EOS Photograph Library

我、撮影において後悔せず!…、を目標に。

大峯山戸開式

2017-06-22 08:00:00 | 雑記

以前からずっと、見てみたいと思っていた奈良県天川村の大峰山の伝統行事。

修験道としての大峯山参拝は冬の間は閉じられています。
山に雪が無くなるころ、山頂にある大峯山寺の鍵を開けることによって、
その年の大峯山の修行が始まることとなります。

大峯山寺大峯山戸開式は毎年5月3日(午前3時より)、
戸閉式は毎年9月23日(午前3時より)に行われています。

正式に参加される方々は山頂の宿坊に泊まっていて、午前2時の一番鐘で起き、二番鐘で寺務所に集まり、
午前3時の三番鐘で当番寺院の住職が戸開式の開始を告げ、
その後、当番寺院の住職から年番役講の代表者に鍵を渡す鍵渡し式が行われます。

いったん宿坊に帰られた後、大峯山寺の鍵を受け取った信者達が人馬を汲んで鍵持ちを乗せ、
松明を手にワッショイワッショイの掛け声も勇ましく本堂前広場の急坂を駆け登ります。
護寺院住職も人馬に乗って到着すると、式は最高潮に達し人馬が入り混じって1,719mの霊山は、男達の異様な興奮に包まれます。
大峯山寺の開かれた入口から待ちかねた信者達は、堂内に流れ込み、本尊の前で祈りを捧げ信仰の法悦に浸り、
表の護摩場で紫灯大護摩が厳修され、国家安隠・五穀豊作・世界平和等の祈願が成される頃、山は夜明けを迎えます。

(天川村ガイドブックより抜粋)

さて、5月2日は普通に仕事が終わってから、フォトクラブ大峰の会長と待ち合わせ、(僕の睡眠時間は無し・笑)
午後10時頃から登山開始(清浄大橋の駐車料金は二日分ということで2000円です。
3時間ぐらいで山頂まで登ったのかな、汗をかいた体では山頂の気温が寒すぎました。

式までまだ少し時間が有ったので、ちょっと撮影。



徹夜はしんどいけど、こんな空を見ていたら、すべて善きかなと思ってしまいます。



鍵を渡す儀式は、撮影禁止では無いのですが、
厳粛なる行事のため、ブログへの掲載は見送らせていただきます。

その後、外に出て、いよいよ大峯山寺の戸が開きます。



本堂前は興奮の坩堝。
会長はたぶん渦に巻き込まれて、ぐるぐる回っているのではないだろうか(笑。



みなさん、お堂の中へ。



護摩焚きがされ、祈りの声が山頂に響きます。



般若心経



それまでの熱気が夢だったのかと思うような、静けさを取り戻した山に夜明けがやってきます。







大峰山・山上ヶ岳、現代でも宗教的な理由で女人禁制を守る修験道の山です。

夜明け後にすぐに下山、そしていったん帰宅して爆睡しまして、
またすぐに荷造りして、5月4日~5日とフォトクラブ大峰撮影キャンプに出かけることになります。

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蓮川上流域へ

2017-06-19 08:00:00 | 

4月30日はnarakumaさんと、アケボノツツジを狙って台高山脈の山を目指したのですが、
まだタイミング的にまったく早かったようで(盛期は5月15日ぐらいだった模様)、
では、少し沢でも散策しましょうかと、この蓮川(はちすがわ)上流域には、
たくさんの支流や滝がありますが、
まずは、絵馬小屋谷(エマゴヤタニ)。



行合の廊下(ゆきあいのろうか?)

両断崖が触れ合うかのようにそそり立つ。



この狭い場所は意外に簡単に抜けていくことができる。



新緑の映り込みも美しい季節。



植樹されたような草(笑。



2人とも時を忘れたかのようにこの奇奇怪怪な自然が作り上げた造形を撮影しました。



目にまぶしい緑。



深い碧。



どこまでも高く。



暗い部分と眩しい部分とが入り混じり、コントラストも難しく、
同じような写真をたくさん撮っていたような気がします。







岩の巨人が眠っている?



蜘蛛の巣の小宇宙。



沢にはモミジも多いのです。



絵馬小屋谷の次は、宮の谷(ミヤノタニ。



アケボノツツジに似た色だが?



もうすぐ山のアジサイたちも咲く頃か。



高滝



この滝はいつ訪れても滔々と流れ落ちています。





イワザクラ?





小さな飛沫にも、心惹かれたりします。



ちょっと林先生のワールドを意識して(笑。



よーやく、四月の撮影分が片付きました。
五月もいっぱい撮影に行き過ぎてるなぁ(涙。

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奈良、桜紀行 二日目。

2017-06-15 08:00:00 | 雑記

二日目は夜明け前から玉置山(たまきやま)に向かう予定でした。

世界遺産、標高1077mの霊峰、
九合目には玉置神社が在り、熊野三山の奥宮、
位置的には、ほぽ奈良県の最南端というところです。

宿では、一泊二食付の料金を前夜にお支払いして、
朝食はもしかしたら写真撮影との兼ね合いで時間までに帰ってこれないかもしれないので、
その場合はごめんなさいですと、告げておきましたが、
朝、起きてまだ雨が降っていたら、宿でゆっくり朝ごはんをいただこうという算段でした。

温泉に入り、さっさと眠った翌日の夜明け前、雨は上がっていました。
こうなると、ご飯より出陣が優先になります。

雨上がりのガスが舞う。





急いで玉置神社に到着したときには、霧が消えかかった瞬間でした。
あと、3分早ければ…本殿に霧がかかっていたものを。
シャクナゲが少しぐらいは咲いているかもと期待していましたが、さすがにまだ花はありません。



巨杉の間を駆け上がるように、玉置山頂に立ち寄ります。
朝の光が届いてきました。



良い眺めです。
(写真はゴーストが出てしまいました。)
今年もシャクナゲの咲き乱れる玉置山にはタイミングを合わせられませんでした。
数年来の宿題が片づけられない気持ちです。



ゆっくりと撮影しながら、駐車場へ戻ります。



玉置の森の雰囲気も素晴らしく、
ここも世界遺産、大峯奥駈道です。



山道を歩くのはやっぱりしっとりとしている朝が良い。







神の棲む山。



宿の朝ごはんにはやっぱり間に合わず、168号線を北へ戻り、425号線で、
次の目的地、「21世紀の森・紀伊半島森林植物公園」に到着。

世界の石楠花1万本という触れ込みですが、今まで訪れたことがなかったので、
シャクナゲの開花に合わせてやってきました。
玉置山の石楠花はひとつも開いてなかったですが、こちらはすでに満開状態でした。



「森の貴婦人」とも言われるシャクナゲ、
僕は、霧に包まれた森の中で一本だけ、そして花が少し付いている樹に逢いたいなと思っていますが、
なかなかそういう場面にタイミングよく出逢うのも難しい事です。
そんな感じの山で見るシャクナゲとは少し趣は異なるけれども、
いずれにしても圧巻なシャクナゲ群。
(ピーカンで撮影が難しい)





お? と、思っていただければそれでよし。 いつも上手く撮れないのだ(笑。





山笑う季節。
下に咲いているのはドウダンツツジ。(灯台躑躅)



新緑も紅葉も美しい植物であり、花はとても可愛い。
(今年の夏のとっておきの写真展、僕の作品はドウダンツツジを撮った作品を出させてもらう予定です)



ツツジのものすごい勢いを感じます。



ヤマザクラの輝きも負けてはいません。



イワガラミかな?



シャクナゲの山



多重もちょっとだけ。



山の笑い声がこだましているようです。



こちらもヤマザクラらしい表情。




スダジイ? ツブラジイ? 



植物公園を後にして、
425号線で169号線へ抜けたかったのですが、大峰山脈を貫く白谷トンネルがまさかの通行止め(7月31日までの予定)
またまたぐるりと南へ迂回せざるをえなくて、北山峡(なんだか川の色が冴えない?





169号線から、石ヤ塔の春でも見てみようかと林道を進むも、
道路が落石だらけで酷い状態。
旅の終わりにパンクでもしたら大変ということで、Uターン。
川の音を聞きながらゆっくりと走っていたら、滝音が聞こえる。
車を停めてフラフラと少し支流に入ってみると、おお、なかなかに見ごたえのある滝。



滝の名前は知らない。



黒い岩盤を流れ落ちる白流が魅力的。



光も入ってきたし、



知らなかったことを発見できたことは、旅においてとても嬉しいこと。
一人の旅というものは、自分を見つめ直す良い機会にもなります。
紀伊山地の自然に精通しているとかよく言われたりしますが、とんでもない。
山や谷は奥深く、その素性は四季折々に変化しており、まだまだ知らないことだらけ。
怖いもの知らずな一面も自分の中にはきっとある。
いつも思いつく先は、これから先、どれだけ歩いていけるのだろうかという時間の少なさ。



169号線を北上、見慣れた川上村の山々をみながら帰ります。



川上村ではダムの底に沈んだ集落がある。
そんなダム湖の光景も僕の好きな景色のひとつ。



14時40分に撮ったカットが今回の旅の最後の写真。
今年の春も山は輝きを見せてくれていた。



記憶がすっかり飛んでいるが、きっと杉の湯の温泉に入って帰ったんだと思う(笑。

少しハートがしんどい時期を過ぎて、山の輝きや緑を見て少しずつ元気を取り戻すことになる。
ここ数年はこんなパターンが続いています。
身体がしんどいとか思うことはほとんど無い。
なんとか撮影に出かけられていることが幸せだと思っています。

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奈良、桜紀行 一日目。

2017-06-12 08:00:00 | 雑記

4月末には現実逃避の撮影の旅に出ました(笑。

気の向くままに、しんどくなったら帰ってきてもよいし、
日帰りで帰ってこなくてよいか…という気ままな行程。

みなさんを写真で見る奈良県南部大縦断の旅へといざないます?(笑。

4月26日、まずは、奈良県のヤマザクラのラストを飾ると言われている宇陀郡曽爾村の屏風岩へ向かいました。
(山ではまだまだこれからヤマザクラが咲き始めるのですが、
奈良のカメラマンの中ではここの桜がラストって意味なのかもしれません)



圧倒的な岩壁の下に咲くヤマザクラ。
そして後方は、山々が見渡せる開放感もあるということで、
カメラマンには大人気?の撮影地です。



あっちを向いたり、こっちを向いたり、大忙し。







いつも咲いているツツジも健在です。



「雅」という言葉が似合うヤマザクラの葉と花。





そしてヤマザクラならではの面白い景観を狙っています。









あまり良い撮影条件ではなかったのですが、今年も訪れることができたという安堵感を持って、
次は吉野山へ走ります。
桜の終わった吉野山では、シャガが狂わんばかりに大群生。
先を急いでいたので、控えめに寂しげなところをワンカットだけ(笑。
次回、チャンスがあればじっくりと大群生の感じを撮影してみたいと思いました。



吉野山から天川村へと抜けてきました。
やけにこの薄い黄色が目立っていました。
ネコヤナギの仲間なんでしょうか。



天河大辨財天社に到着。
枝垂れ桜、
蕾もあるし、葉も出てるし、早かったのか遅かったのか?



桃の花が美しい川沿いに咲く。
雨が降ってきました。



さて、天川村に来た目的は、この桜。
近畿では珍しい桜のひとつ、オオヤマザクラです。
渓流にかなり近い場所にあり、よくこの場所で生息してくれているものだと、
この桜を見るたびに、もしかしたら今年で終わりかもしれないという刹那的な気持ちになります。
それは大雨による沢の増水で倒れてしまうかもしれないし、
一時期すごく弱ったこともある老木でもあるからです。



水はまだ雪解け水、一瞬なら冷たいで済みますけど、
靴を脱いで、水に入って撮影となると、痛い。
そういう角度から撮影しています。








ものすごく目を惹く鮮やかな芽吹きもあれば、




じわじわ~っとくるような淡い芽吹きもあって、



ヤマザクラは個性的ですね。
赤茶色っぽい葉っぱが先に出てから、花が咲き、葉はだんだんと色が薄くなっていく?



天川はもみじも多いです。



雨が強くなってきました。





天川村、カツラの大木も新たな葉っぱをたくさんつけています。



不動滝。



ここで今夜の宿探し、翌日の朝は玉置神社で撮影したかったので、
十津川村の民宿に電話、当日の夕方に「今夜泊まれます?」なので、
三軒目にてようやく、OKをいただけた宿が見つかりました。
夕食も用意してくれるということで、ほっとひといき。

県道53号線で天川村から五條市大塔町へ抜け、十津川村を目指します。



たどり着いた民宿は、二津野ダム湖畔にある「やまとや」さん。
美味しい夕食をいただき、静かで景色の良い部屋に泊めていただきました。

つづく。

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フォトスクールとっておき 110回目

2017-06-08 08:00:00 | 機材&撮影メモ

4月20日はフォトスクールの撮影実習で、
奈良県東吉野村の高見の郷を訪れました。
標高650mほどの丘にしだれ桜ばかりを植樹した花園となっています。

僕は三年ぶりの訪問になりますか、その時と比べると、
平日でも駐車場がすごい混雑で、かなり有名な花見スポットになってきたようですね。

今年は満開前に暴風で蕾がかなり飛ばされてしまったとか。
たしかに花がまばらで、前に見た時と比べるとかなりスカスカな気がしました(笑。

そんなことで、環境のせいにしてはいかんですが、
人が多すぎて少し気疲れしたこともあって、
あまり写真は撮れませんでした。



光も弱くてねぇ。
朧月のようなお日様。



周りの桜色に誘われたかのように、ピンクの新芽を出していました。



広めの風景は狙いづらいので、
切り取りでがんばってみるか?



このような写真ではピントはどこに?
僕は輪郭に持っていきがちですが、わかりにくいですね。
色々と撮っておかないと、後で選べませんね。



山並みをイメージして。



まぁ、また良い年もあるでしょう。



まだたくさんの若い樹が植えられていて、これからも楽しみな高見の郷であります。



また数年後に行ってみようかな。

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