喜多院法興寺

住職のひとりごと

おくられ人の納棺は今は段ボール製

2009-06-03 06:44:20 | Weblog
朝日新聞
 {段ボール製のひつぎが普及し始めている。主流の合板製より使う木材が少なく、火葬時に窒素酸化物など有害物質の排出も抑えられるという触れ込みで、業界では「エコ棺(かん)」と呼ばれる。環境問題への関心の高まりが、最期の風景にも及んできた。

 「ずいぶんきれいなお棺ねえ」。4月中旬、67歳の夫をがんで亡くした千葉県の主婦(63)は、自宅に運ばれてきたモスグリーンのエコ棺に目を見張った。葬儀の細かな点は業者任せで、段ボール製と知ったのはこの時が初めてだったが、「環境に配慮したもので送られるなら、夫も喜んでいると思う」。参列者から「私もこれに入りたい」と声が上がるほど好評だったという。

 ひつぎは、キリや輸入木材の合板製が主流だ。エコ棺は3層の強化段ボール製だが、表面を布張りし、見た目には合板製と区別がつかない。強化段ボールは輸入貨物のコンテナにも使われ、エコ棺は250キロの重さにも耐えるという。

 国内に数社あるメーカーの一つ、トライウォール社(東京都千代田区)によると、エコ棺の段ボール製造に使う木の量は合板製の3分の2。だが、合板に必要な接着剤やくぎなどの金具がいらないことから火葬で出る有害物質は3分の1にまで減る。}

 エコ棺と呼ばれ合板製から、強化段ボール製が普及した。表面を布張りしているので、見た目には合板製と区別がつかない。おくられ人にとっては、どうでも良いこと、気持ちよくおくってもらえるかだと思う。あまり大げさな葬儀は要らないが、親戚も呼ばない家族だけの葬儀も味気ない。おくる人に気持ちが有るかないかだ。昔の言葉に「しかられた恩を忘れず墓参り」といわれているが、おくられ人は何も伝える事が出来ませんので、感謝を込めて供養をしたいものだ。