兵庫県篠山市中
ブログを開設して間もない頃に掲載した神社だ。
訪れたのも神社巡りを始めるようになって間もない頃のことで、6年ほども前のことになる。
特に深い関心があったわけでもなく、ただ何となく神社巡りを始めただけなので、当時の私は今以上に見るべきところを見ていなかった。
過去記事を見ていると、写真の出来の悪さは勿論のこと、いったい神社で何を見ていたのか、と思うことが多々ある。
そういった反省も含め、久しぶりに訪ねてみることにした。
ただ、撮影時間帯や季節は以前の方が拘っていたように思うし、しかも雨の中だった。
それなのに今回は、友人と一緒のお気楽撮影だったりする・・・。
1月に掲載した玉依神社と同じく、ここも午前と午後の二回訪ねた。
理由も同じで、午前は天気が良くてコントラストが強すぎたためである。
鳥居は数年前に色が塗り直されたようで、鮮やかな朱色に代わっていた。
鳥居の奥に聳える門のような大木。
巨木と呼ぶにはまだ早いが、既にちょっとした風格みたいなものも感じられる。
これは午前に撮ったもので、雪が結構残っていた。
午後には雪がだいぶ融けていた。
境内に積もった雪が光を反射して、拝殿の天井を照らす。
拝殿越しに境内社。
拝殿のある場所から更に高みに本殿覆屋がある。
苔が豊かなので、やっぱり初夏に来るのがいいかな、と思う。
だが、ここの一番の見所は、この本殿だろう。
何故、前回は撮らなかったのか。
いや、雨の朝で暗くてまともに撮れなかったのかも、とは思うが、それにしても印象に残っていないのである。
うーん、過去の自分が理解できない・・・。
それにしても、ちょっと息を飲む佇まいだ。
小さな集落の山陰に、ひっそりとある神社の本殿とは思えない壮麗さ。
私の下手な感想など必要ないだろう。
ただただ見入る。
本殿前から拝殿を振り返る。
境内社。
午前中はずっとこんな陽射しだったので、ファインダーを覗きながら「コントラストがぁ!」を連呼していたら、「初めて憶えた単語を得意がって繰り返す子供かっ」と友人に言われた・・・。
写真は撮りにくい状況だったけれど、屋根や木々から時おり落ちてくる雪が、キラキラ輝きながら風に舞って綺麗だった。
拝殿越しに参道方向の杜。
そういえば、こんな雪の神社の写真は初めてである。
寒くはあったけれど、楽しくて居心地のいい時間を過ごせた。
撮影日時 130226 10時15分~11時40分 13時40分~14時10分
駐車場 神社前駐車可
道路地図
地形図