京都府南丹市園部町大河内
約一年ぶりに琉璃渓に行く。
この時期に行くのは氷が目的で、毎年恒例のようになってしまっている。
ただ、気象庁のデータを見る限り、南丹付近の気温は例年より高めで、あまり期待できそうにない。
現地に着くと、予想外に雪が残っている。
路面は凍結防止剤のお陰で問題なく走れるし、雪景色が見られるのは楽しい。
だが、渓谷に下りてみると、案の定、全くと言っていいほど凍っている場所がない。
きゅっ、きゅっ、と雪を踏み締める感触は好きだけれど、目に映る風景はあまり冴えない。
渓谷の様子はこんな感じ。
このくらい雪が残っていれば、雪景色として写真を撮れば、それなりにいいものが撮れるかも、と思ったのだが、以後、心惹かれるような景色に出逢えない。
仕方なく流れをアップで撮ってみたりもするけど、んー、という感じ。
雪を被っていても苔は緑。
雪そのものは綺麗で、陽射しにキラキラと輝いたりする。
撮影意欲は高まらないけど、思わず雪だるまでも作ろうかと思った。
でも、一人きりでするのはさすがにイタイので自重しておく。
帰り際に雑木林から見上げた空は冬のそれで、深くて爽やかな青だった。
あまり楽しめなかったけれど、雪が踏めたので満足。
撮影日時 20140123 8時40分~10時40分
ちょっと遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
実は昨夜がしぶんぎ座流星群でしたので、今年の初記事は流星の写真で華々しく飾ろう、などと目論んでおりました。
ところが薄曇で星はあまり見えず、流れ星も一時間に10個くらいのペースで流れたものの写真には写らず、ということで、新年の記事は流そうと思いました。
流れ星観察からの帰り道、家から徒歩2分のところにある最寄の神社の前を通ると、お正月の装いの、といっても普段より照明が明るい程度の違いしかありませんが、それでもやはり新年らしい雰囲気を湛えた風景が見えました。
境内は狭く、隣にはマンションが建ち、わざわざ写真に撮ろうとは思わない場所ではありますが、いちおう大木もあって、何時間も友人と話し込んだりしたこともある馴染の場所でもあります。
とはいえ、最近は疎遠になって、神社前を通っても立ち寄らず、いちおう境内の方だけ窺い見て、手を合わすような気持ちで素通りするのみ。
だからでしょうか、真正面に佇んで写真を撮ってみると、いつも見ているのに何か懐かしいような気持ちが溢れてきました。
神社としても風景としても、もちろん写真としても、特に見るべきものは無いのですが、流れ星より「新年のご挨拶」には相応しいかな、と思えたので載せることにしました。
見に来てくださる方々に感謝を抱きつつ、今年の抱負などといった大層なものは無いですし、ただいい風景に出逢っていい写真を撮りたいというだけなので、相変わらずのマイペース不定期更新になると思いますが、本年もお付き合い頂ければ幸いです。