2009年9月21日(月)[4]、まず最初にサインシャンドの町全体を見下ろすことができる丘の上に案内された。砂漠の中のオアシスという感じはしない。緑がほとんどない砂漠に埋もれそうな町という感じだ。
この地域は風も強いらしく飛砂も大きな問題となっている。日本の黄砂は中国の黄土高原からだけでなく、このゴビ砂漠からのものもかなり含まれるのではないかと思われる。その意味でもゴビ砂漠の緑化は両国の利害が一致するプロジェクトになるはずである。すでに日本からもいくつかのパーティが入っているようだが、東西1,900㎞、南北850㎞の広大な砂漠の中で成果を出すには気の遠くなるほどの時間と経費がかかる。ポイントを定めた展開が必要だ。
郊外には、緑化試験地が造成されて植栽試験が始まっていた。よく見ると、一昨年まで我々が中国黒竜江省のチチハル周辺でJICAの技術協力として行ってきた生態林造成事業の時の樹種とほとんど同じであった。考えて見れば緯度もほぼ同じで、チチハルは内モンゴル自治区を挟んでゴビ砂漠の東端とはそれほど離れてはいない。何とか計画書は書けそうだ。
〈砂漠に埋もれそうなサインシャンドの町〉
〈すでに県によって砂漠緑化のための試験地が設定されている〉
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