
2007年5月20日、白山公園に隣接する県政記念館。建築時期は明治16年3月、建築面積:680㎡(延1,208㎡)、設計監督:星野 総四郎 、文化財指定:昭和44年3月12日
以下、新潟県のHPからの概要です。(http://www.pref.niigata.jp/kyoiku/bunkagyosei/bungyo/kensei/hall.html)
新潟県会議事堂は、木造2階建、漆喰壁、屋上に尖塔をのせた左右対称の堂々たる建物で、中には議場を始め、知事室、議長室、委員室など14の部屋があります。外回りでは、白亜の建物の角を縁取る隅石(すみいし)、正面の玄関車寄せとバルコニー、歯形飾りのある軒蛇腹、両翼の棟の擬宝珠(ぎぼし)形の妻飾り、風見をもつ八角尖塔などが目を引きます。
内部では、議場の大空間を構成しているトラス小屋組、傍聴席を支える柱頭飾り付き鉄柱列、上げ下げ式のギヤマン窓、室内天井に残る漆喰彫刻など、各所に明治の先人のすぐれた技術や工夫の跡が見られます。総じて、伝統と洋式を織り交ぜたいわゆる擬洋風建築の代表的なもので、文明開化期特有のはつらつとした個性美がうかがわれます。
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