喜多院法興寺

住職のひとりごと

「祝い事自粛したい」=結婚式延期・東日本大震災

2011-03-30 06:33:17 | Weblog
(時事通信)
{「祝い事自粛したい」=結婚式延期、花見低調―CMも激減・東日本大震災
2011年3月30日(水)06:03
 東日本大震災の後、国民や企業の間に自粛ムードが広がっている。歓送迎会の中止にとどまらず、結婚式の延期も続出。企業CMも大幅に減った。

 人気の結婚式場「八芳園」(東京都港区)では、挙式や披露宴の延期が60件超に上った。東北に住む来賓が被災したなど直接関係する理由もあったが、半分以上は「こういう時期に祝い事は自粛したい」。中止になった3、4件も含め、特別に無償で応じたという。

 弁当やオードブルを配達している「エブリィ」(荒川区)。卒業式の謝恩会や歓送迎会用の約300人分の予約が全て取り消された。「派手なことは控えたい」「電車が動かず人が集まらない」などの理由で、「入社式をやめた」も。花見で最も忙しい時期のはずが、予約は例年の1割に満たない。

 都も、花見の名所として知られる上野公園などで宴会の自粛を求めており、石原慎太郎知事は「一杯飲んで歓談する状況じゃない」としている。

 関東地方で約500店の居酒屋を展開する「モンテローザ」(武蔵野市)でも、震災後に売上高が2、3割減少。大阪や名古屋などで居酒屋チェーン店を経営する「マルシェ」(大阪市阿倍野区)は「地震翌日から団体客のキャンセルが相次いだ」といい、前年比で約3%の売り上げ減が続く。

 テレビのCMも様変わりした。CM総合研究所(東京都港区)によると、在京の民放キー局は14日夕までにCMを再開したが、広告主が自粛を要請。思いやりやあいさつなどをテーマにした公共広告をつくるACジャパンのCMが激増し、16日早朝までに放送された8173回の77%を占めた。最近は通常のCMが戻りつつあるが、同研究所は「様子見の会社も多い」としている。}

 東日本大震災が発生して19日が経過した。死者の数は1万1千を人を超え、いまだに安否がつかめない行方不明者は1万7千人にも上っている。また福島原発はまだまだ終息にはほど遠い状況で、電力不足で計画停電が実施されている。そんな中で、卒業式や結婚式を見合わすケースが多発している。いろいろ意見が有ろうと思うが、同情するのは当然だが、我々が出来る事は義援金、義援物資を最大限送ることだと思う。節電は必要だが、何も、卒業式を中止したり、結婚式を自粛する必要があるとは思えない。かえって経済が停滞してしまうのではないか。一人一人が元気にならないと、日本は立ち上がれない気がする。

関連ニュース

ドバイ・ワールドカップでヴィクトワールピサ、日本馬初制覇

2011-03-28 06:28:32 | Weblog
時事通信
 競馬のドバイ国際競走は26日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのメイダン競馬場で行われ、ドバイ・ワールドカップ(GI、全天候型馬場2000メートル)で、ミルコ・デムーロ騎手(イタリア)が騎乗したヴィクトワールピサ(牡4歳、栗東・角居勝彦きゅう舎)が2分5秒94秒で日本馬として初優勝し、賞金600万ドル(約4億8600万円)を獲得した。

 藤田伸二騎手のトランセンド(牡5歳、栗東・安田隆行きゅう舎)が半馬身差の2着に入った。ブエナビスタ(牝5歳、栗東・松田博資きゅう舎)は14頭中8着。

 1996年に開始され、賞金総額世界最高として知られる同レースで、これまでの日本馬最高は2001年のトゥザヴィクトリーの2着だった。

 ヴィクトワールピサは昨年、国内で皐月(さつき)賞と有馬記念を制し、フランスの凱旋(がいせん)門賞では7着。

 ドバイ・シーマクラシック(GI、芝2410メートル)では、ルーラーシップ(牡4歳、角居きゅう舎)が6着だった。

 金額で高額でも有名なドバイのメイダン競馬場で行われた、ドバイ・ワールドカップで、ミルコ・デムーロ騎手(イタリア)が騎乗した日本馬ヴィクトワールピサ、日本馬初制覇して、賞金4億8600万円を獲得した。奇しくも一着二着が日本の馬が制した。東日本大震災で、明るいニュースが無い中で、被災した人達に勇気と希望を与えてくれた、ミルコ・デムーロ騎手(イタリア)と藤田伸二騎手に感謝とエールを贈りたい。

「地震にあひて」思うこと

2011-03-27 06:36:54 | Weblog
3月27日付 編集手帳読売新聞
 {〈帰り来てうれしと思ふ 我家 ( わがいえ ) も 吾妹 ( わぎも ) も 吾児 ( あこ ) も皆 恙 ( つつが ) なし〉。88年前の関東大震災の後、歌人の花田 比 ( ひ ) 露 ( ろ ) 思 ( し ) が「地震にあひて」と題し、小紙にそんな歌を寄せている。
◆日本中の人が、家族や家を失った何十万人という被災者の悲痛を 想 ( おも ) いつつ、毎日、我が家に帰り着くたびに親や子、夫や妻の無事を確かめ、恙なきことの幸せをかみしめているだろう。「日常」の大切さを実感する。
◆職場の傍らで積まれたままになっている、この約半月の新聞の、一番下にあった紙面を引き抜いてみた。“あの日”の朝刊、一面トップは現職の東京都知事が出馬表明するという記事であった。
◆その隣には沖縄県民を 誹謗 ( ひぼう ) する発言をした米高官が更迭された、と報じられている。主婦の年金問題や、子ども手当をめぐって紛糾する国会の記事も大きい。
◆もちろんどれも重大な出来事なのだが、ニュースの背後に宿る日常感のようなものが妙に懐かしい。八方ふさがりだったはずの日々も 愛 ( いと ) おしく、解決困難と感じていた数々の問題が、今は活路を見いだせそうに思える。この災厄に立ち向かいつつ、早く、しっかりと日常に戻っていきたい。}

 88年前の関東大震災では、多くの被災者と死者を出した。その時の歌人の花田の「地震にあひて」と題し、小紙に家族が寄せ合い日常生活の大切さが実感する。今までのニュースはどこに行ったか、遠い過去の出来事に聞こえる。日に日に死者の数が増え、福島の原発は懸命の努力にもかかわらず、終息する様子もない。原発付近の住民は食料も届かず、政府は自主避難をよびかけに、途方にくれる住民。町ごと集団疎開をところも出ている。ニュースを見ていると、犬を飼っている家庭は避難しないで家にいる。犬も家族なのか見捨てられないのが現実なのか。







作業員3人被ばく建屋地下で放射線やけど

2011-03-25 06:39:01 | Weblog
時事通信
 {東京電力は24日、東日本大震災で被災した福島第1原発の3号機タービン建屋内で、作業員3人が170~180ミリシーベルトの放射線を浴びたと発表した。累積被ばく量は、特例として認められた250ミリシーベルト未満だが、一度に多量の放射線を浴びており、うち2人が放射線によるやけど「ベータ線熱傷」の可能性を否定できないとして福島県立医大病院に搬送された。手当ての後、25日朝にも千葉市の放射線医学総合研究所に移る。

 経済産業省原子力安全・保安院や東電によると、被ばくしたのはいずれも協力会社の男性社員で、30代2人に20代1人。3人は24日午前10時半ごろから仮設電源のケーブル敷設のため、原子炉建屋に隣接するタービン建屋地下1階の現場に入り、放射性物質が含まれるとみられる水たまりに足を踏み入れて作業した。

 作業を終え、午後0時10分ごろに個人線量計の数値を確認するとそれぞれ180.07、179.37、173.00ミリシーベルトを示していたことが判明。3人は体調は良好だが、うち被ばく量の多い30代と20代の計2人が搬送された。

 水たまりは深さ約15センチ。3人はフィルター付マスクを着け、上下つなぎの作業服に上着、ヘルメットにゴム手袋をしていたが、病院に運ばれた2人は長靴を履いておらず、くるぶしまで水に漬かった。3人の線量計は20ミリシーベルトでアラームが鳴るが、実際に鳴ったかは不明という。

 被ばく後に東電が現場を調べたところ、水たまりの表面は毎時約400ミリシーベルト、空間線量は同約200ミリシーベルトだった。実際に水に漬かって作業したのは、40~50分間とみられる。}

 東日本大震災で被災した福島第1原発の3号機タービン建屋内で、作業員3人が170~180ミリシーベルトの放射線を浴び、うち2人が放射線によるやけど「ベータ線熱傷」で福島県立医大病院に搬送された。危険な復旧作業は下請けにまかせていることは、今まででも承知している。東電に言いたい、どんな状況の時で、放射能よけの作業備品を与えて、危険な作業をさせるのは当然と思うが、下請けの社員には何も考えていなかったのか。非常に遺憾だ。

東京の浄水場から、乳児が飲むのに適さない濃度の放射性ヨウ素が

2011-03-24 06:27:07 | Weblog
3月24日付 編集手帳 読売新聞
 {「我々エゴイストは…」と、今は亡き英国のコラムニスト、ロバート・リンドは書いた。どこかの国に 蔓延 ( まんえん ) するマラリアよりも、自分の歯痛を憂える――と(英国コラム選『たいした問題じゃないが』、岩波文庫より)
◆ひとつの洞察ではあろう。この地震を境に日本人の何かが変わったとすれば、リンド説とは逆に、他人の苦痛に心を寄せ、より小さな自分の苦痛に耐えるすべを学んだことかも知れない。
◆東京23区の“ 水甕 ( みずがめ ) ”である浄水場から、乳児が飲むのに適さない検出された。ニュース速報に思わず腰を浮かせかけ、「待てよ」と思う。
◆福島県内には、東京の2倍の濃度が水道水から検出された地域もある。大人や幼児以上の子供は飲むことができ、洗濯も入浴も問題ない。断水で空を仰ぎ、降る雨水で顔を洗った被災者の生活を思えば、まだしも恵まれた不便である。ミネラルウオーターの不要な買いだめをして、ほんとうに必要としている人を困らせるようなことはすまい◆せめてほんの少し、ひとに優しくなり、自分の痛みに強くならねば、亡くなった方々に合わせる顔がない。}

 金町浄水場から乳児が飲む規制値の2倍を超える放射性ヨウ素が検出されたことを受け都内23区と5市の乳児を持つ家庭にペットボトルの水を24万本を配布すると発表した。大人には飲んでも、体を洗っても影響がない。ミネラルウオーターがスパーの店頭から無くなっている。不要な買いだめは、本当に必要な被災地を困らすことになるので止めて欲しい。