西神吉町をゆく(2) 赤山(あかやま)
写真をご覧ください。
照明塔のある施設は、加古川市陸上競技場(加古川市西神吉町鼎1050)です。
そして右の山は、神吉八幡宮のある宮山です。
かつて、陸上競技場のトラックの場所に、標高54メートルばかりの小さな丘「赤山」がありました。
少し古い地図に、赤山採土場とあります。文字どおり赤土の山でした。
加古川陸上競技場は、この赤山を削ってつくられました。
話題は、陸上競技場ではありません。この赤山のことです。
日岡山から稲美町に続く土も、赤から赤橙色をしています。
この「赤い土」の原因は、なんでしょうか。
神戸大学の名誉教授・田中眞吾氏は、次のように説明しておられます。
・・・・もともと玄武岩は風化すると赤くなります。ブラジルのテラ・ロッシャもインドのイグールの赤土もこのためです。
加古川辺りの台地は玄武岩の風化したものではない。とすると、他の原因を考えなければならない。
これは、今から12・3万年前頃から始まった最終間氷期という温暖な気候下で、現在の、熱帯で見られるような風化作用を受けて、今見るような赤い色になった・・・・
「赤山」の赤い土もこの時期にできています。
*『加古のながれ(市史余話)』(加古川市史編さん室)参照
写真をご覧ください。
照明塔のある施設は、加古川市陸上競技場(加古川市西神吉町鼎1050)です。
そして右の山は、神吉八幡宮のある宮山です。
かつて、陸上競技場のトラックの場所に、標高54メートルばかりの小さな丘「赤山」がありました。
少し古い地図に、赤山採土場とあります。文字どおり赤土の山でした。
加古川陸上競技場は、この赤山を削ってつくられました。
話題は、陸上競技場ではありません。この赤山のことです。
日岡山から稲美町に続く土も、赤から赤橙色をしています。
この「赤い土」の原因は、なんでしょうか。
神戸大学の名誉教授・田中眞吾氏は、次のように説明しておられます。
・・・・もともと玄武岩は風化すると赤くなります。ブラジルのテラ・ロッシャもインドのイグールの赤土もこのためです。
加古川辺りの台地は玄武岩の風化したものではない。とすると、他の原因を考えなければならない。
これは、今から12・3万年前頃から始まった最終間氷期という温暖な気候下で、現在の、熱帯で見られるような風化作用を受けて、今見るような赤い色になった・・・・
「赤山」の赤い土もこの時期にできています。
*『加古のながれ(市史余話)』(加古川市史編さん室)参照