喜多院法興寺

住職のひとりごと

お薬師の功徳は人々の病を除き窮乏から救う

2013-02-24 10:03:33 | Weblog
薬師如来の12の功徳
1、全ての人々を仏にする。  
2、全ての人々を明るく照らし、人々が善い行いをできるようにする。  
3、全ての人々が必要なものを手に入れることができるようにする。  
4、全ての人々を大乗仏教の正しい教えに導く。  
5、全ての人々に戒律を保たせる。  
6、全ての人々の身体上の障害を無くす。  
7、全ての人々の病を除き窮乏から救う。  
8、女であることによって起こる修行上の不利な点を取り除く。  
9、全ての人々をさとりの妨げをなす魔から救い、菩薩の修行を修習させて完全なさとりに到達させる。
10、国法による災いなどの災難や苦痛から解放する。  
11、全ての々が飢えや渇きに苦しむことがないようにする。  
12、全てのの人々に衣服を与え、心慰めるものを与えて満足させる。

 薬師如来の信仰は、病にかかった時に、不安と絶望から勇気と、生きるパワーを与えてくれる仏様です。薬師のお姿は瑠璃色した薬つぼ左手に持ち、右手の薬指と親指で薬を取り出して、7番の全ての人々の病を除き窮乏から救ってくれます。今は医学の進歩で、早期に治療をすればガンも完治できるようになりました。しかし現代社会に心の病が急増し、自死者毎年3万人もいます。誰しも生を受けたと同時に病にかかり、老いて必ず死ぬ定めを持っています。人は先が見えない中に、仏様に寄り添うことで、生きる勇気と人を思いやる優しさが生まれます。薬師如来の12の功徳の1番全ての人々を仏にすることが究極の目的であります。信仰とは思っているだけではだめです。行動すること即ち霊場を参拝し、日頃の家内安全や身体健康に感謝することでする。毎日明るく楽しく生活し、死ぬまで元気に過ごせるよう祈念します。
http://http://white.zero.jp/yakushi/study/study.html

上総国薬師如来霊場巡拝研修会開催

2013-02-21 06:39:51 | Weblog
上総国薬師如来霊場巡拝研修会開催
平成25年2月17日
会場 13番円如寺
 上総の薬師如来霊場が発足して15年が経過し、薬師霊場会の活性化するため、霊場巡拝先達を養成したいとの願いから、平成25年2月17日AM9時から13番円如寺本堂に63名の霊場会所属の信徒と住職が参加して、上総薬師如来霊場巡拝研修会開催された。
 最勝福寺の鈴木副会長の司会進行で研修会が始まった。次に像法寺の田中副会長より法要の前に参拝の仕方の説明と巡拝の日程が報告された。続いて道場主である円如寺の竹井常務理事から、薬師如来の功徳についての法話があり、成田山の進藤常務理事の経頭により法要が営まれた。「懺悔文・三帰禮文・十善戒・発菩提心ん真言・三昧耶戒真言・開経文・般若心経・光明真言・円如寺ご詠歌・ご宝号・普回向」参加者一同心を一つにしてお経をお唱えした。
 その後、待たせていた三台のマイクロバスに分乗し12番円蔵寺・11番自性寺・8番最勝福寺と厳かに霊場巡拝の法要研修会行われた。午後1時13番円如寺に帰還、記念写真撮影の後、最勝福寺の鈴木副会長の司会進行で懇親会の部に入った。始に像法寺の田中副会長より定期巡礼の趣旨を面白く説明された。次に法興寺の中村会長から霊場会の経過報告とお礼の挨拶があり、道場主円如寺の竹井常務理事の挨拶に続き、観音教寺代理で30番西善寺岩瀬会員が乾杯の発生を行い、和やかなうちに懇親会が行われた。午後3時になり最明寺の松崎副会長代理が中締めを行い、研修会の全ての行事を終了した。
上総国薬師如来霊場会のHPに巡礼研修会の写真を掲載していますのでご覧ください。
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十二代目市川団十郎さん死去66歳

2013-02-05 06:28:06 | Weblog
2月4日 よみうり寸評 読売新聞

 {〈市川団十郎〉は江戸歌舞伎屈指の大名跡だ。姓は堀越、屋号は成田屋で代々が名優の重い系譜◆お家芸の〈荒事〉は初代が創始した。七代目が初代以来の荒事の当たり役を調べて、〈歌舞伎十八番〉を選定した。九代目が明治期歌舞伎界の第一人者、〈劇聖〉と仰がれた名優だった◆濃柿茶色の大輪の朝顔が団十郎と名付けられたのは、九代目がその色を好んだことからの命名だという。人気のほどがしのばれる。その大名跡を背負ってきた当世歌舞伎界の大黒柱、十二代目市川団十郎さんが3日、急逝した◆4月には新しい東京・歌舞伎座がこけら落としを迎えるというのに、ご本人も楽しみにしていたというのに残念の極み◆白血病と長く闘いながら、伝統の荒事でファンを魅了した。昨年12月の中村勘三郎さんの死に続いて今度は団十郎さん。歌舞伎界への衝撃は大きい◆66歳は早すぎる。世代の近いファンには、尾上菊之助、辰之助とともに〈三之助〉だった市川新之助時代、未完の大器と呼ばれた若き日が懐かしい。}

「勧進帳」の弁慶など豪快で力強い「荒事(あらごと)」の演目をはじめ、幅広い作品で立ち役として活躍した歌舞伎界の大看板である十二代目市川団十郎さんが3日、急逝した。昨年12月、風邪をこじらせた後、肺炎の兆候がみられると診断され、1月の東京・新橋演舞場の公演を休演。4月に開場する新しい東京・歌舞伎座のこけら落とし公演に向けて治療に専念していた。昨年は息子の市川海老蔵の騒動では、息子をマスコミから守り通した。人間的にも歌舞伎界のみなから慕われた逸材が、旅立ってしまった。昨年は中村勘三郎を失い、歌舞伎界の今後は厳しいことに直面することであろう。