ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

つつじの寺     *上荘町井ノ口  

2020-03-24 15:37:16 | 風景

    つつじの寺     *上荘町井ノ口

 日光山常楽寺(上荘町)に出かけました。ツツジを見たかったからです。今の時期、この寺は、ツツジに埋まります。でも、時期的に少しだけ早かったようです。満開のツツジの写真は、2年前のものです。

 常楽寺の紹介をしておきましょう。

 寺伝では大化年間の創建とするが、平安時代後期の寺院であろうと思えます。

 

 少し離れて下の方に加古川がながれています。

 常楽寺の建つ場所は、約35㍍で、加古川の流れはこの辺りでは15㍍です。ですから、約20メートルばかり川から高いところに常楽寺はあります。

 井ノ口の集落は、全体的に山が川に落ちこむ坂の上にある集落です。

 洪水の心配はないのですが、農業のための水が少ない地区でした。

 そのため、農業はため池や湧き水にたよることになります。

 厄神の駅を過ぎ、加古川線が鉄橋を渡った常楽寺付近に小さな池が密集しています。

 井の口は、農業にたよるだけでは、生活が成り立たない地域であったのでしょう。

 だとすると、生活の糧は何でしょうか。

 井の口は、加古川と湯山街道が交わる位置にあります。

 そのため、農業に商業を加味した生活が考えられます。現在、井ノ口は純農村のたた住まいですが、古くは商業が重要な役割をはたしていのでしょう。

 井ノ口村には、商業的な賑わいがあったのだろう

 常楽寺は村の規模にしては、立派なお寺です。「そんな経済力が常楽寺を支えたのではなかろうか」と想像します。

 鄙の村では、堂々とした寺を維持することはできません。

 *写真:つつじに埋まる常楽寺

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