兵庫県丹波市氷上町三原
この神社を地図で見つけたとき、何故か妙に惹かれた。
集落からは離れているし、目の前はゴルフ場だ。もしかしたら、管理する人もおらず、荒廃しているのでは、という危惧を抱いた。或いは、明るいゴルフ場に面して、乾いた落ち着きのない空間であるかも、と思ったりもした。
なのに、やはり気になる。
神社前の道路は山中で行き止まりになるので車など通りそうにない。ゴルフ場があるなら空も広いだろう。そう考えて、ならば夜明け前に現地へ行き、誰も来そうにない場所で星を眺めるのも悪くないと思い、出かけてみることにした。
空は思いのほか狭かった。というのも、予想外に立派な杉が茂っていたからだ。
夜明けとともに浮かび上がる鳥居。深い杉木立の中に伸びる参道と石段。その先に、朧げに姿を現す拝殿。
打ち震えるほどの悦びに満たされた瞬間だった。
ここへは三度、訪れている。以前に「滞在時間」という記事でも触れたが、三度で6時間をここで過ごした。
夜明け前には境内を闊歩するアライグマに出逢った。彼は二本足で立ち上がって私の方を窺い、そのあと境内の池に潜って金魚を捕食した(らしい)。そのせいかどうか、池の金魚は残り僅かだ。
狐の鳴き声も耳にした。至近距離で鹿の声も聞いた。獣が多いから、ヤマヒルやアブにも出遭った。
そんな野性味溢れる神社であるが、夜が明けてしまえば、ゴルフ場の作業車が行き交い、やや落ち着きに欠けてしまうのだけど、とにかくお気に入りの場所である。
鳥居、参道、石段、拝殿と一直線に続く構成は定番なのだが、それでいて、ここまで雰囲気良く纏まっている空間はあまり無い。参道がやや短いのが残念。
両側は、とても立派な杉木立である。
神域の気配がひしひしと伝わってくる。
石橋の下には小さな流れ。
拝殿の奥に聳える杉は、落雷のためか上部が欠損している。それでもなお、高く屹立している。
拝殿前から振り返る。
道路の向こうも杉林だが、そこはもうゴルフ場の敷地で、木の間からは芝生も見える。
社務所と御神木。
拝殿左手の斜面にある境内社。
参道を横から見る。
林間に、朝の光が射し込んできた。
境内にも一条の光。
荘厳なる空気を湛えた光景に息を呑む。
お気に入りの画像なので、大き目のものを。
以下は似たような画像なので、コメント省略。
地図に名前は載っていないし、こんな神社を見つけたときの喜びはひとしおなのだけど、ネットで検索すると既に紹介されていて・・・。
それでも、私の思い入れが画像から伝わるのではないかと思います。
2万5千分1地形図 大名草
撮影日時 080313 6時20分~9時20分
9枚目のみ070812 8時30分
駐車場 あり
地図
この神社を地図で見つけたとき、何故か妙に惹かれた。
集落からは離れているし、目の前はゴルフ場だ。もしかしたら、管理する人もおらず、荒廃しているのでは、という危惧を抱いた。或いは、明るいゴルフ場に面して、乾いた落ち着きのない空間であるかも、と思ったりもした。
なのに、やはり気になる。
神社前の道路は山中で行き止まりになるので車など通りそうにない。ゴルフ場があるなら空も広いだろう。そう考えて、ならば夜明け前に現地へ行き、誰も来そうにない場所で星を眺めるのも悪くないと思い、出かけてみることにした。
空は思いのほか狭かった。というのも、予想外に立派な杉が茂っていたからだ。
夜明けとともに浮かび上がる鳥居。深い杉木立の中に伸びる参道と石段。その先に、朧げに姿を現す拝殿。
打ち震えるほどの悦びに満たされた瞬間だった。
ここへは三度、訪れている。以前に「滞在時間」という記事でも触れたが、三度で6時間をここで過ごした。
夜明け前には境内を闊歩するアライグマに出逢った。彼は二本足で立ち上がって私の方を窺い、そのあと境内の池に潜って金魚を捕食した(らしい)。そのせいかどうか、池の金魚は残り僅かだ。
狐の鳴き声も耳にした。至近距離で鹿の声も聞いた。獣が多いから、ヤマヒルやアブにも出遭った。
そんな野性味溢れる神社であるが、夜が明けてしまえば、ゴルフ場の作業車が行き交い、やや落ち着きに欠けてしまうのだけど、とにかくお気に入りの場所である。
鳥居、参道、石段、拝殿と一直線に続く構成は定番なのだが、それでいて、ここまで雰囲気良く纏まっている空間はあまり無い。参道がやや短いのが残念。
両側は、とても立派な杉木立である。
神域の気配がひしひしと伝わってくる。
石橋の下には小さな流れ。
拝殿の奥に聳える杉は、落雷のためか上部が欠損している。それでもなお、高く屹立している。
拝殿前から振り返る。
道路の向こうも杉林だが、そこはもうゴルフ場の敷地で、木の間からは芝生も見える。
社務所と御神木。
拝殿左手の斜面にある境内社。
参道を横から見る。
林間に、朝の光が射し込んできた。
境内にも一条の光。
荘厳なる空気を湛えた光景に息を呑む。
お気に入りの画像なので、大き目のものを。
以下は似たような画像なので、コメント省略。
地図に名前は載っていないし、こんな神社を見つけたときの喜びはひとしおなのだけど、ネットで検索すると既に紹介されていて・・・。
それでも、私の思い入れが画像から伝わるのではないかと思います。
2万5千分1地形図 大名草
撮影日時 080313 6時20分~9時20分
9枚目のみ070812 8時30分
駐車場 あり
地図
関東人としてお奨めできないですよ。まぁボッタ○
リの町ですよ。
華厳の滝の前では熊野の話は、してはいけないと
いう伝説があります。那智の美しさを華厳の滝が
嫉妬するからだそうですよ。
自分は三重に憧れますね。青いですねぇ。
自分も食べ物とかより神社なんですが、さすがに
関西圏とかまで来た時は、多少食べ物とか食べる
んですよ。
潮岬の萬口は敷居低いですよ。店の人も親切です。
料金も高くないですよ。ここはお奨め。
マズイかきこおり・・・たしかに初体験です。
小豆はまずいしブルーハワイは薄かったぁ。
山梨でも有名な観光地でマズイ蕎麦食べたなぁ。
神社巡りは¥の基本はコンビニですね。
竹野神社
たのんますよ。妄想させてください。hiro1jzさん
なら早朝の竹野神社かなぁ?
自分は夕方になりそうです。位置的な関係なんで
すけどね。
楽しみぃ。
ていますね。なんで、こんなにステキだけど
知られていない神社みつけるんでしょうね?
自分は地図と、わずかな情報で行った神社は恐ろ
しいだけで、ろくな神社じゃなかったですよ。
普段の行いかなぁ?
九枚目の写真は、手を合わせたくなりました。
愚生なんぞの写真とは
もう精神性が違うっ…
思い入れというより
もうhiro1jzさんって
杜
ですよ
華厳の滝が、那智の滝に嫉妬するって話、初めて聞きました。
華厳の滝は実物を見ていないですけど、水量豊かで豪快な印象があります。
落差や神々しさは那智の方が上、という気もしますが、
自然景観としてみた場合、華厳の滝は四季の変化が美しいですし、
単純に「すごい」と思ってしまう迫力もありそうです。
今日は滋賀の蒲生辺りに行ってきました。
以前は1日で15社くらいは廻ったんですが、
最近は気力が持続しなくて、7社のみ。うち、式内が2社。
コンビニどころか、家から持っていったパン1個で済ましました(笑
南紀は先日行ったばかりなので、暫く行かないとは思いますが、
いつか友人と行く時にでも、必ずや鰹茶漬けを食します。
竹野はたぶん早朝ですね。
竹野神社と藤社神社以外は、恐らく地図からの印象だけで選んで行きます。
運もあるでしょうが、地図で探すのに慣れてるかどうかだと思います。
今日行った神社も、式内社以外は殆ど情報なし状態でしたが、
どれもなかなかいい感じの神社でした。
>幽黙さん
いや、そんな大袈裟な(^^;;
見方を変えれば、三回も行って六時間も滞在して、やっと撮れたんかいな、
って気もしますし・・・。
あんまり粘るんで、神様も苦笑されてたのではないかと・・・。
元は近江の生まれ育ちなので
蒲生のあたりは
中学生の頃にうろうろしました
もっとも当時の頃とて
そんなに情報を得る手段が
あったわけではないので
蒲生のあたりといっても
結局石塔寺みたいなところだけ
だったりしたわけですが(笑)
30年も前ですからね
ネットなんてあるわけもないし
確か当時の愚生のバイブル?は
山川出版の「○○県の歴史」だったかな
これからはhiro1jzさんを見習って
国土地理院地図であれこれ推理して
でかけてみましょうかね
が人工的な水色で吐きそうになりましたよ。
かき氷にかけるブルーハワイにそっくりな色でした
よ。あれはキモイ。思いっきり心霊写真撮れて卒業
アルバムでつかっていたし・・・
まぁ迫力はスゴイですよ。
那智の滝を嫉妬するは、あるんですよ。他には橋が
嫉妬したりする話もありますよ。
静岡に美しい滝ありますよ。富士山の周辺です。
気力なくなりますね。。。十五社!それは気力じゃ
なくて咀嚼できなくなっただけじゃないですか?
一日では5~7社くらいがベストじゃないですか?
一日かけて一社しか参拝できなかったときは失神
しそうになりましたよ。
鰹茶漬け ぜひぜひ。自分も食べたいなぁ。
竹野神社 なんでも、ここは怖い神社らしいです
ね。友人から聞きましたし某サイトでも書いてま
したよ。場所もありますが怖いというので夕方に
行きます。
あとは地図ですかぁ!地図達人ですよねぇ。
これはhiro1jzさんのストック増えそうですね。
楽しみです。藤社も楽しみですぅ。
うらしまさんの神社とかは行かないんですか?
近江のご出身でしたか。
京都生まれの私は、子供の頃から滋賀には憧憬を抱いてましたよ。
琵琶湖も比良も鈴鹿も、京都には無い自然景観で、
中学くらいからは、よく遊びに出かけました。
もっとも私の場合、地理と自然大好き少年でしたので、
その頃から地形図を見て、行きたい場所を探したりしてました。
幽黙さんは、その頃から歴史大好き少年だったのですね。
地理派と歴史派が、神社というもので接点を持てたのは面白い気がします。
>eraさん
あの辺りは火山地帯ですので、
水質によってはブルーハワイのような色になることもあるかもです。
基本的にはグリーンになりますが、
近畿でも大峰の一部の谷では青味がかっています。
ここは火山とは関係ないですが・・・。
富士山の近くでは、白糸の滝くらいしか思い浮かばない・・・。
樹海には行ってみたいのですが。
おっしゃるように、一日5~7社がベストだと思います。
それでも咀嚼出来ているかどうかは微妙ですが、
なんというか、ぼーっとする時間も大切だな、と。
竹野神社、怖いんですか。
車中泊をしていて、何かの足音や気配に目覚め、
周りを見回すが何もいない、という経験は何度かありまして、
どうも野生動物の類ではないなぁという気がしつつも、
まあ不思議な存在も、いるところにはいるだろうと、
あまり気にしないことにしてます(笑
浦島関係はネット上で紹介も多いので、
出来るだけ知られていない良い場所を見つけようかと。