喜多院法興寺

住職のひとりごと

「景気屋シンちゃん」安倍内閣を識者が命名

2012-12-28 06:22:38 | Weblog
12月27日 よみうり寸評 読売新聞

 {〈危機突破内閣〉は〈二度と失敗はしないぞ内閣〉だろう。安倍晋三新首相のそんな思いが見える◆自民党のキャッチフレーズ〈日本を取り戻す〉で言えば、〈民主党政権で失われた日本を取り戻す〉と同時に〈第1次安倍内閣の失点を取り戻す内閣〉だ◆経験と反省を生かすなら首相の再登板もいいかもしれない。戦後唯一の先例、吉田茂氏の再登板以来64年ぶり。第1次吉田内閣は1年だが、1年5か月後に再登板した第2次~第5次は6年2か月の長期政権だ◆第2次安倍内閣の顔ぶれには〈お友達内閣〉と揶揄やゆされた轍てつを踏まない覚悟が見える。麻生、谷垣氏の総裁経験者に加えて総裁選を争った石原、林両氏も入閣◆この安定感、バランスと同時に政策通の若手登用で清新さもアピールした。初入閣は10人。女性2人の入閣は党四役の2人に続く。この顔ぶれで危機を突破する◆何よりも景気回復が旗印。産経紙にはかつてのテレビドラマ「ケーキ屋ケンちゃん」をもじり「景気屋シンちゃん内閣」の名も出ている。}

 新内閣を発足させた安倍晋三首相。景気対策などで期待を集める一方、今回の組閣に批判的な意見もある。漫画家の弘兼憲史氏(65)。かつて人気を博したテレビドラマ「ケーキ屋ケンちゃん」をもじり、「景気屋シンちゃん内閣」と名付ける。森永卓郎氏(55)は、構造改革路線を目指した小泉内閣(平成13~18年)の再来とみて、「小泉構造改革再現内閣」と命名する。経済評論家の勝間和代氏(44)は「経済再生必勝内閣」と命名。「パフォーマンスのうまい人ばかり集め、実力のない『ショーウインドー内閣』だ。政治評論家の森田実氏(80)は手厳しい。民主党みたいに期待はずれとはならないように少しでも景気が良くなることを願う。


 

放射性セシウム光らせ、確認できる検出薬を開発

2012-12-24 06:31:14 | Weblog
 読売新聞
 {放射性セシウムを光らせ、目で確認できる検出薬を開発したと、独立行政法人物質・材料研究機構(茨城県つくば市)のチームが発表した。

 人体や環境への悪影響がないことを確認できれば実用化を目指す。原発事故の除染などに役立てたいという。

 同機構の有賀克彦主任研究者と森泰蔵博士研究員らが、市販の3種類の試薬を使って開発した。この検出薬はセシウムを包み込む性質を持ち、セシウムを含む土などにかけて紫外線を照射すると、青緑色に光ることを確認した。

 地面や植物の表面など、数ミリ・メートルの小さな範囲でも検出でき、家の中や庭などでも活用できそうだという。

 この検出薬はカリウムなども光らせるが、色の違いでセシウムと区別できるとしている。}


 市販されいるニトロベンゼンなどの3種類の薬品を混ぜて開発したというが、セシウムが目で確認できるとはすごいことだ。これからの東京電力福島第1原発事故で汚染された土壌の除染作業の効率化にも役立つと期待される。すごい発明だと思う。





朴新政権が誕生で両国関係の修復を期待

2012-12-21 06:29:19 | Weblog
12月20日 よみうり寸評 読売新聞


 {〈準備された大統領〉――韓国大統領選を制した 朴 パク 槿 クン 恵 ヘ 氏のこと。女性大統領も父子2代の大統領も韓国ではいずれも初めてだ◆〈運命の娘〉――波乱に満ちた半生を思うとこんな名で呼びたくもなる。1952年生まれの60歳。11歳の63年、父 朴 パク 正 チョン 煕 ヒ 氏が大統領に当選。仏留学中の74年、父を狙撃した流れ弾が当たり、母の 陸英修 ユクヨンス 夫人が死亡した◆それから、朴大統領が暗殺された79年10月まで母に代わってファーストレディーを務めた。その時から〈準備された大統領〉の道が運命だったかもしれない◆自身が暴漢にほおを切られたこともある。今回の高い投票率75%超は野党・ 文在寅 ムンジェイン 候補に有利かとも見られたが接戦を制した◆父朴正煕政権の遺産は正負ともに巨大といわれる。〈 漢江 ハンガン の奇跡〉と呼ばれる高度成長を生み出した父の娘は正に、親日派、独裁者の娘とされるのは負に働く◆その正負を克服して朴新政権が誕生する。新年は日韓そろって新政権の年になる。ともに未来志向で両国関係の修復を期待しよう。}


 韓国大統領選で次期大統領となった、セヌリ党の朴槿恵氏)は20日午前、ソウル市内の党本部で会見し、日韓間の懸案である竹島(韓国名・独島)や日本の朝鮮半島統治時代の慰安婦問題などを念頭に、「正しい歴史認識を土台に東アジアの和解、平和が拡大するよう努力する」と対日認識の原則を示した。朴氏は選挙戦で、日韓関係の重要性について強調してきたが、大統領選を制した後の初会見では今後の安倍晋三政権との日韓関係構築に向け、自らの立場を強調したものとみられる。日韓両国が協力して、北朝鮮と向かい合ってもらいたい。






民主党の大敗で閣僚の8人が落選

2012-12-18 06:36:32 | Weblog
12月17日 よみうり寸評 読売新聞

{議席数の急降下、急上昇を例えればジェットコースター、政界地図の色分けならオセロゲーム。これぞ浮沈の激しい小選挙区制の選挙だ◆それにしても民主党の惨敗ぶりは目をおおうものがある。前回、政権交代選挙で民主党が獲得した衆議院の議席は308、自民党は119だったのに比べ今回、民主党は57に転落、自民党は294。まさに大逆転選挙◆東京18区で菅前首相が落選、辛うじて比例で復活したのは象徴的だ。選挙戦の 辻 つじ 立ちで菅氏が支持を呼びかけても聴衆はまばらですげなかった◆自民党圧勝というよりは民主党政権3年3か月の評価が地に落ちた結果だ。藤村官房長官、田中真紀子文科相はじめ財務、総務など閣僚8人の落選は前代未聞◆第3極の「維新」は躍進したが、「未来」は惨敗。嘉田由紀子代表が卒原発を唱えても、その顔に隠れた中身は元民主党の小沢一郎氏一派と見透かされたからだ◆圧勝の自民党にも笑顔は少ない。失敗すれば次の選挙でまたジェットコースターが動く恐れを知るからだ。}


 今回の選挙は誰に投票するか、非常に迷ったのではないか。しかし国民は絶対に民主党だけには入れたくないと思ったのではないのか。どこに投票するかで、しかたなく自民党に投票した結果、自民党が大勝ちし、民主党が大負けした選挙となった。民主党の大敗の原因は色々あるが、国民の期待に応えられず、約束が反故にされ、民主党の分裂騒動や、野田首相は国民は何も頼みもしないのに、財務省の方針に沿った消費税増税を断行した事だ。今回の選挙は国民の怒りに火を付けた結果、民主党が大敗し、閣僚8人藤村官房長官が落選した。自民党が勝利しても、国民の期待に応えられなければ、次の参議院選で大敗するであろう。






美代子容疑者自殺で・監視態勢など検証

2012-12-13 06:39:18 | Weblog
[時事通信社]
 {兵庫県尼崎市の連続変死事件で、県警は12日、角田美代子容疑者(64)が留置場で自殺した経緯について、「管理上のミスがなかったとは言えない」として、詳しく検証する考えを明らかにした。今後、留置場の監視態勢や異常発見後の対応に問題がなかったかなどを調べ、調査結果次第では関係者の処分も検討する。

 留置管理課によると、カメラを設置した上で正面から1対1で監視する方法が最も監視の程度が強いが、プライバシーの問題などから、美代子容疑者には必要ないと判断。(1)精神的に落ち着く(2)異変に気付く可能性がある―などの理由で、カメラのない看守席正面の3人部屋に収容していた。
 1時間当たりの巡回回数については、当初4回としていたが、美代子容疑者が「死にたい」と漏らした翌10月23日から6回に増やしたという。} 

  県警留置管理課が美代子被告を、監視を強化する「特別要注意者」に指定していたものの、要注意者への監視のうち最も軽い態勢を取っていたことがわかった。美代子被告は10月22日、同課員に「もう生きていたくない」と言い、特別要注意者に指定した。しかし美代子被告は3人部屋のまま巡回を通常の1時間4回から6回に増やしただけだった。同課は夜間、2人態勢を取っているが、1人は仮眠するため、女性巡査長が1人で6回、美代子被告の様子を確認した。女性巡査長は午前6時10分の巡回で美代子被告の異変に気付いた。巡査長は約5分間様子を見守った後、同課の巡査部長を呼んだ。美代子容疑者が死にたいと漏らしていたのに、この様な甘い監視でよかったのか疑問が残る。主犯の美代子容疑者死亡で事件が解明できなくなる。