京都府亀岡市宮前町宮川
ここを掲載するのは二回目だけど、自宅から一時間以内で行けるし、とても気に入っている場所でもあるので今までに何度も訪れている。
ちょっとドライブがてら、といった感じで友人を連れてきたことも何度かあって、神社に興味の無い友人が、ここの雰囲気を気に入ってくれたりもした。
だからここは、仲良くなった人や、その人の感性に自分との共通点を見出したりすると連れてきたくなる場所でもある。
そんな風に親しみある神社だから、回数でいえば今までで一番多く訪ねた神社かも知れないが、それだけに気軽に立ち寄るので、ちゃんと写真を撮ることがあまり無い。
いつも思いつきで立ち寄って、木々に包まれながらせせらぎを聴いてぼーっとする。
それだけで何となく満たされて帰る、といった感じだ。
だから今回は気合を入れて、夜明け前から撮ろうと思ったのだが、結局、日が出てからの撮影になってしまった。
まあ、また何度でも行けばいいし、何度でも行くだろうと思う。
記事の内容とは全然関係無いのだけど、今更ながら携帯をガラケーからスマホに切り替えた。
話に聞いていた通り、第一印象は使い勝手が悪い。
私はネットはPCでいいと思っているし、数多くあるアプリにも興味は無いので、通話とメールが出来ればそれでいいくらいなのだが、神社等へ行く際に地図機能だけはほしいと思っていた。
それに関しては満足したので、 あとは慣れるだけなのだが、ついでに自分のブログをスマホで見てみてちょっと驚いた。
写真の色合いがPCで見たときとだいぶ違うのである。
青みが強く、全体的に派手な色合いになっていて、これで見てもらうのはちょっと嫌かなぁ、と思うものの、PCの発色が正しいとも限らず、まあ今まで通りの感覚で撮るしかないのだけど。
それにしても、スマホに付いているカメラが、使っているデジタル一眼より画素数が多いって・・・。
何度も来ているから新鮮な感動は無いものの、代わりにホっと寛げる穏やかな空気がある。
初めて見たときは、ちょっと寺院っぽいなぁと思った参道だが、今では余所で似たような雰囲気の場所に出逢うと、宮川神社っぽいなぁ、なんて思うようになった。
晴天で光は鋭いけれど、朝ならではの柔らかさがある。
拝殿と本殿。
ここで違和感を覚える。
何故かと考えて、石段の手摺が原因であることに気付く。
確か前回までは無かった筈で、改めて境内を見渡してみると、いま上ってきた石段にも、この先の杜の中へ続く小道にも手摺が銀色に光っていた。
より多くの人に安全に参拝してもらうためにはいいことなのだが、写真を撮るにはちょっと厳しくなる。
拝殿から谷川方向を見れば、緑いっぱいで嬉しくなる。
拝殿奥から杜の中へと続く小道。
ぐるっと周って本殿横に出られるのだが、この小道が宮川神社に惹かれる大きな理由であると思う。
ただ、今は常緑広葉樹の落葉の季節であるので、ちょっと落ち葉がうるさく感じられる。
時期によっては、もっと苔生して素敵な道になる。
右上には手摺が見えているので、小道がどういうふうに付けられているか判ると思うが、それを無視すれば、まるで森の奥深くへどこまでも続いていくかのような趣がある。
この小道の魅力を更に高めてくれるのが、横を流れる清流だ。
ちょっと水量が少ないので雨後の方が見栄えがするし、よく見れば対岸にゴミがあったりするけれど、立ち去り難いほど居心地がいい。
小道に沿って、ひっそりと摂社。
やや雑然として、目を見張るような大木も無いが、杜の気配を満喫できる。
本殿覆屋の横に出てくる。
その覆屋に覆い被さるように磐座。
何度来ても、楽しく清々しく心地よい神社空間だと思う。
撮影日時 20130517 6時~7時10分
地形図
道路地図
駐車場 なし 神社前の道路脇に邪魔にならないよう