お江戸下町の最大の行楽地である浅草には個人的には数え切れないほど訪れています。名古屋から久しぶりにお江戸に戻り、大好きな浅草へふらりと出掛けてみました。
伝法院大書院
相変わらずの賑わいを見せる仲見世通りには、震災後激減した外国人観光客(特に中国人)がいくらか戻ってきたような気がします。そんな仲見世通りを抜けて奥山地区へ足を向けると、なにやら特別なイベントが開催されているような雰囲気が漂っています。近づいてみると、浅草寺に奉納された歴史的な大絵馬の特別展示と、なんと普段では絶対に入ることができない伝法院の庭園が特別に公開されているではありませんか!
大絵馬寺宝展入口
この特別公開は本年12月5日(月)までで、たまたま浅草にやってきた甲斐があったというものです。拝観料はわずか300円。一度は見てみたかった伝法院の僧坊と庭園の見学チャンスを見逃してなるものか、とまずは特別展示館で開催されている「大絵馬寺宝展」へ入場しました。
大絵馬と寺宝の展示スペースでは写真撮影が禁じられていましたので画像はありません。展示されている絵馬は私たちが願掛けのために寺社に奉納する小さなものではなく、「巨大」なと表現したほうがいい位の大きなもので、武者絵、伝説絵、歌舞伎絵など江戸時代の著名な絵師が描いた力作が多数展示されています。中でも、浅草寺を祈願寺として庇護した徳川将軍家の二代将軍秀忠公と三代将軍家光公が寄進した金蒔絵仕立ての神馬の絵馬はさすが将軍家といわしめる精巧な造りで一見の価値があります。これまで知らなかった浅草寺の寺宝と間近に対面できたことに感動しながら、伝法院の庭園へと向かうことにします。
五重塔とスカイツリー
五重塔とスカイツリー
特別展示館から出て参観順路に従って進んでいきます。この順路を進んですぐのところから見える光景はここからしか見られない浅草寺五重塔とスカイツリーのコラボレーションです。典型的な日本建築の五重塔と現代高層建築の代表格のスカイツリーが並んでアングルに収まっています。
梢越しに見る五重塔
順路をさらに進むと、左手に浅草寺本坊に属する「大書院」建物が現れます。なだらかな屋根の傾斜と長い廊下、畳の間と廊下を隔てる真っ白い障子を持つ大書院の建物が庭園の池の水に映えています。
大書院の廊下と障子
大書院の掛け軸
伝法院の庭園は寛永年間に幕府の作事奉行を勤めた、あの築庭の名手である小堀遠州の手によるものと伝えられています。池を囲むように回遊できる庭園は、賑やかな浅草のど真ん中にあることを忘れさせるような豊かな緑と閑静な佇まいを見せています。
庭園と大書院
庭園
庭園
庭園
池を回りこむと五重塔とスカイツリーを左右に従える大書院の素晴らしい景色を撮ることができました。こんなアングルは伝法院のお庭に入らなければ絶対に見ることはできません。
五重塔とスカイツリー
大書院と五重塔
あらためて伝法院が浅草寺の本坊として特別な存在であり、そのお庭も限られたものしか入ることができなかった秘園であったことを窺い知ることができました。
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相変わらずの賑わいを見せる仲見世通りには、震災後激減した外国人観光客(特に中国人)がいくらか戻ってきたような気がします。そんな仲見世通りを抜けて奥山地区へ足を向けると、なにやら特別なイベントが開催されているような雰囲気が漂っています。近づいてみると、浅草寺に奉納された歴史的な大絵馬の特別展示と、なんと普段では絶対に入ることができない伝法院の庭園が特別に公開されているではありませんか!
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この特別公開は本年12月5日(月)までで、たまたま浅草にやってきた甲斐があったというものです。拝観料はわずか300円。一度は見てみたかった伝法院の僧坊と庭園の見学チャンスを見逃してなるものか、とまずは特別展示館で開催されている「大絵馬寺宝展」へ入場しました。
大絵馬と寺宝の展示スペースでは写真撮影が禁じられていましたので画像はありません。展示されている絵馬は私たちが願掛けのために寺社に奉納する小さなものではなく、「巨大」なと表現したほうがいい位の大きなもので、武者絵、伝説絵、歌舞伎絵など江戸時代の著名な絵師が描いた力作が多数展示されています。中でも、浅草寺を祈願寺として庇護した徳川将軍家の二代将軍秀忠公と三代将軍家光公が寄進した金蒔絵仕立ての神馬の絵馬はさすが将軍家といわしめる精巧な造りで一見の価値があります。これまで知らなかった浅草寺の寺宝と間近に対面できたことに感動しながら、伝法院の庭園へと向かうことにします。
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特別展示館から出て参観順路に従って進んでいきます。この順路を進んですぐのところから見える光景はここからしか見られない浅草寺五重塔とスカイツリーのコラボレーションです。典型的な日本建築の五重塔と現代高層建築の代表格のスカイツリーが並んでアングルに収まっています。
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順路をさらに進むと、左手に浅草寺本坊に属する「大書院」建物が現れます。なだらかな屋根の傾斜と長い廊下、畳の間と廊下を隔てる真っ白い障子を持つ大書院の建物が庭園の池の水に映えています。
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伝法院の庭園は寛永年間に幕府の作事奉行を勤めた、あの築庭の名手である小堀遠州の手によるものと伝えられています。池を囲むように回遊できる庭園は、賑やかな浅草のど真ん中にあることを忘れさせるような豊かな緑と閑静な佇まいを見せています。
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池を回りこむと五重塔とスカイツリーを左右に従える大書院の素晴らしい景色を撮ることができました。こんなアングルは伝法院のお庭に入らなければ絶対に見ることはできません。
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あらためて伝法院が浅草寺の本坊として特別な存在であり、そのお庭も限られたものしか入ることができなかった秘園であったことを窺い知ることができました。
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