TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

錦織くんの戦略(2190)

2012-02-15 01:01:14 | tennis
今日は雨の一日でした。

クリスマスローズの写真ではじめて工作してみましたよ。




夜のジュニアのレッスンでは、NHKで放送した「魂のアスリート」という番組と、ニュースの特集で修造くんがしゃべった15分ものを
解説しながら見せましたよ。
小1と小3の男の子の注目したのは2つ。「フロリダのSえこコーチがつれてた男の子は誰なのか?僕らでもここでテニスできるの?」
ってことと、オーストラリアで圭くんがボランティアで小さな子たちとテニスするイベントに自分たちも出られるか??
…でした。






そのあとの選手クラスでは…
同じものを見せたあと、錦織vsツォンガの最終セットで、圭くんが行った戦略のことを、ビデオ見ながら講習。

「能ある鷹は爪をかくす」

基本戦略として、相手のバックにボールを集める、粘り強く打ち続け相手に危険をおかさせる、を行いながら…

でも、ここぞという所で、それまで隠していた事を行う。もちろんそれまで使ってなくても1発で成功させなければ意味がありません。

・強打してこなそうな体勢からの強打リターン。
・抜きサーブ。
・ファーストサーブで抜きサーブしたらフォルトしたので、セカンドで最強セカンドサーブ(ファーストよりだいぶ速い)。
・温存していた最速サーブ。
・突然のサーブ&ボレー。
・相手サーブゲームで体力温存。
・相手サーブゲームでわざとやや集中のテンションを下げてプレーして、次のサーブゲームとのギャップを大きくする。


などなど。


これを感じながら試合を見ることができるようになれば、いかにジュニアの試合が、「いざという時につかうひきだしを残しておかず、
常にすべてをさらけ出しながらプレーして、いざという時に相手をびっくりさせる手がないテニス」をしているか、わかってもらえるんじゃないか
と思います。

錦織くんは、小さかったころ、モロッコのヒッチャム・アラジ選手のプレーをいつも見ていたそうですが、
そこからこういった事を勉強したんじゃないかと思います。




おまけ






コメント
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