ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

歴史学と歴史小説

2018-05-08 08:14:34 | 余話として

    歴史学と歴史小説

 歴史学と小説の歴史は違っていて当然です。

 歴史を専攻する人は、あまり歴史小説を読まれないと想像します。

 ですが、「歴史好き」という人の歴史(歴史観)は、小説から知識を得ておられるのが一般的です。

 私の場合の歴史は司馬遼太郎から大いに影響をされています。

 とにかく面白いのです。そして、司馬氏の文体が好きです。優しいんです。

 

 最近、日本史の中世に興味を持っています。

 いま、『悪党の裔(あくとうのすえ)・北方謙三著』(中公文庫)を読んでいます。

 赤松円心を主人公にした小説です。

 次の日には、入門書ですが歴史(学)としての円心を読みます。

 北方氏は歴史学の成果をふんだんに取り入れておられます。

 が、エンターテイメントの要素が随所にちりばめられています。

 学問書より面白いんです。当然です。

 また、内容だけではないんです。読みやすいんです。

 歴史学者の方にお願いです。

 何とかして読み易い、歴史書を書いていただけないでしょうか。

 歴史学は、事実(または論)が正確であればよいのですが、もう一つ、易しい読み易い歴史学を紹介していただけないでしょうか。

 それも、歴史学者の大切な役割だとおもいます。

 特に、そう思うのは、学問として日本の中世史を読んでいると、頭が混乱してきます。分かりにくいんです。

 でも、この時代こそ、日本史の流れの中でも、特に大切な時代なんです。

 日本の歴史を二つに分けた分水嶺の時代です。

 一般的に、あまり知られていない時代となっています。このままだ歴史嫌いが増えてしまいます。(no193

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