きないよう、最善の注意を払っていきたい」と答弁した。

 同市によると、男性は昨年6月に清掃のアルバイトの仕事がなくなったといい、同8月から生活保護費を受け取った。しかし、男性が同12月に支給窓口を訪れなかったことから、担当職員が今年1月、自宅を訪問。この際、男性は「日雇い労働者の仕事が見つかったので、今後はそれで生計を立てていく」と話したため、市は以降の支給を打ち切った。

 同2月には、男性から「仕事が駄目になりそうだが、再受給は可能だろうか」と問い合わせの電話があり、市の担当者が「本当に駄目になったら相談に来てほしい」と伝えたが、その後、連絡がなく、4月26日に自宅で死亡しているのが見つかった。死亡は発見時の1、2日前とみられるという。

 水谷 元 ( げん ) 市長は「不況で厳しい状況が続いており、再発防止を指示した」と話している}

 こういうニュースを目にする度に心が痛む。現在不況下の中で生活保護を受ける人が増えている。その様な中で、福祉の担当者は生活保護の削減を上から言われ、支給を打ち切った結果、衰弱死してしまった。市長は再発防止を支持しているが、こういう不幸な人が後を絶たないであろう。