喜多院法興寺

住職のひとりごと

父の死隠し恩給受け取る…1300万賠償命令

2010-07-31 08:41:12 | Weblog
読売新聞
 {公立学校教員だった父親の恩給を、父親の死後も不正に受け取り続けたとして、三重県が津市の男(66)を相手取り、約1300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、津地裁であった。

 宮下尚行裁判官は男の不正受給を認定し、全額を支払うよう命じた。

 この不正受給を巡っては、男は詐欺と有印私文書偽造・同行使罪に問われ、今年5月、津地裁で懲役2年4月の実刑判決を言い渡され、確定している。

 判決によると、男は2003年4月から08年4月まで21回にわたり、総額約1300万円の恩給を不正に受け取った。男の父親は02年12月、96歳で死亡したにもかかわらず、男は死亡の事実を隠し、06年8月には県の恩給受給権調査申立書に父親の名前を記載して生存しているように装っていた。}

 公立学校教員だった父親の恩給ほしさに、父親の死後も不正に受け取り続けたとして、男は詐欺と有印私文書偽造・同行使罪に問われ、今年5月、津地裁で懲役2年4月の実刑判決を言い渡されている。生きていれば111歳になる男性がすでに30年前に死んでた。警察が捜査したらミイラかした死体を発見した記事もあった。死亡届を出さないで、生きている様に装い年金を受け取るのは、詐欺で有印私文書偽造の大罪である。

死刑執行に法相自ら立ち会う

2010-07-29 06:45:19 | Weblog
7月29日付 編集手帳 読売新聞
2010年7月29日(木)01:13
 {サンテグジュペリの『星の王子さま』で、 狐 ( きつね ) が王子さまに言う。〈肝心なことは目では見えないんだよ〉
◆誰かが誰かを殺す。神様が一部始終をビデオに収めていたならば、正視に耐えない 凄惨 ( せいさん ) な映像だろう。そういうビデオは、この世に存在しない。目に見えなくても、心には刻んでおきたい「肝心なこと」である。
◆宇都宮市の宝石店放火殺人事件などで死刑が確定した2人の死刑囚にきのう、東京拘置所で刑が執行された。千葉景子法相は足を運び、立ち会ったという。拘置所で「見た場面」には、思うところ、感じるところがいろいろあっただろう。
◆自分の命令によって消える命の最後を見届けた行為には敬意を表しつつ、思う。死刑制度の是非を議論する場合には「見た場面」だけでなく、「見ぬ場面」にも思いを致してほしい、と。6人の人間が縛られ、衣服にガソリンをまかれ、焼死する場面は、目で見ることができない。
◆死刑執行の報に「ああ、あの事件…」と思い出した。〈思ひ出すとは忘るるか 思ひ出さずや忘れねば〉(閑吟集)。遺族は事件を思い出しはしなかったろう。片時も忘れぬゆえに。}
 
 死刑廃止論者の千葉法相が、死刑の執行に立ち会うと記者発表された。今までの法相は死刑に印鑑を押すだけで、死刑に立ち会わなかったことを初めて知った。法相が死刑執行を許可したなら当然処刑に立ち会うべきだと思う。今まで死刑執行に対しては公開すべきところは公開すべきだ。 未執行の死刑確定囚は107人もいる。


熱かんで超伝導に?=赤ワインが最も効果

2010-07-28 06:59:48 | Weblog
 時事通信
{鉄とテルル、硫黄から成る特殊な化合物を日本酒や赤ワインなどの酒に浸し、約70度に温めると、翌日には零下約265度の極低温で電気抵抗がゼロになる超伝導の性質を示すことが分かったと、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)が27日発表した。

 焼酎やビール、ウイスキー、白ワインでも試し、いずれも成功したが、赤ワインが最も効果が高かった。酒に含まれる原因物質や仕組みはまだ不明だが、同機構の高野義彦ナノフロンティア材料グループリーダーらは、新たな超伝導物質を開発する手掛かりになるとして、解明を目指している。

 この化合物は、東京工業大の細野秀雄教授らが2008年に発表した鉄系超伝導体の一種。意外な元素の組み合わせでも、極低温の中では比較的高い温度で電子が自由に動く結晶構造を実現できると判明。世界的に再び超伝導研究が盛んになった。

 超伝導物質は、強力な電磁石を使う医療用の磁気共鳴画像診断装置(MRI)やリニアモーターカーなどに使われている。普及を拡大させる上で、より高い温度で超伝導になる物質を、どれだけ安く作れるかが課題となっている。}

 鉄とテルル、硫黄から成る特殊な化合物を酒にひたして熱燗にすると超伝導の性質を示すことが分かった。零下約265度の極低温で電気抵抗がゼロだが、高温上で超伝導が出来たら利用価値は高い。研究に一石を投じた研究発表であった。 

「氷河特急に乗るはずだった」=脱線事故、邦人客に衝撃―スイス

2010-07-26 07:06:55 | Weblog
 時事通信社
{【シオン(スイス)時事】脱線事故を起こしたスイスの氷河特急は、雄大なアルプスを眺めながら鉄道の旅を楽しめるとあって、日本からのツアー客も多い。脱線現場から鉄道で約30分のフィスプでは24日、事故で予定変更を余儀なくされるツアー客の姿も見られた。

 静岡県藤枝市から来たという夫婦は、事故の翌日に氷河特急に乗る予定だった。ツアーの目玉として楽しみにしていたが、移動手段はバスに変更。「事故はテレビのニュースで知った。日本人が亡くなったと後でガイドから聞いて驚いた」と話す。

 負傷者が搬送された地元州都シオンのタクシー運転手は「長く仕事をしているが、こんな事故は初めてだ」と、観光イメージ低下を心配する。市内の病院には、関係者と思われる日本人数人が詰めていたが、「わたしたちからお話しすることはありません」と表情を硬くしていた。} 

 事故を起こした列車には日本人ツアー客三十数人が乗っており、うち数人が病院に運ばれたと語った。死者の国籍は不明、負傷者のうち6人は重体という。スイスの氷河特急は、雄大なアルプスを眺めながら鉄道の旅を楽しめるとあって、日本からのツアー客も多い。事故後はバスに変更された。一日早ければ、この列車に乗っていたかも知れない。



液晶装置で帆の向き制御=世界初、宇宙ヨット「イカロス」

2010-07-25 06:49:53 | Weblog
時事通信
 {宇宙航空研究開発機構は23日、太陽の光の粒子を大きな帆に受けて進む宇宙ヨット「イカロス」の帆に組み込んだ液晶装置を遠隔操作し、帆全体を太陽に向け直すことに成功したと発表した。液晶装置による姿勢制御は世界初。姿勢制御にガス噴射エンジンを使う必要がなく燃料を節約できるため、将来、宇宙ヨットで木星探査を行う際、探査機の運用期間を延ばすことができる。

 同機構の佐伯孝尚助教によると、この技術は世界各国で研究が進んでいる「宇宙太陽光発電」を実現する上でも重要。大面積の薄膜太陽電池を備えた衛星を地球上空約3万6000キロの静止軌道に配置し、マイクロ波などで地上に送電する構想だが、液晶装置で発電衛星の姿勢制御ができれば燃料節約につながり、寿命が延びる。} 

 太陽光を帆に受けて進む世界初の宇宙ヨット「イカロス」(重さ310キロ)が、燃料を使わず、液晶装置を遠隔操作し、帆全体を太陽に向け直すことに成功姿勢制御に成功したと発表した。太陽光の微弱な圧力だけを利用し、14メートル四方の帆の向きを1日に0.5度変化させられることを確かめた。今後は太陽光による軌道変更に挑戦すると言う。