朝日新聞
{東日本大震災の津波でなぎ倒された岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松から、京都・清水寺の仏像を制作する取り組みが27日、始まった。被災者らが少しずつノミを入れ、震災1年となる来年3月11日の完成を目指している。
清水寺が大日如来坐像(ざぞう)(重要文化財)の複製品の制作を京都伝統工芸大学校(京都府南丹市)に依頼。同校が被災した松を用い、被災者との「合作」を企画した。完成後は同寺の大日堂で公開される予定だ。
高田松原の松を巡っては今月、京都市で行われた「五山送り火」で使う計画が二転三転。まきから放射性物質が検出され、結局使われなかった経緯がある。同校が仏像にする松の検査を実施したが、放射性物質は検出されなかった。
制作される大日如来坐像は高さ約2.7メートル。約30本分の松の木材を寄せ合わせた。内部には、制作に参加する被災者の名札が納められるという。}
名勝「高田松原」の松で大日如来坐像を京都の学生と被災者ら制作、清水寺の大日堂に安置される。いわくつきの松が、約2.7メートルの大日如来坐像に生まれ変わる。清水寺が重要文化財である大日如来坐像の複製を、京都伝統工芸大学校に依頼した。そこで同校が被災した松を用い、被災者との「合作」を企画した。高田松原の松で大日如来を作成する事は、話題性もあり、非常に良かったと思う。出来上がった仏様の公開が楽しみである。
{東日本大震災の津波でなぎ倒された岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松から、京都・清水寺の仏像を制作する取り組みが27日、始まった。被災者らが少しずつノミを入れ、震災1年となる来年3月11日の完成を目指している。
清水寺が大日如来坐像(ざぞう)(重要文化財)の複製品の制作を京都伝統工芸大学校(京都府南丹市)に依頼。同校が被災した松を用い、被災者との「合作」を企画した。完成後は同寺の大日堂で公開される予定だ。
高田松原の松を巡っては今月、京都市で行われた「五山送り火」で使う計画が二転三転。まきから放射性物質が検出され、結局使われなかった経緯がある。同校が仏像にする松の検査を実施したが、放射性物質は検出されなかった。
制作される大日如来坐像は高さ約2.7メートル。約30本分の松の木材を寄せ合わせた。内部には、制作に参加する被災者の名札が納められるという。}
名勝「高田松原」の松で大日如来坐像を京都の学生と被災者ら制作、清水寺の大日堂に安置される。いわくつきの松が、約2.7メートルの大日如来坐像に生まれ変わる。清水寺が重要文化財である大日如来坐像の複製を、京都伝統工芸大学校に依頼した。そこで同校が被災した松を用い、被災者との「合作」を企画した。高田松原の松で大日如来を作成する事は、話題性もあり、非常に良かったと思う。出来上がった仏様の公開が楽しみである。