喜多院法興寺

住職のひとりごと

授業料未納なら「卒業証書渡しません」 島根の県立高校

2009-02-28 08:43:33 | Weblog
朝日新聞
{安来高校が保護者に出した通知。「期限までに全額納入がない場合は、卒業証書をお渡しできません」と書かれていた
 島根県安来市の県立安来高校が1月、3年生約150人すべての保護者に、授業料などが未納の場合は「卒業証書をお渡しできません」と告げる文書を出した。これを知った県教委が県立44高校を調べたところ、ほかに7校が同様の対応をとっていることが判明。県教委は26日、「未納を理由に卒業証書の授与を拒むことはできない」と全県立高校に通知した。

 安来高校は1月20日に保護者に配った「県立高校授業料(2月分、3月分)及びPTA等諸会費の口座振替について」と題する文書で、2カ月分の計3万8300円を2月16日に口座振替することや、残高不足で振替できなかった場合は2月末までに納めることを求めた。そのうえで「期限までに全額納入がない場合は、卒業証書をお渡しできませんのでご承知ください」との一文を入れた。

 同校によると、全校で毎月10人前後の滞納があり、事務長の発案で昨年から一文を入れ始めた。期限内に全員が納入したため、実際に卒業証書を渡さなかった生徒はいないという。栂瀬(とがせ)久男校長は「卒業証書の授与と授業料などの滞納を結びつけたのは配慮を欠いていた。生徒と保護者に申し訳ない」と話している。

 2月初めに外部からの指摘でこれを把握した県教委は、全県立高校を対象に過去5年間について調査。その結果、ほかに7校が04年度から、未納分があった計65人の保護者に個別に口頭や文書で、納付しなければ卒業証書の授与を延期すると伝えていたことがわかった。うち県西部の1校で06年度、1人に卒業式で証書を渡さず、その後渡していた。他校では実際に渡さなかった例はなかったという。

 県教委高校教育課の河原一朗課長は取材に対し「卒業証書を人質にとった形で不適切だった。指導を徹底したい」と話した。(徳島慎也)}

「期限までに全額納入がない場合は、卒業証書をお渡しできません」と保護者全員に通知していた。実際、卒業証書を渡さない事例はなかったと言うが、卒業する生徒の気持ちになれば、ひどい話だ。金を取るのに手段を選ばない学校関係者は、金融機関に就職した方がいいのではないのか。

善光寺にひかれて小判はいかが? 地元商店街販売へ

2009-02-27 10:18:49 | Weblog
朝日新聞
{長野市の善光寺の御開帳(4月5日~5月31日)の記念小判を長野商店会連合会がつくり、26日発表した。3月から加盟店で2万枚を売り出す。

 御開帳は数えで7年に1度あり、秘仏とされる本尊の代わりの前立(まえだち)本尊が拝める。03年は約628万人が参拝した。この商機に地元商店街を盛り上げるための企画だ。

 1枚1300円。6月末までは千円分の商品券として加盟店で使える。「はやりのプレミアム付きではありませんが、ご利益があることを祈ります」と連合会。}

 善光寺人気にあやかって、商店連合会でご開帳記念小判2万枚を発売。1枚1300円で発売し、6月中は千円の商品券として加盟店使えるそうだ。現在の国宝善光寺本堂は300年前に再建された。再建を任されたのは、柳沢吉保の甥として大勧進の貫主となつた慶運である。慶運は6年の歳月をかけ、30人のお供とお前立本尊の出開帳をしながら、全国行脚して善男善女から寄付を集めた。その時から、善光寺は全国的に知られるようになったと想像する。

郵便割引悪用、広告会社長に逮捕状 6億円免れた疑い

2009-02-26 10:07:50 | Weblog
朝日新聞
 {企業のダイレクトメール(DM)広告の発送をめぐり、障害者団体の発行物を安く郵送できる制度が悪用された問題で、大阪地検特捜部は大阪市西区の広告会社「新生企業」(現・伸正)の社長(53)と元取締役(55)について、正規料金との差額6億数千万円を免れた郵便法違反(料金を免れる罪)の疑いと、法人税法違反(脱税)の疑いで逮捕状を取った。26日にも社長らを取り調べ、容疑が固まれば逮捕する方針。

 同社がかかわって発送された「心身障害者用低料第3種郵便物」は04年4月~08年3月だけで約1億通に達したことが判明した。正規の郵便料金は定形外郵便物が1通最低120円などと大きさや重さによってさまざまで、それぞれを正規で送った場合と比較した差額の総額は130億円余りにのぼるという。この制度で生じた損失は一般の郵便利用者が支払った郵便料金の中から補填(ほてん)されており、長期間、不正を見過ごしてきた日本郵政グループの責任も問われそうだ。

 捜査関係者によると、社長ら2人は大手印刷・通販会社などが顧客にDM広告を発送する際、障害者団体の定期刊行物と一緒にすれば、低料第3種郵便物として安く発送できると提案。「1回の発行部数の8割以上が有償で購読されていること」という条件を満たしていないのに、06年5月~08年1月の間、正規の郵便料金では計7億円近くかかるDM広告を低料第3種だとして計4千万円余りの料金で発送し、差額を不正に免れた疑いが持たれている。

 また、2人は07年3月期までの3年間、こうした取引に絡んで得た売り上げの一部を除外したり、架空の手数料を計上したりする手口で新生企業の所得約2億9千万円を隠し、法人税約8千万円を脱税した疑いも持たれている。大阪国税局による追徴税額は重加算税を含め約1億円にのぼるとみられる。}

「心身障害者用低料第3種郵便物」と偽り、企業のダイレクトメール(DM)広告の発送を7億円近くかかる郵送料を4千万円余りの料金で発送し、差額を不正に免れた疑いが持たれている。この所得を隠したことで国税庁は1億円の追徴課税を課した。今までこの様な違法行為を許した、郵政局もおかしいと思う。もっと早くに違法を見つけていたなら、被害が少なくてすんだはずだ。


アカデミー賞で「おくりびと」に外国映画賞、日本映画初

2009-02-23 16:31:04 | Weblog
「おくりびと」に外国語映画賞 米アカデミー賞(朝日新聞) - goo ニュース
(トムソンロイター)
 {[ロサンゼルス 22日 ロイター] 第81回アカデミー賞の授賞式が22日行われ、滝田洋二郎監督、本木雅弘主演の「おくりびと」が外国語映画賞に選ばれ、短編アニメ賞でも加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が受賞した。

 日本国内のメディアによると、外国語映画賞を日本映画が受賞したのは、同賞が1957年に独立した部門となって以来初めて。アニメ部門では、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が2003年に長編アニメーション賞を受賞しているが、短編部門では初の栄誉となった。

 「おくりびと」に主演した本木雅弘は受賞前、テレビのインタビューで「アメリカの方にも日本の心のもてなしというか、そうした作法みたいなものがとても通じたし新鮮に感じた、と言ってもらえたのでそれだけで十分」と話していた。

 また滝田監督は、英語で行った受賞スピーチで「大変幸せ。この映画のおかげでこの舞台に立てた。これは私にとっての新しい出発。また(この舞台に)戻ってきたいと思う」と語った。

 短編アニメ賞を獲得した「つみきのいえ」の加藤監督は、オスカー像を手に「大変重い」と感想を述べつつ、関係者に感謝の意を示した。

 このほか主要部門では、「スラムドッグ$ミリオネア」が作品賞、監督賞、撮影賞など8部門を受賞。主演女優賞には「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレットが、主演男優賞には「ミルク」のショーン・ペンが選ばれた。

 また、助演女優賞は「それでも恋するバルセロナ」のペネロペ・クルスが、助演男優賞は「ダークナイト」の故ヒース・レジャーがそれぞれ獲得した。}

 今回米アカデミー賞に本木雅弘主演の「おくりびと」が外国語映画賞に選ばれ、短編アニメ賞でも加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が受賞した。2賞をもらうのはもちろんこと、外国語映画賞を日本映画が受賞したのは初めての受賞となった。日本でも葬儀の儀礼が先行し、死者をおくる根本がなおざりにされている。「おくりびと」の様な納棺の儀式を省き、病院で綺麗になっているからと棺に納めいるのが、現在の葬儀の現状だ。「おくりびと」製作のきっかけとなった「納棺夫日記」作者である青木新門氏は言う。
日本人が忘れていた死者を心から送る納棺は、我々が感動した様に、外国人にも伝わったと思う。題材が重いにもかかわらず、ユーモアを随所に取り入れたのが、良かったのであろう。心からおめでとうを言いたい。


マニュアルに防止策なし 受精卵取り違え 廃棄しようと放置

2009-02-22 11:25:25 | Weblog
産経新聞
 {香川県立中央病院(高松市)で昨年9月上旬、不妊治療を受けていた20代の女性の子宮に別の40代の女性患者のものと思われる受精卵が移植され、人工中絶した医療事故で、当時の同病院の「生殖補助医療マニュアル」には、ミスを防止する対策などが盛り込まれていなかったことが21日、分かった。

 事故が起こった当時のマニュアルはA4判でわずか6ページ。事故後の昨年11月になって、このマニュアルは全面的に見直され、今年1月20日の改訂版ではダブルチェックなど、取り違えを防止する内容を含めて34ページになっている。


 また、移植されたとみられる40代の患者の受精卵は、廃棄しようと作業台に放置されていたものだったことも判明。


 この受精卵が入っていた培養容器(シャーレ)のふたは捨てたといい、香川県は、なぜ患者名が記されたふただけを捨て、本体をそのままにしていたのかを含め、再発防止に向け一連の経緯を詳しく調べる。


 病院や産婦人科の川田清弥医師(61)によると、川田医師は9月18日、別の40代の患者の受精卵が入った複数のシャーレを台上に出して作業。うち1つは不要と判断し、ふたを捨て、台の上に置いたままにしていた。次に20代の女性の受精卵が入った複数のシャーレを出し、作業するうちに混在し、すべてを20代の女性のシャーレとして保管したという。}

 本来、絶対にあってはいけない考えられないミスをおかした。産婦人科として、生命の誕生に係わっている、自覚がまず足らない。フタには名前を入れたが、シャーレには名前を入れていなかった。フタを開けたら、誰のであるか判断できない。極端なことを言うと、過去にも発見されないが、取り違えがなかったと、断言できない。マニアルがなかったと言うが、日頃の心がけが足りなかったような気がする。被害者の女性の気持を考えると、やっと子供が授かって喜んだ矢先に、他人の子だった事実にショックが大きすぎる。非常に憤りを感じた。