播磨の地震(1) 播磨大震災(貞観10年:868)
播磨大震災(貞観10年:868)
大正12年(1923)9月1日、東京を中心に未曾有の大震災がおきました。この地震の災害を忘れないため、今日9月1日 を防災の日としました
播磨地方でおきた地震につい紹介しておきます。
播磨に大地震の記録が残っています。
その記録は『類聚国史(巻・一七一)』で、「・・・(貞観十年七月十五日の条に)播磨の国に地震があり、大地震。郡の官舎・諸寺の堂塔みなことごとく崩れた・・」と播磨に大地震があったことを記録しています。
地震が発生したのは、七月八日で、被害の状況を調査し、一週間後に報告しています。
この大地震が播磨に与えた影響は甚大なものだったようです。
郡の役所や寺の堂塔はことごとく大破しました。
死者等の記録はないものの多くの人々が犠牲になったと想像されます。
余談になりますが、播磨には貞観十年(868)年以前の建物がほとんど残っていないのは、この地震のためであると考えられています。
山崎断層
山崎断層帯主部(南東部:三木・加古川・小野市)では、M7、3程度の地震が発生する可能性が予想されており、山崎断層帯主部全体が連動して活動することも考えられます。その場合、M8,0程度の地震が発生する可能性も考えられています。
今後30年の間に地震が発生する確率が我が国の主な活断層の中ではやや高いグループに属しています。
山崎断層については次回紹介します。