2011年4月17(日)、今年初めての角田山(481.7m)登山である。今月に入ってから弥彦山(634.0m)に2度行って、春の草花の咲いているのを見たので、今日はこれからのシーズンのための足慣らしを兼ねて山頂をめざした。 ところが今日は天気も良く、カタクリやユキワリソウなどの花々が満開となっているためすごく登山者が多い。 登り始めから行列ができていて、時々先がつっかえて列が止まるほどである。 何回も角田山に登ったが、イベント以外でこんなに人が多いのは初めてである。 さすがに今日はカタクリの群生の中を歩くという感じで見ごたえがあった。 しかし、あまり天気が良すぎて花も葉も光っていて、おまけに陰影が強く写真にはうまく撮れない。 山頂も大勢の登山者でにぎわっていた。 登っているときは暑くて汗をかいたが、山頂で早めの昼食を食べていると寒くなってきたので早々に下山。 夕方には大学時代の恩師の通夜があるため、昼過ぎには自宅に戻る。
〈今日はカタクリの群生を撮りたかったがうまくいかず、日本海を背景に尾根に咲くカタクリを撮る〉
〈登山道は珍しく行列となる。他のコースも混んでいたらしい。〉
〈山頂も次々登山者が登ってくる。〉
夕方6時からは、大学時代の恩師であるM先生(享年82歳)の通夜に出かける。 私の学生時代には彼はまだ助手であったけれど、散々ぶつかり合った相手である。 自宅にまで押し掛けて議論したこともあった。 あの頃奥さんにも迷惑をかけたに違いない。 しかし、その後もお互い好き勝手なことを言い合える不思議な関係が続いていた。 時々街でばったり出会ったときの笑顔が目に浮かぶ。 昨年胃がんで入院したことを後で知ったが、その後は回復して海外旅行などにも行けるようになったと聞いていた。 年賀状にももうほとんど回復して、地域のまちづくりに頑張っていると書かれていた。 ガンの再発のようだったが、亡くなる日の昼頃までは、来月の行事の打ち合わせなどを行っていたらしい。 我々にとってはもちろんであるが、ご家族も、多分本人にとってもその夜に亡くなるなんて思ってもいなかったに違いない。 考えてみれば幸せな死に方だったと思う。 ご冥福を祈りたい。
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