神社のある風景

山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。

丸山公園

2009年03月27日 | その他

奈良県宇陀郡御杖村神末


この「ちょっと寄り道」というカテゴリ、ほとんど使うことが無い。
考えてみればそれも当然で、神社から神社、あるいは神社から滝、といった具合に、目的地から目的地へと急ぐばかりで、寄り道なんて滅多にしないのである。
例えば車中で一泊するような長い行程であっても、飲食店一つ寄らず、持参のパンだけで食事を済ます、というような状態。
もちろん、移動中の風景というものも興味を持って見ているし、時には写真に撮ったりするが、一つの記事にするほどの「寄り道」にはならない。
もっと余裕を、と頭では思っているのだが、目的地でより多くの時間を費やしたいという思いが勝ってしまうし、予定に無い「寄り道」自体が神社や滝だったりもするので、「ちょっと寄り道」に載せるような写真が撮れないのである。
で、この丸山公園は、珍しくちゃんとした「寄り道」なのだけど、現地の美しさに対して写真の出来が悪いので載せないつもりだった。
しかし、いつも季節外れの写真を掲載しているので、たまには季節に合わせて、あるいは先取りしよう、と思って掲載してみたくなった。
と言っても、一年遅れだけれど・・・。

集落の間の狭い道を抜けると、名前の通り丸い丘があって、そこにたくさんの山桜が植わっている。樹齢150年ほどの木々が小山を埋め、狭いところからパッと視界が広がるので壮観だ。

ここを初めて訪れたのは、三重県名張市に住んでいたときのことで、実際、地図には載っていないし、国道沿いにある小さな立て看板に誘われて行ってみたもので、桜が多いということも現地に着くまで知らなかった。
近くには三多気の桜という名所があるので、どちらかと言えば、ここは隠れた桜の名所だ。
以前に比べて駐車場やトイレが整備され、多少は俗化された気もするが、平日なら比較的静かに観賞できると思う。



山桜だけでなく、ミツバツツジも点在する。



ソメイヨシノほどの派手さは無いが、淡く棚引く霞のような気品と味わいがある。



本当は青空と桜でメリハリ付けたかったのだが、残念ながら薄曇。



でも、曇天ならではのしっとり感もあるだろうか。



丘は小さなものだが、散策路やベンチもあり、心地良い空間。
何より、目障りな飾りつけなどが無いのがいい。



ソメイヨシノが春の賑わいならば、山桜は、静かに、ひっそりとした春の息遣い。



淡雪のような花びらと、花と同時に出る朱色の若葉が、山桜の美しさの特徴だろう。
私は数ある桜の中で、山桜がいちばん好きである。


2万5千分1地形図 倶留尊山
撮影日時 080416 11時~11時50分

駐車場 あり
地図

 


熊野神社

2009年03月24日 | 京都府

京都府舞鶴市杉山


京都府と福井県の境、大浦半島の付け根あたりに青葉山という山がある。
白山火山帯に属するコニーデ式の死火山で、若狭高浜付近から、その秀麗な姿を望むことが出来、若狭富士とも呼ばれている。
京都府側から見ると、全く異なった無骨な山容となるが、私はこちらから見た青葉山が好きだ。
若狭出身の小説家、水上勉の初期の作品に「霧と影」というものがある。
推理小説なのでフィクションではあるが、その舞台として登場する青峨山が、この青葉山であると思われる。
私が中学生の頃、植物の豊富な山、ということで青葉山の存在を知り、そしてこの「霧と影」を読んだ。
そこに描かれる深い樹海と山麓にある閉鎖的な集落。殺人の舞台になるのだから、小説での描写は不穏な空気を孕んで不気味さが漂っているが、実際には海を望む明るい山だ。
ただ、深い樹林もあるし、山頂で一泊した際には不思議な体験もしているので、明るさだけでなく、どこか陰を感じる山でもある。

前置きが長くなったが、山麓をうろついただけのものも含めれば、青葉山へは6回以上訪れていて、とても思い出深い山なので、麓にある神社のどこかに行ってみたいと思っていた。
地図を見て気になったのが、山の西側にある杉山集落そばの神社記号。
火山の裾野を思わせる緩やかな傾斜にあって、背後には深い森がありそうに思える。
更にgoogleの詳細な地図を見てみると、僅か150メートルほどの距離に、熊野神社、秋葉神社、大杉神社の三つの神社が記載されていた。
いったいどんなところだろう、と興味を抱かせるに充分であった。


集落の外れに車を駐車し、舗装された狭い横道に入る。
地形図にある神社記号の位置は熊野神社で、その一本隣の道を進めば大杉神社へと辿り着く。

大杉神社の名前の通り、杉の巨木が目に飛び込んでくる。
神社の下からは水が湧き出ており「大杉の清水」と呼ばれ、平成の名水100選に選ばれている。
柄杓や立て看板はあるものの、水自体はコンクリートの溝を流れており、溝から直接すくって飲むので「名水」という雰囲気でもなく、素朴であるのが好ましい。
各地の山で谷川の水を飲んできたが、ここの水は相当おいしいと感じた。



鳥居も質素であるのが嬉しい。
神社の向かいはワサビ田で、かつて杉山のワサビと言えば、日本一の味と言われるほどだったらしい。
一度は途絶え、現在は復活に向けて取り組まれているようだ。
当然、栽培には大杉の清水が使われているから、さぞかし風味豊かなのではなかろうか。



大杉の樹齢は800年を超えるという。
右に伸びる大木はタブノキ。



長い歳月を生きてきた木には、他の植物も根を下ろす。



社殿、というか祠は、前後に並んでいる。



大杉神社の横手から山へ登っていく道があり、それを少し進むと石灯籠が現れる。
短い石段の先に岩が聳えていて、その基部に祠がある。
どうやらこれが秋葉神社で、独立した神社としてみるのは少し厳しい気もするが、水、大木、岩と、この辺り一帯の環境自体が信仰対象に相応しいと言える。



秋葉神社から更に山道を進む。ほぼ平坦なので苦労は無く、それなりに踏まれた道を3分も歩けば熊野神社前に出る。
電柱が無粋だが、緑豊かな空間が迎えてくれる。



鳥居と社殿の間の鮮やかな緑は公孫樹の葉で、色付けばさぞかし美しいだろう。



鳥居横の杜を見る。
向こうに見える祠のようなものは、実はトイレだったりする。



それにしても濃密な緑だ。
雨が降る中の参拝だったが、滴る水滴まで緑に染まってしまいそうな場所。



本殿。



本殿左手には、さざれ石のような露岩があり、何か祭祀されているようだ。



その背後の杜。
よく見れば、斜面の先、木々の奥に岩肌が見える。
踏み跡程度の小道があったので登ってみることにする。



ぐずぐずと崩れ易い嫌な斜面を登りきると、先ほどの秋葉神社と同じく、安山岩質と思われるざらついた岩が聳えており、そこに穴が穿たれ木枠が嵌め込まれている。
ちょっと高い位置にあるので、中をしっかり見ることが出来なかったが、何かの像が置かれていた。
かつては修験道の山として女人禁制だった時代もあるらしいから、その関係かも知れない。



熊野神社から集落への道を歩く。
山の間を雲が覆っているが、その下は海である。
風光明媚で気持ちの良いところで、いずれ晴れ渡った日にも再訪してみたい。


2万5千分1地形図 青葉山
撮影日時 081023 6時半~8時50分

駐車場 神社への分岐近くで道が広くなっている場所がある。
地図

 


二宮神社 その2

2009年03月20日 | 再訪

兵庫県篠山市大山新


以前に紅葉の美しい場所として紹介した神社である。
前回は一昨年の秋に撮影したもので、再掲載の今回は昨年の秋の撮影なのだけど、同じ場所を再掲載するのに、再び同じ季節の写真というのも芸が無いなぁと思わないでもない。
内容も似たり寄ったり、というか、光線状態、色付き共に一昨年の方が良かった気もするし、写真そのものの出来も、何かしら良くなったというような要素は見当たらず、いや、寧ろ悪くなったかな、なんて思えてきて少しばかり気落ちしたり・・・。
とはいえ、一般的には常緑樹の多い神社という空間が、このように鮮やかな落葉樹に彩られる場所も少ないので、私の中では「紅葉の神社」といえば、この二宮神社が最初に頭に浮かぶ。
今後も秋になれば訪ねたくなるだろうし、いちおう去年の秋の記録、ということで・・・。



社頭と境内とでは、紅葉のピークに10日前後の差がある。
鳥居前のモミジは色付きが早い。
周囲は杉や檜に覆われた山林だが、鳥居の周りだけは秋の装いで着飾っているかのよう。



前回と同じく、紅葉を愛でる人もおらず、静かな華やぎである。



鳥居をくぐれば、色付いているのは入り口付近だけで、参道奥はまだ緑色のままだ。



鳥居前の紅葉が散って寂しくなると、今度は参道奥が賑やかに色付く。



北向きの社殿、谷間の地形、ということで、太陽は正面左よりの山の端から顔を出し、まずは参道右手の木々を照らす。



やや日が翳る。



今度は参道左手の木々を照らす。



光の動きに注意していると、みるみる太陽が移動していくので驚く。
ゆっくりと時間が流れているようであったのに、何だか忙しなくなってくる。
撮影の方も忙しい。



参道から左へ分岐する境内社への道。



社務所前から社殿方向。



日が翳ったせいか、木々の色付きは、賑わいよりも静寂を際立たせるような・・・。



社務所と手水舎の屋根の上で、赤と黄の競演。



本殿の背後は、南天の実が彩を添える。


2万5千分1地形図 宮田
撮影日時 1~3枚目、13枚目 081119 13時10分~13時40分
               4~12枚目             081130  10時~11時10分

駐車場 あり
地図                  

 


雑多な写真7

2009年03月17日 | その他

ここしばらく神社には行っていないので、過去の写真の寄せ集めである雑多な写真に登場してもらうことが多くなる。
春夏秋冬、それぞれに味わいがあるとは思うものの、私はとにかく緑が好きなので、木々が芽吹くまではあまり出かけないから、あと一ヶ月近くは休日でも引き篭もってることが多いと思う。

神社や滝が目的で、あちこちに足を運んでいるけれど、そのうちの何パーセントかは植物との出会いが目的だったりする。
木々はもちろん深いに越したことはないが、私は主に、足許の草花を見ている。
子供の頃から草花が好きで、高校生くらいからその傾向は顕著になり、それと同時に好みは野生種へと傾倒していった。
いちばん好きな神社、或いは、いちばん好きな滝、というのはちょっと答えられないけれど、いちばん好きな植物なら「風蘭」と答えることが出来る。
花姿、葉姿、香り、と三拍子揃った植物で人気も高く、自生地では激減して絶滅危惧種になっているくらいだから、野生の姿を見るのは容易でない。しかも、地面ではなく木の上に着生(寄生ではない)するという生態なので、尚更見つけにくい。
高校生の時から、ずっと野生の姿を見てみたいと思っていたが、二年ほど前、和歌山県でやっと自生している風蘭を見つけることが出来た。
ところが、後日そこへ行くと盗掘されてしまったようで、数株あったうちの大きいものは全て無くなっていた。
現地に残っているのは小さなものだけ。しかも、発芽から開花まで10年以上はかかるようなので、あと何年くらい待てば花が咲くのかわからない。
いつかはその花の写真を撮って、ここに掲載したいと思っているのだけれど・・・。

というわけで、また掲載写真とは何の関係も無い話でしたが、雑多な写真7です。



稲荷神社 兵庫県西脇市黒田庄町岡
とても明るい境内だったので、私としては珍しく青空を入れて撮影。
高い場所にあるので、境内から黒田庄の町並みが望める。



大神宮社 大阪府高槻市中畑
この辺りでは珍しく杉の大木がある。
神明造の社殿で、これも付近では少ないものだ。



春日神社 兵庫県篠山市後川中
小さな神社で奥行きも無いが、紅葉は鮮やかだった。
冷え込みの厳しい朝で、道路の向こうでは水蒸気が立ち上る。



八幡神社 兵庫県篠山市曽地中





春日神社 兵庫県篠山市西本荘
晩秋の頃、篠山は霧に包まれることが多い。
霧が晴れてゆき、朝陽が差し込んできたときの神社の清々しさはたとえようもない。



苅野神社 兵庫県丹波市柏原町上小倉
ここは以前にも掲載した神社。
もう少し紅葉が鮮やかだったなら・・・。



稲荷神社 兵庫県篠山市辻
地図には載っていない小さな神社。
左に写っている、四本杉と呼ばれる巨木の方はよく知られている。



八坂神社 兵庫県三田市波豆川
茅葺の舞台がいかにも山里らしくて心地よい。





熊野神社 兵庫県猪名川町万善
交通量の多い県道沿いにあるが、気付かず通り過ぎてしまうような場所にある。
隠れるように木々に覆われた空間。



春日神社 兵庫県篠山市後川上
ここも掲載済みだが、以後も何度か立ち寄っている。
朝の光降り注ぐ参道。

 


筆藪滝・猿手滝・部屋滝

2009年03月10日 | 滝・渓谷
和歌山県新宮市熊野川町瀧本


以前に掲載した宝竜滝は、滝本本谷という谷に懸かっている。
その少し下流で、滝本北谷が合流する。
滝本は滝の多いところだと以前にも書いたが、この滝本北谷も、上流へと遡れば数多くの滝に出逢える。
道はやや険しい。
不明瞭なところもあるし、岩壁に沿ったところでは桟道が朽ちかけていて、足許は危うい。滑りやすい岩もあれば、足を濡らして川を渡る覚悟もいる。
ちゃんとした遊歩道がある滝や、ハイキングコースとは違うので、多少なりとも山の経験が必要かも知れない。
私は昔、軽い沢歩きをしていたこともあるし、地形図さえあれば道の無いところでも平気で山を歩いていたこともあったのだけど、最近は運動不足で、しかも普段の神社巡りと同じ装備。とても最奥部まで行ける自信はない。
というわけで、下流から数えて三つ目の部屋滝までを訪ねてみることにした。


集落から逸れて滝本北谷に沿った林道を進む。
谷からはやや離れているし、植林されていて退屈な林道歩きだ。
終点が近くなると、林道の奥が何やら騒がしい。どうも重機の発する音のようで、嫌な予感がする。

林道終点は大規模な伐採の最中だった。
その開けっぴろげな殺伐とした景色の中で、筆藪滝の周りだけが、ぽつんと緑を残していた。
伐採された木々は滝壺近くまで地面を埋め、とても滝まで近づけそうに無い。
ここを訪れるに当たっては、最も見たい滝は部屋滝であったけれど、いちばん写真に撮りたいのは筆藪滝であった。
重機の音を聞きながら暫く呆然としてしまうが、仕方なく、やや離れた登山道から簡単に撮影を済ます。



気落ちしたまま上流へ向かうが、途中、珍しい植物を見つけたりしているうちに、気勢が上がってくる。
やがて谷は右へ直角に折れ、奥には部屋滝も見えてくるが、正面から流れ込む支流に猿手滝が懸かっているので、先にそちらへ向かう。
ここまで常緑樹が多く、あまり紅葉した木を見かけなかったが、猿手滝の周りは「ぱっ」と華やぐように色付いていた。



滝の手前のモミジ。



ここを撮影していると、下流から誰かが登ってくるのが見えた。
私と同じようにカメラバッグと三脚を肩から下げてらっしゃる。
リュックと違ってバランスは良くないし、右手には杖を持たれていて、ご老人と言っていい年齢。が、足取りは確かで、身のこなしも軽い。
本宮町から来られたとのことで、部屋滝より更に上流へと向かわれるらしく、木の梯子をひょいひょい上っていかれるのには驚いた。



猿手滝でモミジを撮影している時に、ちょうど右手から陽が差してきたので、同じく右手にある部屋滝にも光が差し込むのでは、と慌てて部屋滝へ向かう。
部屋滝は、登山用語で言うところの「廊下」或いは「ゴルジュ」と呼ばれる地形に懸かっている。
「ゴルジュ」はフランス語で喉を意味するらしく、つまり谷の両岸が喉のように狭まった場所を指す。
「廊下」は名前の通りで、両岸が切り立ち、廊下状になっているからである。
部屋滝の名称は、その岩に囲まれた空間を、「廊下」ではなく「部屋」と見立てたものであろう。



期待通りの陽が差し込み、暗い谷間を舞う霧状の水飛沫に、光が線を描く。



一瞬の後には日が翳ってしまうかも、なんて思うと気が逸ってしまい、足を滑らせてしまった。
もともと膝下までは水に浸かっていたのだが、これで尻の辺りまで水没。
ただし、カメラは死守する。



水は痛いほど冷たく、寒さに震えるものの、眼前の降り注ぐ光に心奪われて、それらを忘れてしまう。



暗い谷間に光が炸裂する。
ぱあっと賑わうような、それでいて荘厳なものを湛えた光で、本当はもっと場所を変えて撮りたかったのに、その場から動けずにいた。



太陽は、ほぼ真正面に移動し、それをピークに光は弱まっていく。



木漏れ日のような優しげなスポットライト。



そして、暗がりに浮かび上がる幽玄な姿へと変わる。



これが本来の部屋滝の姿であろうか。
光の余韻に浸りながら、寒さを厭わず見入ってしまった。


2万5千分1地形図 紀伊大野
撮影日時 081204 8時50分~11時

駐車場 集落付近の道の広くなっている場所に駐車。
地図

 

飯道神社

2009年03月03日 | 滋賀県

滋賀県湖南市針


インターネットで飯道神社を検索すると、甲賀市信楽町にある飯道神社が多数ヒットする。
飯道山の山頂近くにあって、国の重要文化財に指定されている本殿、それから、飯道山がハイカーに親しまれている、ということもあって、何かとネット上の記事に登場する機会の多い神社である。
一方、ここで掲載する飯道神社は、その飯道山から北西へ5キロほど離れた山裾に鎮座する。
こちらはとにかく目立たない神社で、地図に名称が記載されていないことも多く、ネットで見つかる記事も僅かである。
以前にも少し書いたことがあるが、私は山上にある神社より山裾にある神社の風景が好きだし、判官贔屓というか、情報の少ない場所の方が興味もそそられる。
やや市街地に近い場所ではあるものの、ひっそりと落ち着いた佇まいを求めるならこちらだろう、と思って訪ねてみた。



公園のような場所に車を停め、川沿いの道を少し歩くと小さな橋が現れる。
対岸には緑に覆われた鳥居と、参道の奥に拝殿が見えている。



川は護岸されていてつまらないが、流れる水は綺麗だ。



参道は短いながらもモミジに覆われていて、紅葉の時期はさぞかし、と思わせる。



参道右手、木々の向こうはゴルフ練習場らしきものがあって、ひっそりという雰囲気でもないが、曇り空から優しく注ぐ光が、何とも言えぬ陰翳を描き出してくれる。



拝殿周りは木々が開けて明るい。



鳥居方向を振り返る。
ネット上に画像が皆無だったわけではないので、おおよその風景は頭に描いていたけれど、なかなかに味わい深い参道である。



拝殿右手より。





狛犬は本殿拝所内に置かれていたので、瑞垣の隙間から撮らせてもらう。



本殿右手より。



本殿左手より。


2万5千分1地形図 三雲
撮影日時 080828 9時50分~10時半

駐車場 神社前から南へ数十メートルの公園辺りに駐車可
地図